本日は芸森→紅櫻公園→SCARTSの3か所。
■札幌芸術の森美術館「砂澤ビッキ 風」。
「四つの風」:一番最初のコーナーに「四つの風」の3D再現映像があった。データを採取できたので「四つの柱をブロンズ等で再現可能。その是非については議論が必要」という解説があったが、再現することを「是」とする意見なんてあるのだろうか?(と思ったら、道新の美術欄にそのような意見が書いてあった)。ビッキの「俺の仕事はこれまでだ。あとは風雪の鑿が手を加えるのだ」という言葉を素直に受け止めると、このまま朽ち果てて消え去るのを良しとするしかないのではなかろうか。
「風の王と王妃」:下部は繋がり、上部が王と王妃を表す形の彫刻。同タイトルで複数作品あるのだが、王と王妃の距離感の微妙な違いが興味深い。
「風に聴く」:舟を表すような大きな丸木と4人の人物を表すかのようなパーツを組み合わせた作品。物語性が強い。
「集吸呼A」:もともと「集呼吸」となるはずの作品名を間違えてこうなってしまった作品。この辺の作品では、複数のパーツによる関係性の表現が目についた。
「風の目」:鑿が入っているのでもちろん作品なのだが、それを超えて樹木の命そのものであるかのような物体である。
「Images of British Columbia」:同名の作品が4点あったが、眼の部分が口になった小動物のような作品が代表するように、なかなかユーモラスである。
「偏畸樹形」:巻物形式の作品であり、ビッキが思うままにイメージを連ねて行ったように思える。
「午前3時の玩具」:ビッキが「ミクロとマクロの二つの世界があります」というだけあって、大作の木彫とは対照的な作品群。
「鳥の巣(椅子)」:自身が良く座っていたそうだが、かなり大振りの椅子で、これに座っていたら只者じゃない感じだ。
「隔生A・C」:パラボラアンテナに台座である二等辺三角形が刺さっているような形。ビッキ作品には非常に珍しい、幾何学的な作品である。
旭川美術館、洞爺湖芸術館からの出品と、個人蔵の作品がかなりあったため、興味深く見ることができた。資料コーナーに「新婦人」という雑誌があり、「イカス男性 彫刻家砂沢ビッキー」(ママ)という特集が組まれていた。現在から見るビッキと、かつての姿は違うのかもしれない。
工芸館「0さいからのげいじゅつのもり ドライブインシアター」は、子供がいないと入れない雰囲気に満ちていたためパス。暑さに耐えかねて、珍しくソフトドリンクを飲む。
入口そばにあるマルタ・パン「浮かぶ彫刻・札幌」は係留する部品を修理中ということで、紐につながれるお姿となっていた。
札幌市立大学付近で熊出没の注意の張り紙がある。芸術の森敷地内では熊の姿は見られていないらしい。まさかとは思うが、ご注意を。
バスで真駒内に戻るが、バス停の近くに新しい建物が建っていた。個人の住宅なのかな?
→奥に見える茶色いログハウスのようなものが新たに建っていた。
続いて、真駒内駅から歩いて紅櫻公園へ。ここは真駒内から行っても、自衛隊前駅から行っても非常に行きづらい場所にあるのだ。暑さに(多分25度くらい?)ふらふらになり、到着。ここへの道は歩いてくる人の事、考えてないよね。
私は桜には興味が無いのだが、ここの入場券を頂いたのと、この中でジンの蒸留をしているのが気になって来てみることとなった。
ジン製造工場(小さい)に行くと、ジンに漬け込むための植物写真が置いてあった。ジュニパーベリーというのはジンの根幹をなす、代表的な植物である(日本名は杜松(ねず))。それから、北海道産の材料として日高昆布が使用されている。
その他、芽室の切干大根、北海道産椎茸も香りづけに使われているのである(製品の種類による)。
ジンの蒸留器を眺め、解説のテレビ番組と思しき録画を見て終了。
見学時間内だったのだが、担当の方に案内してもらえるかどうかは不明。また、レストランの建物に行けば試飲・購入ができるとのことだったが、一応、これまで出荷されたのは全部飲んでいるし、結構、高いんだよね(1本4000円以上する)。つい、腰が引けてしまった。
周辺を見て回ると、池と雰囲気のある建物がある。この池の周りに、長大な望遠レンズをつけたカメラを持っている人が何人かいた。水面を狙っているようだったのだが、果たして何を写そうとしていたのか。魚でもないようだし、桜が散るところなのだろうか。
茶屋のようなところがあり、蕎麦を出しているらしい(15時前なので、本日売り切れ)。
何となく不完全燃焼で、帰りは歩いて自衛隊前駅へ。暑く日陰もなく、容赦ない日差しが差す。
この流れで、ついすすきので下車して飲みに行ってしまった。
一杯やった後、SCARTSへ。途中の地下通路にStudio Rocca.inc「UNDER UNIVERS」というCGによるダンスムービーが流れていた。
いろいろとぐったりである。
■札幌芸術の森美術館「砂澤ビッキ 風」。
「四つの風」:一番最初のコーナーに「四つの風」の3D再現映像があった。データを採取できたので「四つの柱をブロンズ等で再現可能。その是非については議論が必要」という解説があったが、再現することを「是」とする意見なんてあるのだろうか?(と思ったら、道新の美術欄にそのような意見が書いてあった)。ビッキの「俺の仕事はこれまでだ。あとは風雪の鑿が手を加えるのだ」という言葉を素直に受け止めると、このまま朽ち果てて消え去るのを良しとするしかないのではなかろうか。
「風の王と王妃」:下部は繋がり、上部が王と王妃を表す形の彫刻。同タイトルで複数作品あるのだが、王と王妃の距離感の微妙な違いが興味深い。
「風に聴く」:舟を表すような大きな丸木と4人の人物を表すかのようなパーツを組み合わせた作品。物語性が強い。
「集吸呼A」:もともと「集呼吸」となるはずの作品名を間違えてこうなってしまった作品。この辺の作品では、複数のパーツによる関係性の表現が目についた。
「風の目」:鑿が入っているのでもちろん作品なのだが、それを超えて樹木の命そのものであるかのような物体である。
「Images of British Columbia」:同名の作品が4点あったが、眼の部分が口になった小動物のような作品が代表するように、なかなかユーモラスである。
「偏畸樹形」:巻物形式の作品であり、ビッキが思うままにイメージを連ねて行ったように思える。
「午前3時の玩具」:ビッキが「ミクロとマクロの二つの世界があります」というだけあって、大作の木彫とは対照的な作品群。
「鳥の巣(椅子)」:自身が良く座っていたそうだが、かなり大振りの椅子で、これに座っていたら只者じゃない感じだ。
「隔生A・C」:パラボラアンテナに台座である二等辺三角形が刺さっているような形。ビッキ作品には非常に珍しい、幾何学的な作品である。
旭川美術館、洞爺湖芸術館からの出品と、個人蔵の作品がかなりあったため、興味深く見ることができた。資料コーナーに「新婦人」という雑誌があり、「イカス男性 彫刻家砂沢ビッキー」(ママ)という特集が組まれていた。現在から見るビッキと、かつての姿は違うのかもしれない。
工芸館「0さいからのげいじゅつのもり ドライブインシアター」は、子供がいないと入れない雰囲気に満ちていたためパス。暑さに耐えかねて、珍しくソフトドリンクを飲む。
入口そばにあるマルタ・パン「浮かぶ彫刻・札幌」は係留する部品を修理中ということで、紐につながれるお姿となっていた。
札幌市立大学付近で熊出没の注意の張り紙がある。芸術の森敷地内では熊の姿は見られていないらしい。まさかとは思うが、ご注意を。
バスで真駒内に戻るが、バス停の近くに新しい建物が建っていた。個人の住宅なのかな?
→奥に見える茶色いログハウスのようなものが新たに建っていた。
続いて、真駒内駅から歩いて紅櫻公園へ。ここは真駒内から行っても、自衛隊前駅から行っても非常に行きづらい場所にあるのだ。暑さに(多分25度くらい?)ふらふらになり、到着。ここへの道は歩いてくる人の事、考えてないよね。
私は桜には興味が無いのだが、ここの入場券を頂いたのと、この中でジンの蒸留をしているのが気になって来てみることとなった。
ジン製造工場(小さい)に行くと、ジンに漬け込むための植物写真が置いてあった。ジュニパーベリーというのはジンの根幹をなす、代表的な植物である(日本名は杜松(ねず))。それから、北海道産の材料として日高昆布が使用されている。
その他、芽室の切干大根、北海道産椎茸も香りづけに使われているのである(製品の種類による)。
ジンの蒸留器を眺め、解説のテレビ番組と思しき録画を見て終了。
見学時間内だったのだが、担当の方に案内してもらえるかどうかは不明。また、レストランの建物に行けば試飲・購入ができるとのことだったが、一応、これまで出荷されたのは全部飲んでいるし、結構、高いんだよね(1本4000円以上する)。つい、腰が引けてしまった。
周辺を見て回ると、池と雰囲気のある建物がある。この池の周りに、長大な望遠レンズをつけたカメラを持っている人が何人かいた。水面を狙っているようだったのだが、果たして何を写そうとしていたのか。魚でもないようだし、桜が散るところなのだろうか。
茶屋のようなところがあり、蕎麦を出しているらしい(15時前なので、本日売り切れ)。
何となく不完全燃焼で、帰りは歩いて自衛隊前駅へ。暑く日陰もなく、容赦ない日差しが差す。
この流れで、ついすすきので下車して飲みに行ってしまった。
一杯やった後、SCARTSへ。途中の地下通路にStudio Rocca.inc「UNDER UNIVERS」というCGによるダンスムービーが流れていた。
いろいろとぐったりである。