本日は法邑→文学館→三越→スカイホール→SONY→富士フイルム→大丸→ミヤシタの8か所。今一つ気力が出なかった。
素晴らしい好天だが、ひんやりする中スタート。
■茶廊法邑「2019北の視点ー写真展〜時」。色々な団体の会員が出品しているため、物量も多く、バリエーションも豊富な写真展。
■北海道文学館「よみがえれ! とこしえの加清純子」。やはり絵画作品が気になる。
「舞台(踊る少女)」:岡本太郎のキャラクターを思わせる、カラフルでとんがった手足の人体。3人位が絡み合っているようにも見える。
「同類項」:晩年(といっても19歳だっけ?)のグレーを中心にした暗い作品。同じような仮面がいくつも並べられ、閉塞感がある。
「瞬間」:電灯に両手を伸ばす女性だろうか。緑の色の帯が目につく、色彩に関して挑戦的な作品。
「衝撃(行進)」:赤の色彩が目立つ抽象作品。不定形に変容した人物が行進しているようにも見える。
保存状態もあり、天才だ! と評価するほどではないが、十代の作家の作品と思えば褒めて良いのかもしれない。彼女の書いた小説については、あらすじと部分的にパネルになっているのを読んだが、私は何せ「お文学」が好きじゃないものですから。まあ、あれですね。
当時の札幌をしのばせる資料があり、「天才を夢見る者たちのたまり場」(若い芸術家(志望)がたむろしていた喫茶店、酒場)として「セコンド」「どるちぇ」「小春」「長正」などが挙げられていた。私が札幌に出てくる35年くらい前の話だから、もう一つピンとこない。パンフレットの広告として「ミレット」「山福本店」「西林」のものがあり、「山福」などはぎりぎり行ったことがあるため、これには懐かしさも感じられた。
周辺の作家として大野五郎が加清純子を描いた「ジュン」という肖像画があったが、これを見る限りまことに愛らしい少女である。しかしながら、今展覧会ではほとんど触れられていないが、「いろいろあった」ようなので、周りの大人は責められてしかるべきと思う。
同級生との交流は「札南だなあ~」という感じがして、クソ田舎の高校出身の私としてはあまり共感するところが無い。
相変わらず天気は良い。日向を急ぎ歩くと汗ばむが、日陰に入るとその汗がひんやりとする。
西18丁目駅で降り、ギャラリーミヤシタへと向かう。その途中、「Y」食堂の建物を確認。まだ建物は残っていたが、いずれ取り壊されるのだろう。環状通東駅でも思ったが、あちこち、古い建物が無くなっていくのが目につくように思う。
■ギャラリーミヤシタ「井上まさじ展」。独特の作品に定評のある作家だが、前回の印象よりさらに作品が高度化したように感じられる。まずは簡単に「何色」と片付けられないような、微妙な色彩だ。その色彩で自然の手が入ったような形状(例えば細胞、地質、化石を思わせる)を描き出しているため、つい見入ってしまう。
今回、朝焼けの空のような色彩の作品があったが、それは塗りが薄いのか表面の仕上がりが他の作品と違った感じになっている。同傾向の作品を作り続けているようでありながら、いろいろ変化している作家である。
ミヤシタを出たところの通りでは、桜がにぎやかに咲いていた。とは言っても、もう名残りの桜なのだろう。
素晴らしい好天だが、ひんやりする中スタート。
■茶廊法邑「2019北の視点ー写真展〜時」。色々な団体の会員が出品しているため、物量も多く、バリエーションも豊富な写真展。
■北海道文学館「よみがえれ! とこしえの加清純子」。やはり絵画作品が気になる。
「舞台(踊る少女)」:岡本太郎のキャラクターを思わせる、カラフルでとんがった手足の人体。3人位が絡み合っているようにも見える。
「同類項」:晩年(といっても19歳だっけ?)のグレーを中心にした暗い作品。同じような仮面がいくつも並べられ、閉塞感がある。
「瞬間」:電灯に両手を伸ばす女性だろうか。緑の色の帯が目につく、色彩に関して挑戦的な作品。
「衝撃(行進)」:赤の色彩が目立つ抽象作品。不定形に変容した人物が行進しているようにも見える。
保存状態もあり、天才だ! と評価するほどではないが、十代の作家の作品と思えば褒めて良いのかもしれない。彼女の書いた小説については、あらすじと部分的にパネルになっているのを読んだが、私は何せ「お文学」が好きじゃないものですから。まあ、あれですね。
当時の札幌をしのばせる資料があり、「天才を夢見る者たちのたまり場」(若い芸術家(志望)がたむろしていた喫茶店、酒場)として「セコンド」「どるちぇ」「小春」「長正」などが挙げられていた。私が札幌に出てくる35年くらい前の話だから、もう一つピンとこない。パンフレットの広告として「ミレット」「山福本店」「西林」のものがあり、「山福」などはぎりぎり行ったことがあるため、これには懐かしさも感じられた。
周辺の作家として大野五郎が加清純子を描いた「ジュン」という肖像画があったが、これを見る限りまことに愛らしい少女である。しかしながら、今展覧会ではほとんど触れられていないが、「いろいろあった」ようなので、周りの大人は責められてしかるべきと思う。
同級生との交流は「札南だなあ~」という感じがして、クソ田舎の高校出身の私としてはあまり共感するところが無い。
相変わらず天気は良い。日向を急ぎ歩くと汗ばむが、日陰に入るとその汗がひんやりとする。
西18丁目駅で降り、ギャラリーミヤシタへと向かう。その途中、「Y」食堂の建物を確認。まだ建物は残っていたが、いずれ取り壊されるのだろう。環状通東駅でも思ったが、あちこち、古い建物が無くなっていくのが目につくように思う。
■ギャラリーミヤシタ「井上まさじ展」。独特の作品に定評のある作家だが、前回の印象よりさらに作品が高度化したように感じられる。まずは簡単に「何色」と片付けられないような、微妙な色彩だ。その色彩で自然の手が入ったような形状(例えば細胞、地質、化石を思わせる)を描き出しているため、つい見入ってしまう。
今回、朝焼けの空のような色彩の作品があったが、それは塗りが薄いのか表面の仕上がりが他の作品と違った感じになっている。同傾向の作品を作り続けているようでありながら、いろいろ変化している作家である。
ミヤシタを出たところの通りでは、桜がにぎやかに咲いていた。とは言っても、もう名残りの桜なのだろう。