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20171103ギャラリー巡り

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本日は北大→大丸→HOKUBU→道新→大通→富士フイルム→三越(催事場、画廊)→スカイホール→さいとう→コンチネンタルの10か所。

■北海道大学総合博物館「常設展」。特別展はないが、所用があったため訪問。
今年から急に充実した北海道の民藝に関する展示だが、まさか木彫りの熊に触っていいとは思わなかった。せっかくなので、木肌や彫の具合を触って楽しんでみる。思ったより、この熊たちは軽いなというのが一番の印象だった。

 

「国境観光」ということで、小笠原あたりの写真パネル展示があった。



地質・鉱石に関する展示も充実したが、前回来た時には気がつかなかったものも多い。なぜかやたらに多種類の石が集まっている標本。これ、どうやってできるのだろうか?

 

「ものの比重を感じてみよう」ということで、水と同量の水銀が置いてあったが、想像を上回るほど重い。比重が13.5だからね(例えば、500mlのペットボトルに水銀が入っていたら、6.75kgになるので、簡単には持ち上がらない)。



■HOKUBU記念絵画館「「美事」と「聴覚の絵解き」」。
風分六捗「水奏譜」:実にカッチリした風景画。
二階武宏「夜航」:宇宙を行く、有機的なロボット鳥とでも言おうか。
柄澤齋「肖像ミケランジェロ」:宇宙を行くミケランジェロの頭部の形をした隕石。
北岡文雄「春鮒」:切り取られた小宇宙のような作品。

今回は版画作品がメインだったが、宇宙的なイメージの作品も多く、私好みの展覧会だったと思う。ところで、展覧会タイトルに「絵解き」とあるように、この展覧会では謎解きが出題されている。それを回答すると、先着で版画作品のプレゼントがあるらしい。

ならば挑戦してみるべきではないか、となるのだが、謎解きに集中すると頭の論理的回路が働くせいか、全くと言っていい程、作品が頭に入ってこない。どうやら頭の働く部分が全く異なっており、同時に働かせることができないような印象を受けた。時間の制約もあるため、謎解きをあきらめたのだが、それは言い訳でもあり、簡単には歯が立ちそうにない難易度なのだ。

謎解きをしてみたいという方は、それだけで30分~1時間程度は見たほうが良いのではないだろうか(鑑賞とは別に)。

疲れた頭をコーヒーと羊羹で休ませる。



■スカイホール「北海道札幌平岸高等学校デザインアートコース11期生卒業制作展」。楽しい展覧会。
隼野めい「Graffiti」:空飛ぶ鯨というのは良くあるパターンでもあるが、なかなか壮大なチョークアート作品。
山本藤香「美しい星」:宇宙人の姿が浮かぶラーメンの立体作品。とにかくよく作ってある。
泰地輝「 :タイトル無しなのかな? 金属の細長い棒を曲げて、四角の形を積み上げたようなイメージを作り出している。

大丸藤井セントラルの1階クリスマスディスプレイはモリケンイチによるもの。パッと見には気がつかないが、良く見ると怖いクリスマスである。



その他、三越の「大黄金展」では、今年の将棋ブーム(本当にブームなの?)にあやかってか、黄金の「金将」が展示されていた。コンチネンタルギャラリーの「椎名澄子彫刻展」もいい。風の吹くイメージを具象化すると、まさにこうなるという作品が展示されていた。

東急で恒例の「大薩摩展」。いつもの通り、小正酒造で芋焼酎を購入した。


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