倶知安駅前には岩内行きのバスが止まっていた。もう少し時間があるなと水を購入し、トイレへ。倶知安駅には外国人旅行客の事も考えてか、カッコいいインフォメーションセンターがある。
さて、と駅を出ると、あれバスがいない。あれれ、向こうの方に岩内行きのバスが走っていくぞ。慌てて停留所に行ってみると、自分が記憶していたバスの発車時刻は小樽行きのものであり、岩内行きはもっと前だったのである。
困ったものの、岩内行き直通バスは1時間20分後にしかない。これはどうしようもないかととりあえず小樽方面のバスに乗ることにした。
バスに乗ってからいろいろと調べてみると、国富事業所でこのバスと岩内行きのバスが接続するようだ。しかし、そこでは待ち時間が長すぎるので、無駄を承知で大江農協まで行くことにした。しばらくして大江農協に到着。辺りには何もない。
交通費も結構馬鹿にならないくらいかかってしまったが、パラパラ小雨が降っているので、ここでの接続にして正解だろう。
そしてまた逆戻りして、岩内へと向かう(何だか、TV番組の路線バスの旅のようだ)。
やっと岩内に到着。とりあえず道の駅に行ってみる。
雪が結構積もっていたはずなのだが、今日はかなり気温が高く、小雨が降っている。そのせいで、岩内バスターミナル前の路面はぐちゃぐちゃなのである。またこの辺はレンガ張りのしゃれた舗装にしているため、やたらと水捌けが悪く、歩きにくい。もう少し考えてほしいなあ。
転倒しそうになりながら、木田金次郎美術館にやっと到着。
■木田金次郎美術館「木田金次郎の本棚」。
「輝く羊蹄山」:赤富士ならぬ、赤蝦夷富士。木田の筆も地元の山を描けば一層冴える。
「大火直後の岩内」:太陽が緑に塗られているのだが、これは火災の炎が目に焼き付いた結果の補色ではあるまいか。
「牡丹」:朝のドラマでやっていた、とと姉ちゃんのモデルだった人が所有していたそうだ。これに限らず、木田の作品は個人蔵のものがかなり多いように思う。
久しぶりに見に来たこの美術館の収蔵作品もさることながら、「本棚」がテーマというのが興味深い。地方(はっきり言うと田舎だろう)に住んでいた木田はなかなか最新の芸術に直接触れることができず、代わりに本をむさぼり読むようにして知識を吸収していたのだろう。とは言え、意外といろいろな人との交流もあったようで、やはり木田という人物に魅力があったのだろうなと感じさせるものがあった。
■木田金次郎美術館「平成の「生まれ出づる悩み」展2016」。
高間鈴音(高ははしご高)「Singer」:バーでギターを持つ熊男だろうか。タッチに音楽的なものを感じる。
酒森夏海「空のキャンバス1」:夕焼けに光る雲を広角レンズで写したような作品。ストレートでいい。
池田さやか「hands up」:無表情で手を上げる女性の不思議な画。色々とシチュエーションを考えさせられる。
過去の入賞者の近作もあったが、唐神知江「sky flow」が良かった。空が筆の勢いで流れるように描かれ、対する大地(いや、青が入っているので空を映す水だろうか)も流れるかのような勢いがある。
静かに見ることができて(他の入場者2名)、良い展覧会だったが、もう少し人が入っても良いと思うなあ。
さて、と駅を出ると、あれバスがいない。あれれ、向こうの方に岩内行きのバスが走っていくぞ。慌てて停留所に行ってみると、自分が記憶していたバスの発車時刻は小樽行きのものであり、岩内行きはもっと前だったのである。
困ったものの、岩内行き直通バスは1時間20分後にしかない。これはどうしようもないかととりあえず小樽方面のバスに乗ることにした。
バスに乗ってからいろいろと調べてみると、国富事業所でこのバスと岩内行きのバスが接続するようだ。しかし、そこでは待ち時間が長すぎるので、無駄を承知で大江農協まで行くことにした。しばらくして大江農協に到着。辺りには何もない。
交通費も結構馬鹿にならないくらいかかってしまったが、パラパラ小雨が降っているので、ここでの接続にして正解だろう。
そしてまた逆戻りして、岩内へと向かう(何だか、TV番組の路線バスの旅のようだ)。
やっと岩内に到着。とりあえず道の駅に行ってみる。
雪が結構積もっていたはずなのだが、今日はかなり気温が高く、小雨が降っている。そのせいで、岩内バスターミナル前の路面はぐちゃぐちゃなのである。またこの辺はレンガ張りのしゃれた舗装にしているため、やたらと水捌けが悪く、歩きにくい。もう少し考えてほしいなあ。
転倒しそうになりながら、木田金次郎美術館にやっと到着。
■木田金次郎美術館「木田金次郎の本棚」。
「輝く羊蹄山」:赤富士ならぬ、赤蝦夷富士。木田の筆も地元の山を描けば一層冴える。
「大火直後の岩内」:太陽が緑に塗られているのだが、これは火災の炎が目に焼き付いた結果の補色ではあるまいか。
「牡丹」:朝のドラマでやっていた、とと姉ちゃんのモデルだった人が所有していたそうだ。これに限らず、木田の作品は個人蔵のものがかなり多いように思う。
久しぶりに見に来たこの美術館の収蔵作品もさることながら、「本棚」がテーマというのが興味深い。地方(はっきり言うと田舎だろう)に住んでいた木田はなかなか最新の芸術に直接触れることができず、代わりに本をむさぼり読むようにして知識を吸収していたのだろう。とは言え、意外といろいろな人との交流もあったようで、やはり木田という人物に魅力があったのだろうなと感じさせるものがあった。
■木田金次郎美術館「平成の「生まれ出づる悩み」展2016」。
高間鈴音(高ははしご高)「Singer」:バーでギターを持つ熊男だろうか。タッチに音楽的なものを感じる。
酒森夏海「空のキャンバス1」:夕焼けに光る雲を広角レンズで写したような作品。ストレートでいい。
池田さやか「hands up」:無表情で手を上げる女性の不思議な画。色々とシチュエーションを考えさせられる。
過去の入賞者の近作もあったが、唐神知江「sky flow」が良かった。空が筆の勢いで流れるように描かれ、対する大地(いや、青が入っているので空を映す水だろうか)も流れるかのような勢いがある。
静かに見ることができて(他の入場者2名)、良い展覧会だったが、もう少し人が入っても良いと思うなあ。