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敗戦記念日に小樽へ(3)

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小樽ではオーセントギャラリー→小樽美術館→小樽市民ギャラリー→小樽文学館と巡る。

■市立小樽美術館「花ひらく近代洋画の世界」。
野口弥太郎「上海」:明るく開放感あふれる上海風景。ちょうど、太平洋戦争の始まった年に描かれた作品だ。
松田文雄「海(波)」:ザッバーン! とでも効果音をつけたくなるような、岩礁に波しぶきが力強く描かれた作品。
小磯良平「朝」:ピンク色の服を着た女性。赤いポットの色彩を目立たせ、引き算していくような作品。
熊谷守一「玩具」:茶と水色の色彩の妙。常に気になるので、やっぱりある種の素晴らしさがあるのだろう。

この他、有名どころは藤島武二、有島生馬、梅原龍三郎、須田国太郎、中川一政、児島善三郎、猪熊源一郎、東郷青児、安井曾太郎、和田英作、里見勝蔵、鳥海青児、麻生三郎、福沢一郎、林武、など。有名画家の見たことのないような作品というのは、決して名作ばかりではなくても、見ていて楽しい。



■市立小樽文学館「小樽坂道物語展」。
小樽市内でも20度を越える坂はそうないのだとか。それを体験できるコーナー。まあ、山登りだな。



三宅悟「秋の北手宮」(左)、「冬の北手宮」(右)。



あ、雨も上がってきたみたいだ。



ここで酔いをさまそうとコーヒー休憩。と言いつつ、酒を飲んだ後にコーヒーを飲むと、相反する作用で余計酔うような気がするのは私だけ? 「美味しんぼ」も昔の態度がデカ過ぎる海原先生の頃は、楽しいよ。



そろそろ閉館の時間である。


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