本日は三越→スカイホール→さいとう→富士フイルム→大通→道新→DO-BOX→SCARTS→クロスホテル→大丸→近美の11か所。家を出た時はまあまあだったが、歩いているうちに疲労感がかなり出てきた。
■三越ギャラリー「現代アートのIMA展」。かなり若手の作品が展示されていたのだが、それならば、ましてやこの展覧会タイトルであるならば、草間彌生、村上隆、奈良美智の作品展示は避けるべきではなかっただろうか(ま、商業的理由があるのだろう)。
■スカイホール「春陽会道作家展 30th」。安定してみることのできる展覧会。
この後、昼食のために移動する途中、ギャラリーivoryに立ち寄ってみた。11月30日で閉廊するという案内が貼ってあったが、展示は行われておらず、荷物搬出の準備をしているようであった。
■道新ギャラリー「王朝継ぎ紙研究会 北海道初作品展 よみがえる平安の和紙装飾」。東京で40年前から継ぎ紙の技法を研究している団体の、北海道における初展覧会とのこと。源氏物語や本願寺本三十六人歌集の人物になぞらえて作った作品が展示されていた。
■クロスホテル札幌「ROOM ART… FES 2019」。このホテルでは、何回か客室を使った展示・販売の催しがされているが、今回は10室で10アーティスト(一つは団体)の作品展示・販売をする形になっていた。それなりに面白いとは思ったが、私は欲しい「もの」ってほとんどないんだよね。それでも何名かの方が作品を購入している場面を見かけたので、徐々に効果は表れているのか。
エントランスアートということで、ホテルの入口に本間洸多の作品が展示されていた。
■北海道立近代美術館「アイヌの美しき手仕事 柳宗悦と芹沢銈介のコレクションから」。
「赤モスリン地切伏刺繍衣装」:全体が赤地で白でアイヌ文様が描かれた、モスリン(薄いウール)の衣装。この色と生地は非常に珍しいのだそうで、確かに今回の展示を見ても、記憶をよみがえらせても、赤のアイヌ衣装というのは記憶がない。
1941年アイヌ工藝文化展の再現展示ということで、5点の衣装が展示されていた(ここだけ撮影可能)。
静岡市立芹沢銈介美術館から「この迫力ある布の造形を見られたい」と芹沢が言ったという作品が来て展示されており、ため息が漏れるような迫力があった。1室に衣装が37点あり、色の近いものがグループになっているのだが、全く同じ文様は一つもない。実は同じ形の文様も避けただけかもしれないが、こうして見せられると、非常に作家性が感じられるような衣装であった。
芹沢銈介の作品も十数点展示されていたが、私はなかなかこの人のデザインが好きなのである。さっき「欲しいものがない」と言った私であるが、芹沢の美術館に行ったときには、つい彼のデザインのハンカチを買ってしまった。特に私は布製のものに興味がないので、まことに珍しいことだと自分でも思った。
■北海道立近代美術館「友田コレクション 西洋版画の名品」。細かい作品が多く、モノキュラーを持ってくるべきだった…。大物としてはルオー、ルドン、ピカソ、シャガールの連作版画が目立っていた(↓写真はルオー)。
■北海道立近代美術館「追悼 松樹路人展」。家族を描いていたので、穏やかな人かと思っていたが(絵画そのものは暖かい家庭というよりは独立した個人を表現しているように見えるのだが)、制作歴の途中で「過去の自分と決別するために大作10数点に火を放った」という逸話が紹介されており、激しく燃える人だということが分かった。
「S町のある日」:1949年、まだ若い頃の作品。画業全般にわたって作品を見ることができるのはありがたいものだ(展示は17点で決して多くはない)。
■北海道立近代美術館「瀧川嘉子展」。
「境 KYOH No.7」:作品の複雑な造形もあるのだが、上からの明かりで、ガラスの色が台座に落ちる所にも見どころがある。
■三越ギャラリー「現代アートのIMA展」。かなり若手の作品が展示されていたのだが、それならば、ましてやこの展覧会タイトルであるならば、草間彌生、村上隆、奈良美智の作品展示は避けるべきではなかっただろうか(ま、商業的理由があるのだろう)。
■スカイホール「春陽会道作家展 30th」。安定してみることのできる展覧会。
この後、昼食のために移動する途中、ギャラリーivoryに立ち寄ってみた。11月30日で閉廊するという案内が貼ってあったが、展示は行われておらず、荷物搬出の準備をしているようであった。
■道新ギャラリー「王朝継ぎ紙研究会 北海道初作品展 よみがえる平安の和紙装飾」。東京で40年前から継ぎ紙の技法を研究している団体の、北海道における初展覧会とのこと。源氏物語や本願寺本三十六人歌集の人物になぞらえて作った作品が展示されていた。
■クロスホテル札幌「ROOM ART… FES 2019」。このホテルでは、何回か客室を使った展示・販売の催しがされているが、今回は10室で10アーティスト(一つは団体)の作品展示・販売をする形になっていた。それなりに面白いとは思ったが、私は欲しい「もの」ってほとんどないんだよね。それでも何名かの方が作品を購入している場面を見かけたので、徐々に効果は表れているのか。
エントランスアートということで、ホテルの入口に本間洸多の作品が展示されていた。
■北海道立近代美術館「アイヌの美しき手仕事 柳宗悦と芹沢銈介のコレクションから」。
「赤モスリン地切伏刺繍衣装」:全体が赤地で白でアイヌ文様が描かれた、モスリン(薄いウール)の衣装。この色と生地は非常に珍しいのだそうで、確かに今回の展示を見ても、記憶をよみがえらせても、赤のアイヌ衣装というのは記憶がない。
1941年アイヌ工藝文化展の再現展示ということで、5点の衣装が展示されていた(ここだけ撮影可能)。
静岡市立芹沢銈介美術館から「この迫力ある布の造形を見られたい」と芹沢が言ったという作品が来て展示されており、ため息が漏れるような迫力があった。1室に衣装が37点あり、色の近いものがグループになっているのだが、全く同じ文様は一つもない。実は同じ形の文様も避けただけかもしれないが、こうして見せられると、非常に作家性が感じられるような衣装であった。
芹沢銈介の作品も十数点展示されていたが、私はなかなかこの人のデザインが好きなのである。さっき「欲しいものがない」と言った私であるが、芹沢の美術館に行ったときには、つい彼のデザインのハンカチを買ってしまった。特に私は布製のものに興味がないので、まことに珍しいことだと自分でも思った。
■北海道立近代美術館「友田コレクション 西洋版画の名品」。細かい作品が多く、モノキュラーを持ってくるべきだった…。大物としてはルオー、ルドン、ピカソ、シャガールの連作版画が目立っていた(↓写真はルオー)。
■北海道立近代美術館「追悼 松樹路人展」。家族を描いていたので、穏やかな人かと思っていたが(絵画そのものは暖かい家庭というよりは独立した個人を表現しているように見えるのだが)、制作歴の途中で「過去の自分と決別するために大作10数点に火を放った」という逸話が紹介されており、激しく燃える人だということが分かった。
「S町のある日」:1949年、まだ若い頃の作品。画業全般にわたって作品を見ることができるのはありがたいものだ(展示は17点で決して多くはない)。
■北海道立近代美術館「瀧川嘉子展」。
「境 KYOH No.7」:作品の複雑な造形もあるのだが、上からの明かりで、ガラスの色が台座に落ちる所にも見どころがある。