今日は「もうはじまってるよ! SIAF2017」という催しものに参加してきた。まずは、札幌国際芸術祭プロジェクトマネージャーの漆崇博(ともう一人の女性)へのインタビューが行われた。以下、聞き書きなので、内容が正確でなかった場合はすべて私の責任である。なお、答える側が複数であり、かつ、答える側もいろいろ手を変え品を変えて回答しているので、アンサーが連続している場合がある。
Q)次の札幌国際芸術祭(以下、SIAF)に向けて、どんなことが行われているのか。
A)大風呂敷プロジェクトというのをやっている。後はつららをメディアにするということを考えている。
Q)芸術は身近なものなのか。
A)SIAFは街中、生活空間でもやる。例えば市電をテーマにしたプロジェクトを考えている。電車そのものはアートではないが、当たり前の物に視点を加えるということ。他にもコレクティブオーケストラという、楽器を弾けなくてもいい、その場限りのイベントもある。
Q)アートって何か、芸術とイコールか。
A)アートは自分を認識する装置だと思う。アートを見るといろいろな感情が湧く。また逆にものすごく作り込まれていても何も感じないということもある。それはそれで一つの出来事だ。
A)アートには答えがない。しかし、例えば「家族」だって分かっているようで実は答えがない。人それぞれ。アートだけ分からないと悩むのは変だ。分からなくて良いと思う。
A)他のエンターテインメントには何も考えずに「楽しみたい」という側面がある。アートには考える要素があり、そういうものであってほしいと思う。
A)デザインや広告は大多数の人が同じことを思ってほしいというもの。アートは100人いれば100通りの考えがあっていい。
Q)札幌で芸術祭を作り上げる意味は。
A)札幌市としてやるばあい、税金の話は必ず出てくる。それでいいと思う。疑問を一つづつ考えてみる機会になる。人、場所、カネ、疑うチャンスである。受け入れて「これでいい」と思わなくていい。
Q)パンフレットに「芸術祭ってなんだ?」とあるが、これがメインテーマか。
A)テーマは一人が提示するものではない。皆で考えるもの。
Q)こういうことに関わるようになった理由は。
A)作り手と見る側の間に立つ人がいないと思った。そんな中でアーティストinスクールを始めた。その辺がきっかけ。
Q)芸術祭への入口は何か。
A)SIAFラボで日常の取り組みをやっている。イベントをただ打ち上げるというのは好きではない。ボランティアプロジェクトもキックオフした。これも「何をして下さい」というよりは、どんな活動をしたらよいか考えるミーティングのようなもの。枠組みを提供します、じゃなくて、主体的に考えるようになってほしい。それが気に入らなければ、自分で「これやりたい」でも構わない。
続いて、参加者に書いてもらったアンケートが紹介された。
Q)「作品」ってなんだ?
A)一方通行じゃないもの。
A)意識したことがないが、「作品」と呼んでしまえばそれがそうなる。
A)作者の思いがあり、媚びてないもの。媚びると商品になる。
A)自然が作るものも作品。
A)かたく言うと作者のコンセプトがあるもの。できればその中でも「美」(美の定義はゆるくて良いが)があってほしい
Q)「ワクワク」したこと
A)ファイターズ優勝、コンサドーレ首位 → それは予定を超えた盛り上がり、一体感ということか → ある種の普遍性があったときに、皆で盛り上がれる → もっと掘り下げてみるべき。ただ地元だからファンというだけではないのでは。
A)道に迷ったとき、意外と親切に教えてくれる人が多かった。人間捨てたもんじゃない。
Q)「モヤモヤ」したこと
A)人間関係
A)友達と価値観の違いで言い合いになった → コミュニケーションはいいことばかりじゃなく、言い合い、喧嘩になることもある
A)さっき、商品はアートではないという人がいたが、利便性の追求と芸術は必ずしも相反しないのでは?
A)前回のSIAFで気に入らなかったのだが、見る気がない人もカウントしていた。それから作品の意図が分からないので質問したら、そこにいた人が何も答えられなかった。答えは一つではないが、何を表現しようとしているのかぐらい答えられないのはおかしい。
最後に漆崇博より。
「色々な意見を出す場ができればよい。自分にとっての「こう思う」を表明できる。芸術祭についてよく質問されるが、一度考えてみてほしい。そうしないと何も発展していかないと思う。幸いなことに次のSIAFまで9カ月ある」。
という内容であった。一般の人の発言については私が再構成しているので短めになっているが、気持ちは分かるが話が取っ散らかり、なんだかなあと思わせる人が結構いた。もちろん、話を論理的に構成できる人だけが話して良いという訳ではないが、余りにも人に伝わる話し方をできない人は困ったものである。主催者側が1人の連続した発言は1分までとか、制限をつけて話をコントロールすべきなのかもしれないな。
Q)次の札幌国際芸術祭(以下、SIAF)に向けて、どんなことが行われているのか。
A)大風呂敷プロジェクトというのをやっている。後はつららをメディアにするということを考えている。
Q)芸術は身近なものなのか。
A)SIAFは街中、生活空間でもやる。例えば市電をテーマにしたプロジェクトを考えている。電車そのものはアートではないが、当たり前の物に視点を加えるということ。他にもコレクティブオーケストラという、楽器を弾けなくてもいい、その場限りのイベントもある。
Q)アートって何か、芸術とイコールか。
A)アートは自分を認識する装置だと思う。アートを見るといろいろな感情が湧く。また逆にものすごく作り込まれていても何も感じないということもある。それはそれで一つの出来事だ。
A)アートには答えがない。しかし、例えば「家族」だって分かっているようで実は答えがない。人それぞれ。アートだけ分からないと悩むのは変だ。分からなくて良いと思う。
A)他のエンターテインメントには何も考えずに「楽しみたい」という側面がある。アートには考える要素があり、そういうものであってほしいと思う。
A)デザインや広告は大多数の人が同じことを思ってほしいというもの。アートは100人いれば100通りの考えがあっていい。
Q)札幌で芸術祭を作り上げる意味は。
A)札幌市としてやるばあい、税金の話は必ず出てくる。それでいいと思う。疑問を一つづつ考えてみる機会になる。人、場所、カネ、疑うチャンスである。受け入れて「これでいい」と思わなくていい。
Q)パンフレットに「芸術祭ってなんだ?」とあるが、これがメインテーマか。
A)テーマは一人が提示するものではない。皆で考えるもの。
Q)こういうことに関わるようになった理由は。
A)作り手と見る側の間に立つ人がいないと思った。そんな中でアーティストinスクールを始めた。その辺がきっかけ。
Q)芸術祭への入口は何か。
A)SIAFラボで日常の取り組みをやっている。イベントをただ打ち上げるというのは好きではない。ボランティアプロジェクトもキックオフした。これも「何をして下さい」というよりは、どんな活動をしたらよいか考えるミーティングのようなもの。枠組みを提供します、じゃなくて、主体的に考えるようになってほしい。それが気に入らなければ、自分で「これやりたい」でも構わない。
続いて、参加者に書いてもらったアンケートが紹介された。
Q)「作品」ってなんだ?
A)一方通行じゃないもの。
A)意識したことがないが、「作品」と呼んでしまえばそれがそうなる。
A)作者の思いがあり、媚びてないもの。媚びると商品になる。
A)自然が作るものも作品。
A)かたく言うと作者のコンセプトがあるもの。できればその中でも「美」(美の定義はゆるくて良いが)があってほしい
Q)「ワクワク」したこと
A)ファイターズ優勝、コンサドーレ首位 → それは予定を超えた盛り上がり、一体感ということか → ある種の普遍性があったときに、皆で盛り上がれる → もっと掘り下げてみるべき。ただ地元だからファンというだけではないのでは。
A)道に迷ったとき、意外と親切に教えてくれる人が多かった。人間捨てたもんじゃない。
Q)「モヤモヤ」したこと
A)人間関係
A)友達と価値観の違いで言い合いになった → コミュニケーションはいいことばかりじゃなく、言い合い、喧嘩になることもある
A)さっき、商品はアートではないという人がいたが、利便性の追求と芸術は必ずしも相反しないのでは?
A)前回のSIAFで気に入らなかったのだが、見る気がない人もカウントしていた。それから作品の意図が分からないので質問したら、そこにいた人が何も答えられなかった。答えは一つではないが、何を表現しようとしているのかぐらい答えられないのはおかしい。
最後に漆崇博より。
「色々な意見を出す場ができればよい。自分にとっての「こう思う」を表明できる。芸術祭についてよく質問されるが、一度考えてみてほしい。そうしないと何も発展していかないと思う。幸いなことに次のSIAFまで9カ月ある」。
という内容であった。一般の人の発言については私が再構成しているので短めになっているが、気持ちは分かるが話が取っ散らかり、なんだかなあと思わせる人が結構いた。もちろん、話を論理的に構成できる人だけが話して良いという訳ではないが、余りにも人に伝わる話し方をできない人は困ったものである。主催者側が1人の連続した発言は1分までとか、制限をつけて話をコントロールすべきなのかもしれないな。