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奇跡のカクテル

今週は無性に長かった。ぐったりしたまま、すすきののバー「N」へ。さっさと帰れば良いという話もあるが、ちょっと寄り道をしたいのだ。そんな気分をふっ切る1杯目のカクテルは、少々バカっぽくブルーハワイだ。

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しかしこのカクテル、決して馬鹿にしたものではなく、ラム酒を強めに、生のパイナップルジュースを使うと実に旨い。

2杯目は古いカクテルブックからメモしておいたモンタナ。ブランデー+ポートワイン+ベルモットのカクテル。ベルモットがドライなのかスイートなのかメモから漏れていたのだが、私の判断でスイートベルモットにさせてもらった。

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おお、これは何となく王道的クラシックカクテルだね。

実はカクテルメモの中に、謎の「スウェディッシュパンチ」という材料が使われているものがあって、自分でも何故メモしたのか不思議に思っていた。これまで未だかつて聞いたことのない酒だったので、多分作ってもらえないと思えるからだ。

しかし、他に客が誰もいないので「スウェディッシュパンチって聞いたことあります?」とNさんに聞いてみた所、「確か…、東京のお客さんから頂いたのですが、スウェディッシュパンチって書いてありますね」とボトルが発見されてしまった。

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じゃ早速ということで、ディキディキというカクテルを注文。カルヴァドス+スウェディッシュパンチ+グレープフルーツジュースのカクテルである。

飲んでみると、グレープフルーツで爽やかになりすぎそうな所を、スウェディッシュパンチの甘さとスパイス感のおかげで、ぐっと深みの出た味わいとなった。

ついでにスウェディッシュパンチをストレートでちょっとだけ味見させてもらい、これでちょうどボトルが空になった。何とも奇跡的な出会いで、すっかり機嫌をよくして帰宅。但し、猛吹雪が始まっていた。

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