本日はHOKUBU記念絵画館→HUG→市民→道新→時計台→道庁赤れんが庁舎→紀伊国屋の7か所。
■HOKUBU記念絵画館「版画は半画じゃない」。1階にはなぜか古典絵画が展示されている。和田三造「富士山」、浅井忠「桃畑」、岡田三郎助「北国の冬」、小磯良平「女」などメジャー画家の作品も結構あった。ここで腹ごなしのコーヒー休憩。いつもありがとうございます。
2階が版画展示であった。
小林清親「柳原夜雨」:光線画の時代から戦前にかけての作品が多く、総じていえば浮世絵の名残りから近代版画までを辿ることができる展示だったように思う。これは暗い中にたたずむ人力車の図。
藤原静雄「濠端の残雪」:こちらは戦前の東京を描いたもの。他に数点あったが、いずれも懐かしく素敵だ。
川上澄生「横濱灯台局」:サイズの小さい、ミニアチュール的版画。横浜のレンガ造りの風景がいい。
吉田博「黒部川」:近景から遠景まで、ダイナミックな風景版画。吉田博の作品が3点あったのは、実に嬉しい。
3階は「オバケ!ホント?10周年記念展」で、スカイホールで見たような感じか。
■HUG「油展」。
中村まり子「願かけごっこ」:巡礼にも見えるような人の流れ。宗教に対する皮肉にもちょっと見える。
柏木健佑「誰か他の人に付けて貰おうと思った しかし誰も付けてくれる人が居なかった。」:空気穴の開いた肌色の小山のようなものが描かれており、何となく人体を想像させる不気味な感じがある。
村岡陽菜「coming home」:雨に光る路面と足早に歩く人を、あえて車の濡れたウインドウから見たような作品。
■道新ギャラリー「佐藤潤子展」。なかなかの大作ぞろいで、あのギャラリー全体で個展をする力はさすがだと思う。
■札幌時計台。今年一杯、入館無料なので、久しぶりに入ってみた。展示パネルなどは変わりがなかったと思う。
2階では「とっけくん」というキャラクターが観光客と記念撮影をしていた。
■北海道庁赤れんが庁舎「殖民地区画図」。鉄道の催し物には間に合わず、こちらの展示を拝見。これは北海道庁が農業に適した土地を調査し、測量して区画を設定し、その成果を地図として公表したものだそうである。原野を測量したので、直線道路や格子状の区画が多く、これが現在の北海道の街並みにもつながっているそうだ。
確かに倶知安などは、とても区画がハッキリしているように思う。
2階への階段を上った所に「北海道みらい地図」という高校の美術部員たちが作成した絵画が展示されていた。
1階の階段裏には地下への通路があった。いままで気がついていなかった。
さて、本日の赤れんが庁舎、正面入り口から入ることができない。
小さな表示があり、黄色の矢印に沿って右側に回り込んだところの入口から入るのだが、表示が見づらすぎないか?
と文句を言ったところで、夕方になった。
アートについての感想とは違うのだが、市民ギャラリーの写真展で八ッ場ダムの写真(写真そのものはスケールが大きく、良かった)に対して、「人類の英知の結晶である。わたしたちの生活はこうした莫大な努力の上に成り立っている」との記述があって驚いた。
ダムの目的が水利から治水へと変化したこと、総工事費が当初の想定を大幅に上回っていることから、ダムの利はあっても、今一度、必要性とコストの適正さについての検証があってもおかしくないと私は思う。そういう視点が全く書かれてないので、逆に皮肉をこめたほめ殺し文章なのかとも思ったが、どうもそうでも無いようだ。ご本人が環境に関わる勉強をされているようなので、その点からもこの無批判性には驚いた。
■HOKUBU記念絵画館「版画は半画じゃない」。1階にはなぜか古典絵画が展示されている。和田三造「富士山」、浅井忠「桃畑」、岡田三郎助「北国の冬」、小磯良平「女」などメジャー画家の作品も結構あった。ここで腹ごなしのコーヒー休憩。いつもありがとうございます。
2階が版画展示であった。
小林清親「柳原夜雨」:光線画の時代から戦前にかけての作品が多く、総じていえば浮世絵の名残りから近代版画までを辿ることができる展示だったように思う。これは暗い中にたたずむ人力車の図。
藤原静雄「濠端の残雪」:こちらは戦前の東京を描いたもの。他に数点あったが、いずれも懐かしく素敵だ。
川上澄生「横濱灯台局」:サイズの小さい、ミニアチュール的版画。横浜のレンガ造りの風景がいい。
吉田博「黒部川」:近景から遠景まで、ダイナミックな風景版画。吉田博の作品が3点あったのは、実に嬉しい。
3階は「オバケ!ホント?10周年記念展」で、スカイホールで見たような感じか。
■HUG「油展」。
中村まり子「願かけごっこ」:巡礼にも見えるような人の流れ。宗教に対する皮肉にもちょっと見える。
柏木健佑「誰か他の人に付けて貰おうと思った しかし誰も付けてくれる人が居なかった。」:空気穴の開いた肌色の小山のようなものが描かれており、何となく人体を想像させる不気味な感じがある。
村岡陽菜「coming home」:雨に光る路面と足早に歩く人を、あえて車の濡れたウインドウから見たような作品。
■道新ギャラリー「佐藤潤子展」。なかなかの大作ぞろいで、あのギャラリー全体で個展をする力はさすがだと思う。
■札幌時計台。今年一杯、入館無料なので、久しぶりに入ってみた。展示パネルなどは変わりがなかったと思う。
2階では「とっけくん」というキャラクターが観光客と記念撮影をしていた。
■北海道庁赤れんが庁舎「殖民地区画図」。鉄道の催し物には間に合わず、こちらの展示を拝見。これは北海道庁が農業に適した土地を調査し、測量して区画を設定し、その成果を地図として公表したものだそうである。原野を測量したので、直線道路や格子状の区画が多く、これが現在の北海道の街並みにもつながっているそうだ。
確かに倶知安などは、とても区画がハッキリしているように思う。
2階への階段を上った所に「北海道みらい地図」という高校の美術部員たちが作成した絵画が展示されていた。
1階の階段裏には地下への通路があった。いままで気がついていなかった。
さて、本日の赤れんが庁舎、正面入り口から入ることができない。
小さな表示があり、黄色の矢印に沿って右側に回り込んだところの入口から入るのだが、表示が見づらすぎないか?
と文句を言ったところで、夕方になった。
アートについての感想とは違うのだが、市民ギャラリーの写真展で八ッ場ダムの写真(写真そのものはスケールが大きく、良かった)に対して、「人類の英知の結晶である。わたしたちの生活はこうした莫大な努力の上に成り立っている」との記述があって驚いた。
ダムの目的が水利から治水へと変化したこと、総工事費が当初の想定を大幅に上回っていることから、ダムの利はあっても、今一度、必要性とコストの適正さについての検証があってもおかしくないと私は思う。そういう視点が全く書かれてないので、逆に皮肉をこめたほめ殺し文章なのかとも思ったが、どうもそうでも無いようだ。ご本人が環境に関わる勉強をされているようなので、その点からもこの無批判性には驚いた。