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一日散歩の日(4)小樽

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12:35の岩見沢~小樽直通に乗ろうかと思ったが、30分早く付くので一本前の電車に乗り、江別で乗り換え。まあまあスムーズに小樽到着。

小樽の商店街で、石原裕次郎記念館解体に伴い「石原裕次郎を偲び出演映画作品展」を発見。



その横には「宮井保郎氏デカルコマニーの世界」が展示されている。



早速、小樽美術館・文学館へ行き、共通券を購入。

■中村善策記念ホール「常設展「中村善策 風景画の四季」」。
中村善策「雪の山峡」:初めて見るのはこの作品くらいかな? 雪山と手前にある葉の落ちた木を描いた作品で、何となく中村善策らしくない感じ。

「冬の運河」「雪もよい」あたりは久々に見た作品だった。この後、歩き疲れもあって、文学館でコーヒー休憩。



■小樽文学館「相沢康夫 創作玩具展」。なかなか面白い展覧会だった。
「ワンダフルデス」:スタートが40歳で、いかに死ぬかをゲーム化したもの。やってみたい。

 

「VIVO」:三角形を積み上げるために作った積木。本人が「代表作」「出世作」と書いていた。



私が作った変形積木による形。やりだすとなかなか面白い。

 



■小樽美術館「幻視者 一原有徳の世界12」。
「チョックストーン」:宇流奈未の作品に共通するものを感じる。

■小樽美術館「命の脈動 武石英孝典」。
「理科室」:真面目そうな女子高生の将来への不安も感じさせる作品。
「標本」:動物の骨格模型からして、北海道大学総合博物館だろうか?

全体的に写実を追求した感じもあるが、それよりも、その人なりに生きてきた証のようなものを表現しようとしている画家だと思った。



■小樽芸術村「浮世絵展」。時間が無くなってきたのと、疲れてきたのもあって旧三井銀行小樽支店会場にだけ入れる500円入場券を購入。ゴールデンウィークとあって、それなりの人出だった。
歌川広重「名所江戸百景 日本橋通一丁目略圖」:白木屋が描かれている。
歌川広重「名所江戸百景 大伝馬町こふく店」:こちらには大丸が。
歌川広重「名所江戸百景 下谷廣小路」:こちらには伊藤松坂屋が描かれており、いわゆるデパート3連発だった。

歌川広重「保栄堂版東海道五十三次之蒲原」:モノトーンに近い夜の雪景色がいい(ちなみに蒲原はほぼ雪は降らない)。


→写真撮影可だったので、1枚だけ掲載。

歌川広重「名所江戸百景 芝うらの風景」:寄せるゆったりとした波に飛ぶ鳥が呼応しているようだ。
歌川国芳「東海道五十三對 桑名」:黒いタコ入道のようなものはいったい何? → 海坊主らしい…
作者不詳「肉筆春画」:なかなか色っぽい、肉筆だけあって特別感のある春画だ。


→レンタルビデオ屋さんのアダルトコーナーのようになっていた。

他にも葛飾北斎、歌川国貞、喜多川歌麿等の作品もあり、見て損はない。



これにて、今日の観覧は終了。

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