ホテルを出て、今日は阪神電鉄で梅田から神戸に移動。さらば大阪。
展覧会めぐりも最後となる今日、兵庫県立美術館に向かう。最寄り駅から7~8分くらいのところに美術館があるのだが、どうもそこに向かっていると思われる人が目立つようだ。これは混雑しているのかな?
→美術館の上に「美かえる」というド派手な像が飾ってある。
■兵庫県立美術館「怖い絵展」。
ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス「オデュッセウスに杯を差し出すキルケー」:見たかったウォーターハウスの作品。私の場合、女に迷うというより、酒が好きですぐ飲んでしまいそうだ。
ハーバート・ジェイムズ・ドレイパー「オデュッセウスとセイレーン」:魅力と怖さを兼ね備えたセイレーン。
ギュスターヴ=アドルフ・モッサ「飽食のセイレーン」:口の辺りに血が付き、目が人の目をしていないセイレーン。どちらかというと鳥だね。
ジャン・ラウー「ソロモンの判決」:子を取り合う女性2人に、「じゃあ刀で切り分けろ」と無茶を言うソロモン王。大岡裁きの原型だそうだ。
ギュスターヴ=アドルフ・モッサ「彼女」:男の死体多数の上に座る巨大な女。うわ、禍々しい。
ポール・セザンヌ「殺人」:女性を殺している夫婦二人組だろうか? セザンヌもこういう画を描いていたのか。
ジョン・バイアム・リストン・ショー「人生とはこうしたもの」:舞台俳優と女優のようにキスをする二人。その後ろには不気味に笑うピエロがいる。訳が分からないだけに怖いというところか。
フォード・マドックス・ブラウン「ユングフラウのマンフレッド」:ユングフラウから身投げをしそうになっている男。足元に無数のためらった足跡が残っているのが恐ろしさを感じさせる。
マックス・クリンガー「死の島(ベックリンの原画による)」:私が実物を見たい作品の一つがベックリンの「死の島」。これはクリンガーの版画だが、それでもうれしい。小舟に乗った白衣の人物はかなり不気味だ。
ポール・ドラローシュ「レディ・ジェーン・グレイの処刑」:今回のおそらく目玉作品。実物を見ていると、描かれている人物が等身大くらいの巨大サイズなのだ。目の前で行われているかのような処刑、これはインパクト強い。
ジャック=エドゥアール・ジャビオ「メデューズ号の筏(テオドール・ジェリコー作品の模写)」:これも有名作品の写しだね。全体の明るさが同じトーンなのが意外。ジェリコーの作品は明暗がくっきりしていなかったっけ?
全体に魅力ある作品が多く、これまで聞いたことも無いような画家の作品でも怖さというか魅力あるものが多かった。ある種のテーマに特化した展覧会なので、マニアック画家が活躍する余地が十分あるということかもしれない。
入場券を購入するところには100人くらい並んでいただろうか。今回の旅程中、最も混雑した展覧会だった。「バベルの塔展」「西大寺展」がそれなりに人はいるものの、混雑というレベルには程遠かったので、ちょっと油断していた。これ、展覧会の魅力の違いなのだろうか。それとも、大阪と神戸の人の違いなのだろうか(これ以上書くと、ゴニャゴニャ…)。
この後、常設展、「青木千絵展 漆黒の身体」を見るが、これは別項で紹介することにしよう。
展覧会めぐりも最後となる今日、兵庫県立美術館に向かう。最寄り駅から7~8分くらいのところに美術館があるのだが、どうもそこに向かっていると思われる人が目立つようだ。これは混雑しているのかな?
→美術館の上に「美かえる」というド派手な像が飾ってある。
■兵庫県立美術館「怖い絵展」。
ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス「オデュッセウスに杯を差し出すキルケー」:見たかったウォーターハウスの作品。私の場合、女に迷うというより、酒が好きですぐ飲んでしまいそうだ。
ハーバート・ジェイムズ・ドレイパー「オデュッセウスとセイレーン」:魅力と怖さを兼ね備えたセイレーン。
ギュスターヴ=アドルフ・モッサ「飽食のセイレーン」:口の辺りに血が付き、目が人の目をしていないセイレーン。どちらかというと鳥だね。
ジャン・ラウー「ソロモンの判決」:子を取り合う女性2人に、「じゃあ刀で切り分けろ」と無茶を言うソロモン王。大岡裁きの原型だそうだ。
ギュスターヴ=アドルフ・モッサ「彼女」:男の死体多数の上に座る巨大な女。うわ、禍々しい。
ポール・セザンヌ「殺人」:女性を殺している夫婦二人組だろうか? セザンヌもこういう画を描いていたのか。
ジョン・バイアム・リストン・ショー「人生とはこうしたもの」:舞台俳優と女優のようにキスをする二人。その後ろには不気味に笑うピエロがいる。訳が分からないだけに怖いというところか。
フォード・マドックス・ブラウン「ユングフラウのマンフレッド」:ユングフラウから身投げをしそうになっている男。足元に無数のためらった足跡が残っているのが恐ろしさを感じさせる。
マックス・クリンガー「死の島(ベックリンの原画による)」:私が実物を見たい作品の一つがベックリンの「死の島」。これはクリンガーの版画だが、それでもうれしい。小舟に乗った白衣の人物はかなり不気味だ。
ポール・ドラローシュ「レディ・ジェーン・グレイの処刑」:今回のおそらく目玉作品。実物を見ていると、描かれている人物が等身大くらいの巨大サイズなのだ。目の前で行われているかのような処刑、これはインパクト強い。
ジャック=エドゥアール・ジャビオ「メデューズ号の筏(テオドール・ジェリコー作品の模写)」:これも有名作品の写しだね。全体の明るさが同じトーンなのが意外。ジェリコーの作品は明暗がくっきりしていなかったっけ?
全体に魅力ある作品が多く、これまで聞いたことも無いような画家の作品でも怖さというか魅力あるものが多かった。ある種のテーマに特化した展覧会なので、マニアック画家が活躍する余地が十分あるということかもしれない。
入場券を購入するところには100人くらい並んでいただろうか。今回の旅程中、最も混雑した展覧会だった。「バベルの塔展」「西大寺展」がそれなりに人はいるものの、混雑というレベルには程遠かったので、ちょっと油断していた。これ、展覧会の魅力の違いなのだろうか。それとも、大阪と神戸の人の違いなのだろうか(これ以上書くと、ゴニャゴニャ…)。
この後、常設展、「青木千絵展 漆黒の身体」を見るが、これは別項で紹介することにしよう。