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20150829ギャラリー巡り

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本日は自由空間→クラーク→市民→道新→時計台→大同→紀伊国屋→大丸→道銀駅前支店→文学館→創→ivory→さいとうの13か所。途中でどうにも足がすすまなくなり、失速。

ふわっと空に浮かぶ雲を見て出発。



■クラークギャラリー「民野宏之「風景」展」。心落ち着く風景。いや、しかしどこかもう少し見たいものを秘めている。

■市民ギャラリー「第60回記念新北海道美術協会展」。
山本家弘「トレド」:横3メートルのトレドの街並み。直球で気持ちいい。
宇流奈未「unknown power」:今回の白眉! 素晴らしい傑作。まだ見ぬ冥王星の表面を想像させるかのような大作である。この作家は新道展の宝と言ってもいいと思う。
数田修「神々の領域」:妙に影や曲線のついた風景。面白い。

高橋弘子「After God has slept」:荒野を行く狼。ほんの少しつけた色彩が好印象。
宮里幸宏「続、補陀落渡海からの使者」:怪物3人バンドの等身大インスタレーション。これは努力賞だ。

とにかく宇流奈未の作品を見てから、他の作品を見ても「まあ、いいけど…」状態であった。

■時計台ギャラリー「今西直人展」。近年の白い色彩による大作が良かった。

■大同ギャラリー「蔵書票版画展」。似た傾向の作品が多いような…。誰かコレクションをバンと公開しないかな。

■北海道立文学館「挿絵の美・大衆文化の黄金時代-大正イマジュリィの世界-」。全点展示替えなので、後期もやってきた。今回も良く見ると超豪華メンバーで、青木繁、高村公太郎、恩地孝四郎、長谷川潔、バーナード・リーチ、藤島武二、坂本繁二郎、富本健吉、岸田劉生、竹久夢二、小出楢重、三岸好太郎、古賀春江、和田英作、鏑木清方、上村松園など(もちろん、ほぼ印刷や版画)。

なかなか興味深い展示だったが、目録の作品番号と展示の番号に関連性が全くなく、メモを取る気が失せる。



■ギャラリー創「酒井広司個展 そこに立つもの2」。あの何気ない被写体で足を止めてじっくり見させるのは、すごいと思う。

しかし今日は結構腹の立つ人物に出会った(私が小人物なのか?)。市民ギャラリーの第1室でバカでかい声で電話をしていたババア年配の女性は本当に我が身を振り返った方がいいと思う。それから携帯のキー音を出す状態で操作するのもやめてほしい(別の人)。また、大丸でエレベーターの地下1階から8階までずっと携帯電話で話し続けたババア年配の女性にもいろいろ考えてほしいものだ。

最後にギャラリー創で椅子に座り(なぜか椅子があるのだ…)、展示作品を乗せた台に足をかけて貧乏ゆすりをしつつスマホを操作していたマヌケジジイ男性のご老人も何とかしてほしいものだよな。はっきり言って年よりは回りに鈍感になるから、スマホや携帯を操作する時は考えた方がいいと思う。


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