歩いて約20分で三越前に到着。しかし東京はなんだかんだ言ってもオリンピック気分なのかね?
約10分前に三井記念美術館に到着すると、私より前に10人ほどの人が列を作っていた。並んで待つこと10分、2番手でエレベータに乗り込み会場へ。幸いなことにまだ混雑という感じは全然なく、スムーズに鑑賞ができた。
■三井記念美術館「驚異の超絶技巧! 明治工芸から現代アートへ」。
入口すぐに撮影できる作品が2点あった。これは嬉しい。
初代宮川香山「猫ニ花細工花瓶」。
高橋賢悟「origin as a human」。今回は現代作家の展示があるのも、一つの見ものである。
春田幸彦「有線七宝錦蛇川鞄置物「反逆」」:七宝でヘビ皮の鞄を表現しているのだが、「反逆」とあって、ヘビの頭部がグイっと飛び出て主張している。
三代正直「釣瓶に蝦蟇」:木目のある部分には、蝦蟇と小さなかたつむりを配置し、釣瓶はまるで鉄のような仕上がり(木彫・牙彫)。
前原冬樹「一刻:皿に秋刀魚」:テレビで見たことがあると思う。リアルな食べかけのサンマも凄いが、それが乗っている皿も含めて一木造というところに驚かされる。
稲崎栄利子「Arcadia」:陶芸らしいのだが、まるで星砂やサンゴに見える細かすぎるほどの造形は、もはや生き物だ。
安藤緑山「胡瓜」:これも見て無言にならざるを得ない作品。
山口栄紀「右心房左心房」:墨絵で描いた高速道路だが、右と左が反転した写真のように見える。しかし片側のみ車が走っており、動脈と静脈のモチーフになっているのだろう。
並河靖之「超に花の丸唐草文花瓶」:色彩が本当に素晴らしい作品。葉っぱのデザインがアールヌーボーを思わせる。
濤川惣助「舟鷺図皿」:絵付けをしたとしか思えない、無線七宝の作品。
本多與三郎「龍鳳凰唐草文飾り壺」:壺の表面を幾何学模様で区切り、その中をやり過ぎの七宝が埋め尽くす作品。
野原貞明「蔬菜図文庫」:野菜を表現するのはいい。
精巧山「雀蝶尽し茶碗」:内側の蝶の文様は、もはや目の限界。見えない!
安藤緑山「干柿」:あえて地味な題材をリアルに表現。
満田晴穂「自在蛇骨格」:いわゆる「自在もの」なのだが、約500のパーツでヘビの骨格を作り出している。まさに「どうかしている」作品。
正一「蛇」:自在ものを木のパーツで作成。金属でなくても可能なのか!
正阿弥勝義「古瓦鳩香炉」:これもテレビで見た、どう見ても瓦にしか見えない金工作品に小さなクモがとまっているもの。
前原冬樹「一刻:刀」:鉄さび模様の刀もさることながら、台座に無造作に打ってある釘までが一木という驚異の作品。
前原冬樹「一刻:有刺鉄線」:有刺鉄線とそれに絡みつく植物のつるを掘り出したもの。その辺に置いてあれば、誰も作品とは思わない出来。
本郷真也「流刻」:オオサンショウウオの実物大サイズ? 迫力ある。
臼井良平「Water」:ビニールに水を入れたものにしか見えないガラス作品。持った時の擬音が「タプン」としそう。
いやー、やっぱりすごかった。昔の作品は見たことがあるものもあったが、現代作家がやらかしていたのが収穫。とにかくどうかしてるぜ! のオンパレードで見ごたえのある展覧会だった。思わず図録も購入し、グッタリしたので、少し昼めしでも食べて休むことにするか。
約10分前に三井記念美術館に到着すると、私より前に10人ほどの人が列を作っていた。並んで待つこと10分、2番手でエレベータに乗り込み会場へ。幸いなことにまだ混雑という感じは全然なく、スムーズに鑑賞ができた。
■三井記念美術館「驚異の超絶技巧! 明治工芸から現代アートへ」。
入口すぐに撮影できる作品が2点あった。これは嬉しい。
初代宮川香山「猫ニ花細工花瓶」。
高橋賢悟「origin as a human」。今回は現代作家の展示があるのも、一つの見ものである。
春田幸彦「有線七宝錦蛇川鞄置物「反逆」」:七宝でヘビ皮の鞄を表現しているのだが、「反逆」とあって、ヘビの頭部がグイっと飛び出て主張している。
三代正直「釣瓶に蝦蟇」:木目のある部分には、蝦蟇と小さなかたつむりを配置し、釣瓶はまるで鉄のような仕上がり(木彫・牙彫)。
前原冬樹「一刻:皿に秋刀魚」:テレビで見たことがあると思う。リアルな食べかけのサンマも凄いが、それが乗っている皿も含めて一木造というところに驚かされる。
稲崎栄利子「Arcadia」:陶芸らしいのだが、まるで星砂やサンゴに見える細かすぎるほどの造形は、もはや生き物だ。
安藤緑山「胡瓜」:これも見て無言にならざるを得ない作品。
山口栄紀「右心房左心房」:墨絵で描いた高速道路だが、右と左が反転した写真のように見える。しかし片側のみ車が走っており、動脈と静脈のモチーフになっているのだろう。
並河靖之「超に花の丸唐草文花瓶」:色彩が本当に素晴らしい作品。葉っぱのデザインがアールヌーボーを思わせる。
濤川惣助「舟鷺図皿」:絵付けをしたとしか思えない、無線七宝の作品。
本多與三郎「龍鳳凰唐草文飾り壺」:壺の表面を幾何学模様で区切り、その中をやり過ぎの七宝が埋め尽くす作品。
野原貞明「蔬菜図文庫」:野菜を表現するのはいい。
精巧山「雀蝶尽し茶碗」:内側の蝶の文様は、もはや目の限界。見えない!
安藤緑山「干柿」:あえて地味な題材をリアルに表現。
満田晴穂「自在蛇骨格」:いわゆる「自在もの」なのだが、約500のパーツでヘビの骨格を作り出している。まさに「どうかしている」作品。
正一「蛇」:自在ものを木のパーツで作成。金属でなくても可能なのか!
正阿弥勝義「古瓦鳩香炉」:これもテレビで見た、どう見ても瓦にしか見えない金工作品に小さなクモがとまっているもの。
前原冬樹「一刻:刀」:鉄さび模様の刀もさることながら、台座に無造作に打ってある釘までが一木という驚異の作品。
前原冬樹「一刻:有刺鉄線」:有刺鉄線とそれに絡みつく植物のつるを掘り出したもの。その辺に置いてあれば、誰も作品とは思わない出来。
本郷真也「流刻」:オオサンショウウオの実物大サイズ? 迫力ある。
臼井良平「Water」:ビニールに水を入れたものにしか見えないガラス作品。持った時の擬音が「タプン」としそう。
いやー、やっぱりすごかった。昔の作品は見たことがあるものもあったが、現代作家がやらかしていたのが収穫。とにかくどうかしてるぜ! のオンパレードで見ごたえのある展覧会だった。思わず図録も購入し、グッタリしたので、少し昼めしでも食べて休むことにするか。