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20150704ギャラリー巡り

本日はARTスペース201→さいとう→スカイホール→らいらっく→富士フイルム→道新→時計台→たぴお→大同→エッセ→小樽美術館→小樽文学館の12か所。

■時計台ギャラリー「寺崎源治遺作展」。重厚な版画展。私好みの部分がかなりあった。
「リンゴの季節(独り者)」:水色のチェックの床に黒い縁どりのリンゴが描かれている。その上には宙に浮いた帽子。
「ロープ」:ロープを描いた連作があったが、ロープは蛇であり、首つりの縄である。

■ギャラリーたぴお「KiRi BLUE」。無題の縦長の油彩作品には4層になった青のベールが描かれている。ベールが入口のようでもあり、奥に何がひそんでいるのか気になるところだ。
「think-BLUE-」:作者によるブルーの宝石コレクションである。

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■大同ギャラリー「第56回北海道版画協会展」。
金沢一彦「トルワルセンの天体瞑想」:メルヘンの香りを漂わせつつも、亀が大地をささえる地球儀を描くなど、どこかに独特の個性がひそんでいる。
ナカムラアリ「命想・未知の胚B」「同R」:Bはブルー、Rはレッドを表したもの。生命感を感じる作品。
石川亨信「46」:花を散らした流麗な書のような作品。

■小樽美術館「小樽運河・いまむかし」。
中村善策「冬の運河」「運河と雑草」:1階の記念ホールでも中村善策作品は3点と普段とは随分変わった展示になっていた。しかもこの3点、初めて見たような気がする。持っている作品は惜しまず見せてほしい。
宮川魏「運河」:キュビスムの形とフォービスムの色を穏やかにまとめた作品。
渡辺祐一郎「雪の運河」:パステル調の色彩を使い、物語めいた雰囲気の作品である。

冨澤謙「小樽・運河・雪映え」:運河を渡る橋を中心にすえた力感のある作品。
藤森茂男「大家倉庫と引き船」:小樽運河保存運動の父と言われる人だが、画も普通ではないほど上手い。
白江正夫「茜色の記憶」:風景画でありながら、そこにはとどまらず心象風景としての魅力がある。

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■小樽文学館「楢喜八原画展」。私が気になるだけでも、ウイリアム・ホープ・ホジスン、清水義範、かんべむさし、式貴士、マーク・トゥエイン、ロバート・L・フィッシュ、筒井康隆、横田順彌、石原藤夫、草上仁、折原一、R・シルヴァーバーグ、シマック、阿刀田高、小松左京らの挿絵、本カバー画を描いた人の原画展。随分、見ただけで「ああ、あれ」となる作品が多かった。沼田町に小~高校生時代住んでいたらしい。

写真(全て撮影可能だった)はかんべむさし「決戦・日本シリーズ」。

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ここで恒例のコーヒー休憩。

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残念ながら小樽市民ギャラリーは17時閉室。普通、18時までやっていないか…。

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