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20141012ギャラリー巡り

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10月11日に時計台ギャラリー→彫刻美術館ステーションギャラリー(別項)→旭川美術館(別項)。
今日はコンチネンタル→資料館→大丸→道銀駅前支店→大同→チカホ→北1条写真館→道新→大通→富士フイルム→500m美術館→市民→三越→スカイホール→さいとう→ivory→ARTスペース201→NEW STARの18か所。

■コンチネンタルギャラリー「WAVE NOW 2014」。
富原加奈子「風の記憶」:布地張りの立体なのだが、何となく寝椅子や自動車のような造形をイメージさせられる。タイトルからして、空気の流れから形作られた形なのかもしれない。
林亨「心を浮かべて(岩と水)」:塗り重ねた色彩に何か時間の経過を感じる。
伊藤彰規「紙の紙碑」:ティッシュボックスの上の部分を沢山張り付けたような作品。私にはそれぞれが違う世界へと通じる扉のようにも見える。

ギャラリー巡りの途中で札幌駅前へ。今日は終日素晴らしい快晴だった。



■地下歩行空間「北海道内学生企画展 アートに触れる2014」。
SHOTA FUJIMORI、KAZUHITO KODAIRA、SHUNEI SATO、NAKAHATA SHO「singing floor!!」:二条城の鶯張りをモチーフにした音の出る作品。



柏志保、河合裕美、嵯城彩友、高橋ゆうき、出村志織、箱田紗希、星真「プロジェクションマッピング(床への投影)」:子供のころに見た、火山地帯の溶岩の穴に人が落ちるシーンがある映画を思い出した。40年以上たったのに、どうにも記憶から離れないのだ。



瀬川綺羅「ものぐさの窓」:色彩と4層構造が面白い。



西村光智「Home Town」:故郷というより、家だけが並んでいる街である。



苛原治「2014 Self-portrait」「水分神」:上手いと言えばこの人か。

 

斜め向かい辺りでは、インターナショナルウィーク(だったっけ?)が開催されていた。

 

ロシアブースでは「クワス」の無料試飲があって、一度は飲んでみたいものだと思っていたので大喜びでつごうとした所、すでに品切れだった。ロシア人女性に「タブン、ホトンドナイ。マタアシタモヤッテマス」と言われてしまった。

■500m美術館「美術と建築、これからの札幌」。私、建築にはあまり興味が無い。
米澤隆「想像都市SAPPORO」:札幌を舞台に空想的な都市風景を描いたもの。建築的には裏付けがないが、こういう方が楽しい。



建築学生同盟北海道組「建築マップ」:一番古いのは1878年に建てられた時計台。紹介されているのはほとんど知っている建物ばかりなのだが、それ以外にないものなのか?



作品名、作家名はなかったと思うので、アート作品としての出品ではないと思うが、下の写真に写っているものは何なのか(意見広告?)。主催団体である「創造都市さっぽろ・国際芸術祭実行委員会」の意見なのだろうか?



現在、札幌市役所でも市民の意見募集中という時期に、随分、一方的な意見広告を掲示するものである。



■市民ギャラリー「学生美術全道展」。非常に高い表現力の作品もあったが、ある種のあざとさが目に付く作品もあった。
勝木那琴「さびたゆめ」:紫色の海と空、遠くの海岸沿いには遊園地。不思議な雰囲気。
斉藤杏奈「愛」:赤い背景に大木。そこに住むフクロウと木をつつくクマゲラ? 大作で思いっきりがいい。
秋元結以「悩みに沈む」:受験の悩みだろうか。壮絶な顔をしてひざ上まで水につかっている女子高生。将来、そんなに大したことではなかったことに気がつくから、大丈夫。

岩崎野乃香「おんなのこ」:お姉ちゃんの顔に見とれる子(こっちも女の子か?)。表情が上手い。
照井李彩「幸」:大いびきをかいて寝る擬人化されたライオン。布団のようにかぶさっているのは水牛か。面白い。
大坂望「かくれんぼ」:巨大な蕗の葉から顔を出す、鋭い眼の猫。葉っぱの虫食いが魚の形をしている辺り、細かい。

北林歩「夏の夜」:カラフルな金魚と放射状にのびる光。版画はモノトーンが渋いという全体的な雰囲気の中、カラフルでいい。
小西睦月「(D)evolution」:オタマジャクシとカエル男を繰り返す彫刻。

さいとうギャラリーの「べるぱぴえ 銅版画展」も面白かった。


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