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札幌芸術の森屋外美術館「札幌国際芸術祭2017 点音、CELL」

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本日はやっと時間が取れて、芸術の森に行くことにした。普段の土曜日はギャラリー巡りをせねばならず、日曜日は休養にあてているのだが、今週は3連休なのである。もっと早めにスタートすべきかと思ったが、札幌駅からの連絡バスに乗ることにし、札幌駅へ。

東コンコースに大風呂敷プロジェクトの展示がある。意識的に見たのは初めてかな?

 

その後、北口に移動し、乗車整理券を受け取り、バスを待つ。



この日、バスに乗ったのは約30名か。3連休の中日だが、明日は北海道に台風が来ることが予想されているので、少し多めだったのかもしれない。バスは創成川沿いを走り南下するが、昼食時にワインを飲んだ私は意識が遠のき、気がつくと札幌市立大学前のバス停であった。



札幌市立大前で5分の2、芸術の森入口で5分の2の乗客が降り、芸術の森センターまで最初に行く人間が一番少なかった。何となく嵐の予感がする中、屋外美術館へ。

■札幌芸術の森屋外美術館 鈴木昭男「点音」。点音とかいて「おとだて」。うーん、「おとだて」なら「音点」だろうと思うが(「野点」という言葉もある)、作者の造語か。これは「聴く」ことに重点を置いた展覧会らしい。元々屋外美術館に設置されている彫刻との関係性も考慮しながら、耳マークの足乗せ台に乗り、周囲の音を聞く。まずは、井上武吉「マイスカイホール85.7」へ

 

残念ながら、本日は風が強く、どこに行ってもほぼ同じ音しかしない。本当はそれぞれの場所でそれぞれの音に耳をすましたいところだった。また、一見して山の中に見える場所でも、遠くから自動車の(しかも暴走音のような)音がするのは興ざめだ。

いい具合に朽ちてきた、砂澤ビッキ「四つの風」。



まるで絵画作品の額か、タイムトンネルに対峙するかのようだ。



アントニー・ゴームリー「シャフトII」。一瞬、誰か人がいるのかと思った。そういえば、天候が怪しいせいか、ほとんど誰ともすれ違わない状況である。



李禹煥「関係項」。耳マークには彫刻作品と遠い所もあるため、要注意だ。



ホルスト・アンテス「人物1000」。



ダニ・カラヴァン「隠された庭への道」。ここでやっと風以外の音がした。



そして、ちょうど屋外美術館を周ってきたところで、日が差してきた。



ところで、途中には藤田陽介「CELL」が展示されている。これは土中で飼育・繁殖するアブの幼虫の音を聞くという作品。写真には幼虫を写したものもあるのだが、思った以上にグロい写真なので、ここでは伏せておこう。

 

芸術の森センターに入ると、顔出しパネルがあった。これ、昔からあったかな?

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