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20190810ギャラリー巡り

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本日は東急→エッセ→大丸→文学館→三越→ひと粒→書肆吉成→さいとう→スカイホール→らいらっく→CAI02の11か所。連休中にもう一度出かけるので、あまり無理をしないでおいた。

■東急催事場「ジャイアント馬場展」。入口で馬場さんがお出迎えだ。



PWF、インター、UNの3本のベルト。これがのちに統合されて「三冠ヘビー級」となる。私は馬場さんの全盛期を知らず、どちらかというと三冠以降(鶴田、ハンセン、ブロディ、三沢、川田、田上、小橋)を主に見ていたのである。







馬場さんの「国内通算3000試合連続出場」記念。相手はバーン・ガニアだと思っていたが、それは特別に組まれた記念試合であって、3000試合そのものは、アラビアの怪人ザ・シークという話もあるようだ。



大阪球場での荒法師ジン・キニスキーとの対戦。60分を超える試合となり、あまりの暑さもあって、馬場さんが心の中で「おかあさん、助けて」と思ったという試合である。



ジャイアント馬場とON砲。ONの年棒も現在の価値観からすると破格値だったらしいが、アメリカで稼いだ馬場さんは「そんなもんか」と思っていたそうだ。



何といっても分かりやすいのが馬場さんの靴。写真じゃわかりにくいが、私の前で見ていた女性がその大きさに、いきなり笑いだしていた。



さて、アートファンに向けては馬場さんの画だ。数点の絵画が展示されていたが、風景画を好んで描いていた模様。



プロレスポスターも隅々まで読むと実に楽しい。ダイナマイト・キッドの若い頃の雄姿が載っている。



グレート小鹿という名前の竜頭蛇尾感はスゴイ。



欧州の帝王ホースト・ホフマンが来日しているが、あの三沢光晴が尊敬するレスラーで、三沢が緑色のタイツにしたのはホフマンの影響だというのは、有名な話である。



全日本が新日本からブレーキの壊れたダンプカー、スタン・ハンセンを引き抜いて、馬場さんが戦った試合の写真。当時、もう下り坂であった馬場さんに対して「ハンセンに殺される」なんて前評判もあったが、何と馬場さんが大奮起。幻のジャイアント・スモール・パッケージホールドで勝ったという試合である。16文キックを見ても、晩年の相手があたりに来るバージョンではなく、リング中央で踏み込んで打っているのが分かる。



馬場さんの試合のビデオ映像を流しているコーナーもあり、ちょうどやっていたのは馬場VSラッシャー木村。後のいい人になった木村ではない時代の試合である(但し、根本的に木村さんはイイ人)。私より上の世代のプロレスファンが熱心に見ていた。



■北海道文学館「歌川広重 ふたつの東海道五十三次」。保永堂版と丸清版の浜松以西の作品が出品されていた。
丸清版「水口」:入道雲と青空が新鮮な味わい。
丸清版「草津」:草津ですでに琵琶湖が見えてくる。
丸清版「大津」:しかし、大津では琵琶湖の姿はなく、大津絵の売店が描かれている。

保永堂版の方がいつもよく見る東海道五十三次であるため、丸清版の方が新鮮にうつるのであった。他に東海道中膝栗毛の資料や、「庄野」を1版ずつ刷っていく様子を展示したもの(確か24図くらいあった)が興味深かった。



■CAI02「1つの言葉、3つの文字」。「助けて!」という言葉を日本語と英語、(おそらく)アラビア語で掲げて、どうなるのかを映像化した作品。
「POSTER」:2018年の作品。「助けて」ポスターを工事現場の囲いに張ろうとするのだが、ポスターが大きすぎるために、貼っても貼ってもはがれてきてしまう。まさに誰か「助けて!」な映像になっており、面白い。
「HANDCART」:2019年の作品では大きな「助けて」プレートをリアカーで移動させる作品。参院選のポスターが写り込んでいるのを見ると、まさに今年の映像である。普通に備品を運んでいるように見えるので、「助けて」という言葉には誰も反応しないようだ。

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