本日は午後からセミナー受講など。会議が急に入ったので、前半は出ることができず、最後のセミナーだけ聴講できた。しかしながらこれが「あなた方がニュースで知っているのはすべて間違い」的な、エリート役人臭がプンプンする内容で、時間の無駄だったなあ。
ホテルの1階に降りたら、こんなのがあった。タイトル・作家名はどこにもない。
続いて北海道大学博物館へ。
■北海道大学総合博物館「K39 考古学から見た北大キャンパスの5000年」。北大の敷地からは結構な量の遺跡類が発掘されているらしい。
「北大式土器」:約1500年前のもの。確か大学の名前がついた土器は珍しいと何かに書いてあったと思う。
「竪穴住居のカマドと煙道」:1250~1350年前のもの。擦文文化前期に属するとのこと。
「大学病院食器」:約80年前の食器が穴を掘って埋められていたらしい。大雑把なものだ。
ここでアイスコーヒー&クッキー休憩。本日のメインは次だ。
■北海道大学総合博物館「SPレコード鑑賞会」。入口正面の階段を昇った、博物館応接室というところで開催された。
戸はそれほどでもなかったが、部屋の中の造作はなかなかクラシックだ。
今回のSPレコード鑑賞会では北大の旧理学部本館が建てられた頃(90年前)のSP盤で、なおかつ作曲者自身がオーケストラを指揮、または楽器を演奏している曲を選定して、クラシックの楽曲がかけられた。
SPレコードはかなり重く、ゼンマイ式の蓄音機にかける。ゼンマイを目一杯巻くと5分くらい演奏できるらしいが、巻き加減によってピッチが変わるので、蓄音機の持ち主の方がつきっきりで音を聞きながらゼンマイを適宜、巻いていた。
演奏時間は片面数分(両面なのね)なので、長い曲の場合は、SP盤を裏返し、また2枚目の盤へとかけかえることになる。「若い皆さんは曲の途中で待つということがピンとこないかもしれませんが・・・」とSP盤の持ち主が言っていたが、私はもちろんレコード(LP版)世代。プログレのやたら長い曲などを思い出し、趣のある事よ、と思った。
印象に残ったのは、ラベルの「ボレロ」。ゆっくりした立ち上がりから延々と時間をかけてフィニッシュにたどり着くのは、これぞプログレの香りというべきか(もちろん、プログレの方がクラシックの影響を受けている)。
後はサラサーテが演奏するバッハの「プレリュード」。3分間に収めるために早弾きになったという話もあるらしいが、これでもかの「テク自慢」。軽やかに音が飛ぶ。
メインの曲はパウル・ヒンデミット「画家マチス」(3枚組両面)。マチスの画を参考に掲示したというので、見た所「どこがマチスやねん」と思ったら、16世紀の画家、マティアス・グリューネヴァルトの事だった(アンリ・マティスじゃないのね)。
壮大なオーケストラから軽やかな小品まで、あっという間の2時間、なかなか素晴らしい鑑賞会であった。
隣の部屋を覗くと、絵画作品があったが、サインを見ても誰のものかは分からない。
鑑賞会場を出ると、地層模型が展示されていた。
外はすっかり暗くなってしまい、今日は早めに帰るとするか。
ホテルの1階に降りたら、こんなのがあった。タイトル・作家名はどこにもない。
続いて北海道大学博物館へ。
■北海道大学総合博物館「K39 考古学から見た北大キャンパスの5000年」。北大の敷地からは結構な量の遺跡類が発掘されているらしい。
「北大式土器」:約1500年前のもの。確か大学の名前がついた土器は珍しいと何かに書いてあったと思う。
「竪穴住居のカマドと煙道」:1250~1350年前のもの。擦文文化前期に属するとのこと。
「大学病院食器」:約80年前の食器が穴を掘って埋められていたらしい。大雑把なものだ。
ここでアイスコーヒー&クッキー休憩。本日のメインは次だ。
■北海道大学総合博物館「SPレコード鑑賞会」。入口正面の階段を昇った、博物館応接室というところで開催された。
戸はそれほどでもなかったが、部屋の中の造作はなかなかクラシックだ。
今回のSPレコード鑑賞会では北大の旧理学部本館が建てられた頃(90年前)のSP盤で、なおかつ作曲者自身がオーケストラを指揮、または楽器を演奏している曲を選定して、クラシックの楽曲がかけられた。
SPレコードはかなり重く、ゼンマイ式の蓄音機にかける。ゼンマイを目一杯巻くと5分くらい演奏できるらしいが、巻き加減によってピッチが変わるので、蓄音機の持ち主の方がつきっきりで音を聞きながらゼンマイを適宜、巻いていた。
演奏時間は片面数分(両面なのね)なので、長い曲の場合は、SP盤を裏返し、また2枚目の盤へとかけかえることになる。「若い皆さんは曲の途中で待つということがピンとこないかもしれませんが・・・」とSP盤の持ち主が言っていたが、私はもちろんレコード(LP版)世代。プログレのやたら長い曲などを思い出し、趣のある事よ、と思った。
印象に残ったのは、ラベルの「ボレロ」。ゆっくりした立ち上がりから延々と時間をかけてフィニッシュにたどり着くのは、これぞプログレの香りというべきか(もちろん、プログレの方がクラシックの影響を受けている)。
後はサラサーテが演奏するバッハの「プレリュード」。3分間に収めるために早弾きになったという話もあるらしいが、これでもかの「テク自慢」。軽やかに音が飛ぶ。
メインの曲はパウル・ヒンデミット「画家マチス」(3枚組両面)。マチスの画を参考に掲示したというので、見た所「どこがマチスやねん」と思ったら、16世紀の画家、マティアス・グリューネヴァルトの事だった(アンリ・マティスじゃないのね)。
壮大なオーケストラから軽やかな小品まで、あっという間の2時間、なかなか素晴らしい鑑賞会であった。
隣の部屋を覗くと、絵画作品があったが、サインを見ても誰のものかは分からない。
鑑賞会場を出ると、地層模型が展示されていた。
外はすっかり暗くなってしまい、今日は早めに帰るとするか。