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Channel: 散歩日記X
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よし、小樽行くか

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二日酔いのため、早くは起きたものの家でダラダラと過ごす。昼食も外出せず、家にあったもので済ませる。どうしようかと思ったものの、3連休の中日だからな。小樽にでも行くか。

私の家からは地下鉄駅よりも小樽に向かうバス停の方が近いので、何とかその程度は気力が湧き、小樽行きのバスに乗車。幸い空いていたので、席をやや倒し、耳栓をして寝る体勢に入る。信号があるうちは寝られなかったが、高速に入った後に上手く寝られたようだ。気が付くと、一般道に降りるところであった。

結構、人出のある商店街を通る。何かイベントなのかな?



今日は観光客もかなり小樽に来ている模様。そんな中で私の目的地はここだ。

 

一度は行っておかなければと思っていたのだが、前回の小樽訪問では時間がなかった。絵画館ができてから見ようかというセコイ気持ちもなくはなかったが、せっかくだから行ってみるかという感じである。

入館料は700円。以前、拝見させていただいた北海道美術ネットさんの記事では有料だった音声ガイドが、何と無料。ありがたく使わせていただいた。私は「まずは解説を聞く前に見るべきだ(いや、実はお金がもったいない)」派で、音声ガイドを借りることは滅多にないのだが、キリスト教・西洋文化圏の基礎知識が薄いので、ガイドが参考になった。

館内に入ると、ステンドグラス美術館を先に見るようにと案内される。

私はステンドグラスというと、素人の教室展を思い浮かべ、あまりピンと来ないのが正直なところであった。また、美術館の開館時に新聞に取り上げられた時、「大変素晴らしい作品ばかり」と言ったことが書かれていた。これも正直なところ「これからの事を考えたら貶すわけにもいかないし、多少、ヨイショ入ってるんだろうな」と思っていた。

全くそうではなかったので、ここでお詫びしたい。実に素晴らしい展示である。19世紀末から20世紀初頭にかけて、イギリスの教会の窓を飾ったステンドグラスとのことだが、余りに陳腐な表現で気が引けるが「壮麗」という言葉がふさわしいと思う。館内撮影可なので、ちょっとだけ写真を公開しよう。





大変素晴らしい作品が多く、ぜひ見に行ってほしいので、ほぼ全作品の写真を撮影したのだが、これ以上アップしない。

「善き羊飼い」:教会の窓枠ごと持ってきてしまったとの解説だった。
「神とイギリスの栄光」:ゲオルギウスの倒した竜はけっこう小さかったりするのだが、これも小さいけれども赤くなかなかカッコいい竜である。
「天使の祈り」:時代もあるだろうが、ラファエル前派の気配が入っているね。

次は智天使ケルビムと熾天使セラフィム。こいつら、頭に直接6枚の羽根が生えているのだ。

 

次はアール・ヌーヴォーグラス館。こちらの展示スペースは少々狭いながら、なかなか良い作品が多いと思う。北海道立近代美術館にはかなりのガラスコレクションがあるので、それを見慣れている目で見ても、悪くない。いや、ものによってはもっといい作品と思えるのだ。



展示室の照明もガレ作品だったりする。



いや、満足した。解説を聞きながらゆっくり見ているせいもあるが、1時間半強の観覧時間であった。

続いて、小樽美術館・文学館に行くが、時間が無くなってしまったので、展示はパスしてコーヒー休憩。

 

小樽市民ギャラリーは今週の展示が無いようだ。

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