Quantcast
Channel: 散歩日記X
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4490

小樽の締めはいつもここ

$
0
0
小樽にやってきたら、最後はバー「A」で締めるしかない。結構腹いっぱいになってからの訪問。開店直後とあって、先客は無く、マスター満身の歓迎を受ける。いつ来てもいいよなあ。



さて、今回は昼酒が1杯少なかったものの、先ほど燗酒を2合飲んでしまった。ちょっと先行きが心配なので、ハイボールからスタートする。いつも1杯目に頼むジンフィズは、ダブル近いジンが入っているので危険なのだ。

軽く通しをつまみながら飲んでいると、2番目の客が到着。随分古くからの客らしく、「マスター、確かこの店始めた時はここじゃなかったよね」などと話をしている。マスターの話を聞くと、来年で開店50年なのだが、この場所では約40年、その前の店はここから近くにあったそうなのだ。「うちより古いとなると「C」とかね、2、3軒あるみたいですけど」だそうだ。

「この辺もどんどん変わってきたよね」と年配客氏。バー「A」の斜め前も更地になっているし、とても恐ろしくて入れなかった「うきよみらくセンター」の建物も取り壊されたらしい。

来年の4月1日に50周年を迎える「A」だが、マスター曰く「これまでも周年行事ってやったことがないんですよ。でも50周年は皆さんが何かやれと。来年の4月1日の前後1週間は雲隠れしちゃおうかな、なんて」とのこと。地元の常連客が大勢つめかけるのだろうが、私もちょっと来て見たいかも。

「昔の小樽はさあ、…」と年配客氏の昔話を聞きつつ、2杯目はシャンゼリゼ、3杯目はマンハッタンとオーソドックスなカクテルを飲む。この方、妙な自慢話を挟まない昔話が実に上手く、ついいろいろと聞いてしまった。

 

ここでママが到着。何か酒の会の催しがあったようで、そこから流れて来た客も大勢いる。よし、じゃあ最後にスーパーニッカストレートだな(「渋いだろ、俺」という雰囲気を出してみた)。



これをグイと飲みほして、外に出る。今日も楽しい小樽だった。やっと月食の始まった月を見つけたが、小さなデジカメではせいぜいこんなもんだ。



近くのバス停も20時を過ぎると札幌行きのバスがまばらになり、約15分待ち。途中眠らず、無事に家に帰る。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 4490

Trending Articles