本日は芸森→プラニス→大丸→紀伊国屋→創→大通→富士フイルム→CAI02→らいらっく→三越→SONY→スカイホール→さいとうの13か所。新古書店で捜している本があり、真剣に見ていたらそこで力尽きてしまった。
芸術の森に行くため、結構な早さで出発。天気予報は晴れだが、少し怪しい雲行きだ。
■札幌芸術の森美術館「五十嵐威伸の世界」。仕事の幅の広さに驚かされる。まず、会社のシンボルマークなどでは、JRタワー、カルピス食品工業、PARCO PART3、サントリー(響)、明治乳業など、あれもこれもこの人の仕事かと言う感じだ。
「明治乳業 デザイン提案記録」:予想以上にありとあらゆる字体で試しているものだ。
「ポスター ZEN環境設計」:立方体を積み上げた形で文字を構成し、建築デザインの趣がある。
「ポスター サマージャズ」シリーズ:斜めの立体文字というこのイベントのパターンを構築しながら、文字のバリエーションが実に多い。
「MoMA ポスターカレンダー」:へぇ、MoMAのカレンダーまでデザインしていたのか。何しろ月が違うと数字の字体も変えるという、サービス精神と言うか執念と言うか。ごく一部にコンピュータ制作がある以外、すべて手作業で描いているのだそうだ(デザイン作家からすると、当たり前なのか?)。
「アルミニウムアルファベット」シリーズ:A~Zまでを立体化したもの。試作などにかけている手間が恐ろしい。
最後は彫刻ゾーンになり、写真撮影も可能だった。
「Horizontal Feeling/Palmdale」:木製だが、猪熊弦一郎の「Landscape」シリーズを思わせるところがある。
↓
手前「終わりのない道筋 其の一」、奥は「こもれび」。
↓
美術館の中庭は「ころころ」と「ふわふわ」が展示。
↓
美術館前に円柱状になった「Komorebi」が設置されていた。
↓
この他にも写真でパブリックアートが紹介されており、北洋大通センター「風の道」、JRタワー展望室「山河風光」(これは知っていた)、札幌駅コンコース「eki clock」(知らなかったが見ている)、パセオ「テルミヌスの森」(知ってる)なども彼の作品なのだ。もちろん、日本各地に数えきれないくらい、作品はある。
そんな中でも本当にすごいのは、「北海道美術ネット別館」さんで紹介されていた、これではあるまいか?(私は見たこと無いんだけどねえ)。
■札幌芸術の森工芸館「35ar トレッティフェム・オール -日瑞ガラス・木工作品展-」(aは、その上に小さな○(リング)がついている文字)。何も考えずに工芸館に立ち寄った所、スウェーデンと日本の主にガラス作家の作品を集めた展覧会の開会式に出くわしてしまい、困ったもんだと思っていたら、セレモニー中も作品を見ても良いらしい。写真撮影も可能だったので、ちょっとだけ紹介する。
柿崎均「航空者」。16年前の作品を紹介して申し訳ない(新作は出品しないのか?)。
↓
ヨーナス・シルベリ「Untitled」。花のような蟹爪(!)のようなパーツを組み合わせた作品。新鮮な印象。
↓
まだ芸術の森界隈でも紅葉はあまり進んでいなかった。
■プラニスホール「有島武郎と木田金次郎展」。非常に珍しいことに作品リストが作成され、また会期中に一部作品の展示替えがあるのだそうだ。前半は有島と木田の出会いと交流について、資料を含めた紹介がされている。また、有島武郎、生馬の絵画が展示されている。
有島武郎「軽井沢風景(秋の軽井沢)」:素直ないい画を書いている。
途中からは木田金次郎の作品(ほぼ木田金次郎美術館のものだが、一部個人蔵の出品があった)と、「生まれ出づる悩み」コンテストの入選作が展示されている。
木田金次郎「大連風景(老虎灘)」「朝鮮金剛山」:北海道以外の風景を描いたのはこの2作だけと書かれていた。初めて見たと思う。
木田金次郎「十勝岳」:秋田に長くあって、2016年11月木田美術館に寄贈されたものだとか。
木田金次郎「大火直後の岩内港」:やはりこの作品に描かれた、緑の太陽は当時の木田の気持ちを想像させる。
木田金次郎「秋のテレビ塔」:テレビ塔と消防署の望楼が描かれた、昭和35年の作品。手前ににぎやかな花が描かれている。東京在住の人の個人蔵らしい。多分、初めて見るよね。
吉田麻子「深海魚」:深海魚とその中心にいる女の子(人魚?)を描いた、繊細な鉛筆画。
中村美沙子「sinkaigyo」:テーマがかぶったが、こちらは紫の地にボールペンで泡と魚を描いた、細かい線で覆いつくされた作品。
石垣渉「早起きの防風林」のところに本人の言葉で、「東京、大阪と北海道の美術品価格が違う。北海道の値段で出すと『原画ですか?』と言われる」と書いてあった。複製品だから安いのか、と思われてしまうということだろう。なるほど、そうなのか。
プラニスホールの入口の所に、大岩オスカールの作品(光って字が見えないため、作品名不詳…)が置いてあった。
■スカイホール「第34回 北海道テキスタイル協会作品展」。
ミカミイズミ「Slime mold」:床置きした作品が、波状にうねっている。展示の仕方でまた違って見える。
加藤千尋「森のおく」:染色作品と日本画、いや浮世絵の融合したようなイメージか。
本当はもう少し行くべきところがあったのだが、朝、家を出てから8時間以上経過したこともあり、疲れて挫折。この後、2週間ほど週末は用事があるしなあ。
芸術の森に行くため、結構な早さで出発。天気予報は晴れだが、少し怪しい雲行きだ。
■札幌芸術の森美術館「五十嵐威伸の世界」。仕事の幅の広さに驚かされる。まず、会社のシンボルマークなどでは、JRタワー、カルピス食品工業、PARCO PART3、サントリー(響)、明治乳業など、あれもこれもこの人の仕事かと言う感じだ。
「明治乳業 デザイン提案記録」:予想以上にありとあらゆる字体で試しているものだ。
「ポスター ZEN環境設計」:立方体を積み上げた形で文字を構成し、建築デザインの趣がある。
「ポスター サマージャズ」シリーズ:斜めの立体文字というこのイベントのパターンを構築しながら、文字のバリエーションが実に多い。
「MoMA ポスターカレンダー」:へぇ、MoMAのカレンダーまでデザインしていたのか。何しろ月が違うと数字の字体も変えるという、サービス精神と言うか執念と言うか。ごく一部にコンピュータ制作がある以外、すべて手作業で描いているのだそうだ(デザイン作家からすると、当たり前なのか?)。
「アルミニウムアルファベット」シリーズ:A~Zまでを立体化したもの。試作などにかけている手間が恐ろしい。
最後は彫刻ゾーンになり、写真撮影も可能だった。
「Horizontal Feeling/Palmdale」:木製だが、猪熊弦一郎の「Landscape」シリーズを思わせるところがある。
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手前「終わりのない道筋 其の一」、奥は「こもれび」。
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美術館の中庭は「ころころ」と「ふわふわ」が展示。
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美術館前に円柱状になった「Komorebi」が設置されていた。
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この他にも写真でパブリックアートが紹介されており、北洋大通センター「風の道」、JRタワー展望室「山河風光」(これは知っていた)、札幌駅コンコース「eki clock」(知らなかったが見ている)、パセオ「テルミヌスの森」(知ってる)なども彼の作品なのだ。もちろん、日本各地に数えきれないくらい、作品はある。
そんな中でも本当にすごいのは、「北海道美術ネット別館」さんで紹介されていた、これではあるまいか?(私は見たこと無いんだけどねえ)。
■札幌芸術の森工芸館「35ar トレッティフェム・オール -日瑞ガラス・木工作品展-」(aは、その上に小さな○(リング)がついている文字)。何も考えずに工芸館に立ち寄った所、スウェーデンと日本の主にガラス作家の作品を集めた展覧会の開会式に出くわしてしまい、困ったもんだと思っていたら、セレモニー中も作品を見ても良いらしい。写真撮影も可能だったので、ちょっとだけ紹介する。
柿崎均「航空者」。16年前の作品を紹介して申し訳ない(新作は出品しないのか?)。
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ヨーナス・シルベリ「Untitled」。花のような蟹爪(!)のようなパーツを組み合わせた作品。新鮮な印象。
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まだ芸術の森界隈でも紅葉はあまり進んでいなかった。
■プラニスホール「有島武郎と木田金次郎展」。非常に珍しいことに作品リストが作成され、また会期中に一部作品の展示替えがあるのだそうだ。前半は有島と木田の出会いと交流について、資料を含めた紹介がされている。また、有島武郎、生馬の絵画が展示されている。
有島武郎「軽井沢風景(秋の軽井沢)」:素直ないい画を書いている。
途中からは木田金次郎の作品(ほぼ木田金次郎美術館のものだが、一部個人蔵の出品があった)と、「生まれ出づる悩み」コンテストの入選作が展示されている。
木田金次郎「大連風景(老虎灘)」「朝鮮金剛山」:北海道以外の風景を描いたのはこの2作だけと書かれていた。初めて見たと思う。
木田金次郎「十勝岳」:秋田に長くあって、2016年11月木田美術館に寄贈されたものだとか。
木田金次郎「大火直後の岩内港」:やはりこの作品に描かれた、緑の太陽は当時の木田の気持ちを想像させる。
木田金次郎「秋のテレビ塔」:テレビ塔と消防署の望楼が描かれた、昭和35年の作品。手前ににぎやかな花が描かれている。東京在住の人の個人蔵らしい。多分、初めて見るよね。
吉田麻子「深海魚」:深海魚とその中心にいる女の子(人魚?)を描いた、繊細な鉛筆画。
中村美沙子「sinkaigyo」:テーマがかぶったが、こちらは紫の地にボールペンで泡と魚を描いた、細かい線で覆いつくされた作品。
石垣渉「早起きの防風林」のところに本人の言葉で、「東京、大阪と北海道の美術品価格が違う。北海道の値段で出すと『原画ですか?』と言われる」と書いてあった。複製品だから安いのか、と思われてしまうということだろう。なるほど、そうなのか。
プラニスホールの入口の所に、大岩オスカールの作品(光って字が見えないため、作品名不詳…)が置いてあった。
■スカイホール「第34回 北海道テキスタイル協会作品展」。
ミカミイズミ「Slime mold」:床置きした作品が、波状にうねっている。展示の仕方でまた違って見える。
加藤千尋「森のおく」:染色作品と日本画、いや浮世絵の融合したようなイメージか。
本当はもう少し行くべきところがあったのだが、朝、家を出てから8時間以上経過したこともあり、疲れて挫折。この後、2週間ほど週末は用事があるしなあ。