今日は北大→大丸→たぴお→時計台→さいとう→スカイホール→三越→資料館→近美と軽めの9か所。
■北海道大学総合博物館「知られざるクリル・カムチャッカ」。サハリンの画家が紹介されていたが、大体はパネル展示か、ガラスケースに入ったリーフレットであり、ちょっと残念。実際の絵画作品としては3点セットと他1点の展示であった。比較的、写実・素朴な風景画である。
パネルでは1960年頃にできた「シコタン・グループ」というのが紹介されていた。ロシャコフという画家が、知人の勧めでやってきた色丹島が気に行った所から始まったらしい。
色丹島と共に、国後島の爺々岳が良く画題にされたらしい。パネルで見る限り、独特の個性的風景画に見える(以前に見た、フィンランド風景がにも似た所がある)。
色丹島には水産加工場もあったため、ソ連各地から若い女性労働者もやってきたのだとか。写真じゃ良く見えないと思うが、次のパネルの左下、ユーリー・ヴォルコフ「色丹島の女の子」に描かれているのは、かなりのミニスカ女子3人で、パンク調と言ってもいいような雰囲気なのである。
しかしこのシコタン・グループもソ連の崩壊と共に活動をやめる。グループメンバーは逝去した人もおり、今でも時折思い出の中の色丹島を描く人もいるそうだ。
なお、近くに提携博物館の展示ケースがあった。次の写真は「インドネシア国立パジャジャラン大学地質学部」のものらしい。
次は「サハリン州郷土博物館」のものである。中央にある文様は何となくアイヌ文様を思わせる。
■ギャラリーたぴお「高田稔個展」。ある作品に「WELCOME HAPPY WEDDING」という文字が描かれているが、他の作品を含めても結婚式を思わせるものは一切ない。いつもの子供と犬が海を眺めているシーンだ。
■時計台ギャラリー「サッポロ未来展」。今展はノボシビルスクにも行くため、ロシア語での名前・作品名表示があった。
佐藤仁敬「ツミキノミライ」:これまでのシリーズでは人物の顔は描かれていなかったが、この作品は積み木で遊ぶ女性が薄笑いをうかべている。
柴田那奈「雪峰」:やや上方から雪山にいる白豹を描いた作品。スケール感の大きい構図がいい。
佐藤広野「A place to place them」:団地の裏で遊ぶ子供。何となく懐かしい雰囲気。
田村美樹「現実歪曲」:手のボウルにプチトマトを入れ、頭上にトマトを浮かべる女性。何だか異様な目力だ。
A,B室で「同じような女性を描いた画が多いな」と思ったのだが、全体としてはやはり良い展覧会だ。
■スカイホール「もうひとつのかぐや姫 絵本原画展」。幾何学的なかぐや姫が登場する、ちょっと面白い連作作品。
残りはまた土曜日に回りたいと思う。
■北海道大学総合博物館「知られざるクリル・カムチャッカ」。サハリンの画家が紹介されていたが、大体はパネル展示か、ガラスケースに入ったリーフレットであり、ちょっと残念。実際の絵画作品としては3点セットと他1点の展示であった。比較的、写実・素朴な風景画である。
パネルでは1960年頃にできた「シコタン・グループ」というのが紹介されていた。ロシャコフという画家が、知人の勧めでやってきた色丹島が気に行った所から始まったらしい。
色丹島と共に、国後島の爺々岳が良く画題にされたらしい。パネルで見る限り、独特の個性的風景画に見える(以前に見た、フィンランド風景がにも似た所がある)。
色丹島には水産加工場もあったため、ソ連各地から若い女性労働者もやってきたのだとか。写真じゃ良く見えないと思うが、次のパネルの左下、ユーリー・ヴォルコフ「色丹島の女の子」に描かれているのは、かなりのミニスカ女子3人で、パンク調と言ってもいいような雰囲気なのである。
しかしこのシコタン・グループもソ連の崩壊と共に活動をやめる。グループメンバーは逝去した人もおり、今でも時折思い出の中の色丹島を描く人もいるそうだ。
なお、近くに提携博物館の展示ケースがあった。次の写真は「インドネシア国立パジャジャラン大学地質学部」のものらしい。
次は「サハリン州郷土博物館」のものである。中央にある文様は何となくアイヌ文様を思わせる。
■ギャラリーたぴお「高田稔個展」。ある作品に「WELCOME HAPPY WEDDING」という文字が描かれているが、他の作品を含めても結婚式を思わせるものは一切ない。いつもの子供と犬が海を眺めているシーンだ。
■時計台ギャラリー「サッポロ未来展」。今展はノボシビルスクにも行くため、ロシア語での名前・作品名表示があった。
佐藤仁敬「ツミキノミライ」:これまでのシリーズでは人物の顔は描かれていなかったが、この作品は積み木で遊ぶ女性が薄笑いをうかべている。
柴田那奈「雪峰」:やや上方から雪山にいる白豹を描いた作品。スケール感の大きい構図がいい。
佐藤広野「A place to place them」:団地の裏で遊ぶ子供。何となく懐かしい雰囲気。
田村美樹「現実歪曲」:手のボウルにプチトマトを入れ、頭上にトマトを浮かべる女性。何だか異様な目力だ。
A,B室で「同じような女性を描いた画が多いな」と思ったのだが、全体としてはやはり良い展覧会だ。
■スカイホール「もうひとつのかぐや姫 絵本原画展」。幾何学的なかぐや姫が登場する、ちょっと面白い連作作品。
残りはまた土曜日に回りたいと思う。