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20150321ギャラリー巡り

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本日は近美→教育文化会館→資料館→富士フイルム→大通→三越→スカイホール→さいとう→ivory→道新→大同→プラニス→JR ART-BOX→大丸→市民→鴨々堂の16か所。

天気は良いが少し肌寒い西区を出発。写真の公園は冬の雪捨て場になっているだけに、こんな時期に地面が見えるのは非常に珍しい。



■北海道立近代美術館「もうひとつの眺め 北海道発:8人の写真と映像」。映像作品を見るのに時間がかかるため前回断念した、佐竹真紀の作品を中心に見る。

佐竹真紀「暮らしあと」:おそらくもう取り壊すであろう祖父母の家の現在の映像と過去の写真を重ね合わせた作品。親族があつまりゲームをしたり、お寿司を取って食べたり、見る人のいろいろな思い出をも引き出す作品だ。つい私も「自分の子供の頃のアルバム、親の家にあったっけ」と見たくなってしまった。
佐竹真紀「おもかげ」:こちらもコマ落としの映像と写真を使い、家族や自然の時間の流れを表現した作品。当然前者の時間の流れは目に見え、後者の時間の流れはなかなか簡単には見てとることができない。



■札幌市資料館「ぽんち展」。
福本昌史「訳あり物件。」:訳ありというか廃墟物件なのだが、言い方の面白さか。
大友はずみ:家族で沖縄旅行に行ったのだろう。「手」による空手チョップで店の外壁が切り裂かれている写真が面白い。
大友亜希子:沖縄ゆいレールの写真が何となくいい。札幌の創成川沿い、札幌駅より北側のような殺伐とした感じがする。
大友俊治:すごい顔でご飯を食べる子。本当にすごい顔。


→ここも雪解けだ。

■スカイホール「TURNER AWARD 2014」。
小林あずさ「あつらえ」:中心に蛸。その周囲にひらひらした布の帯と、髪の毛のように見えるもの。女性の暗喩か?
森丈人「赤いロッカー」:程よく歪んだ形がいい。

■さいとうギャラリー「ハナゴオリ 瀬川綺羅個展」。
「やんごとなきブーン」:あまり可愛くない子が飛行機のように手を広げて空を飛ぶ。
「グッバイ、マイ世界」:自分をシャボン玉に吹き込んで、飛ばす。何物にもとらわれない自由さを描こうとする拘り(不自由さ)を感じるのは気のせいか?
「食卓の男爵」:箸のようなひげを生やした男が男爵なのか。もしかしてテーブルに上がり込んでいる犬が男爵なのかも。

■プラニスホール「札幌夜景空撮展」。作家がちょうどトークショーをやっており、かなりの混雑。写真撮影のためにセスナ機を1時間チャーターすると9万円なのだそうだ(ヘリコプターは40万円だとか)。
「石狩湾と増毛山地・遠く利尻山-手稲山地上空より 2014.6.23」:北海道の西の海岸線のカーブ。本当に利尻山まで見えていて、鳥瞰図さながら。これには驚かされた。

■JR ART-BOX「TELECINE 南俊輔」。フィルム映写機による動画を中心にした展示なので、実物を見ないと何のことやら。



祝日のため昭和ビルはCAI02しか開いていない。飲食店街の方は扉では入れないようになっていたのだが、そこにこんな表示が…。地下2階に麻雀クラブなんてないよね?



■古民家ギャラリー鴨々堂「第二回アール・ブリュット札幌展」。
荒岸学:黒い線にいろいろな色彩を配置した連作群。私の眼には「連作群」としか見えない、似た形式の作品が並んでいるのだが、「バラ」「野の花」などのタイトル作品の横に「野幌」「JRタワー」など予想もしないタイトルの作品がある。
田湯加那子「セーラームーン2011」:体にはUHBのマーク、足元にはHTBのマーク。どっちの局で放映されたんだっけ。ちょっと見ていると背筋が寒くなるような所もある。(3/22夜に追記)

それからチカホ北1条付近で今日から開始されるはずの展覧会は、思いっきり展示設営中。来週行こう。

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