Quantcast
Channel: 散歩日記X
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4490

春の東京2(9)八重洲

$
0
0
銀座からホテル方向へということで、北上する。

遠くから見ると「POLICE MUSEUM」って書いてあるんだな。



「尾台榕堂之碑」を発見。全く誰だか知らなかったのだが、越後出身の漢方の名医らしい。



歩いているうちに、八重洲で名高い「F」を発見。よし、入ってみるかと飛び込みで突入したが、すでにカウンターには数人の客がいる。何とかカウンター隅の席に座ることができ、すぐに通しの切り昆布がやってきた。この店は酒中心なので、少し考えて加茂鶴を燗で注文する。



つまみはそうだなあ、玉子焼きとしめ鯖にするか。

 

玉子焼きは作り置きだが、出汁の感じはかなりある。しめ鯖は完全締めタイプだが、味はすこぶるよろしい。

後でおすすめの品説明を聞くと、鯵・カマスなどの干物、クサヤ、しめ鯖、今日はウニが入っていますということだった。2杯目はこれまた広島の酒、千福を注文。燗の具合は実にちょうど良い。

ところでこの店、店主の圧が強いわけでもないのだが、独特の緊張感というか、マイペース感がある。客は後から私の隣に座った人以外は全員常連の模様。全員「ぬる燗で」と酒を注文しているが、自分の頭で考えていないのじゃないか? いや、店に身を任せるべきなのか。特に非常連に対する疎外感はないのだがなあ…。

ということで2杯で切り上げて、ホテルに向かうことにした。



ま、こういうこともありますわな。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 4490

Trending Articles