先週は急遽小樽へ、先々週は帯広に行った。その前の週は天気があまり良くなくて外出を回避と、3週連続まともに札幌のギャラリー巡りをしていない。今日は天気もいいので、何とか少しは回ってみるか。
ということで、らいらっく→富士フイルム→三越→さいとう→スカイホール→SONY→丸井→市民→法邑→JR ARTBOX→大丸の11か所。
■らいらっく・ぎゃらりい「遥かなる風 中橋修水彩画展」。風景とも言えず、抽象とも言えず、心象とも言えず。しかしながら、何か繊細なものが描写されている作品展。
■スカイホール「札幌大谷大学同窓会真心会「谷の会」展」。
佐藤綾香「鏡の中の果樹園」:去年の道展に出品していたものかな? これが見られたのは収穫。
■スカイホール「西村一夫展 ―にしむらのやまやま No.2ー」。クレヨンで描かれた「山」。何だかこれはいい。
■丸井イベントスペース「MARUI×ルパン三世 #札幌のアジトに潜入せよ」。
ルパンのアジトという設定のコーナーは撮影可能。椅子に座って記念撮影をすることもできるようだ。
↓
ルパン三世のジャケット。これを着こなせる時点でただものではない。
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■市民ギャラリー「第72回全道展」。
小林麻美「待合室-さっきまでいたきのうのわたし-」:かすかに描かれた格子状の線、水滴をイメージするような青。この方得意のモチーフをまた変化させた作品。いい位置に作品がかけられていた。期待されているのだろう。
田崎謙一「Mutation」:この人のかつての作品は少々不気味さが先立っていたのだが(それもまた一つのあり方なのだろうが)、この作品はそれをさらに上位の次元に推し進めたような感じがする。素晴らしい。
宮下淳「中空の歯車」:突然空に現れた、謎の歯車なのだが、普通の人が思い浮かべるようではない、マニアックな歯車。
森弘志「みそしる」:近年のこの方の作品を見ている人には、このタイトルだけで作品の想像ができるのではないか? 今回も楽しませてくれた。
川上加奈「岩の人」:いよいよ岩に埋もれつつある人物。足元の石がチョコレートのようだ。
櫻井純「40」:頬の辺りに傷の入った巨大顔の彫刻。普通の人間より大きいと、何か別の生命体を見るかのような思いがする。
この他、気になった作品の作者名を羅列。會田千夏、石本久美子、板谷諭使、梅津美香、大下茜、小笠原実好、近藤みどり、佐藤正行、高田健治、西村徳一、三谷佳典、モリケンイチ、米澤邦子、川口巧海、川橋雪弘、韮澤淳一、浅野武彦、水落啓。
■茶房法邑「板谷諭使 矢元政行 輪島進一 渡辺貞之 4人展」。皆さん全道展にも出品されている人たちだが、こちらに展示している作品の方が、良いのではなかろうか。
板谷諭使「TIME AFTER TIME」:この人の作品を初めて見た時は奇妙さが際立っていたのだが、今回はそれがこなれている。上手くなっているという気もするし、独特の個性が消えてきたとも見える。上から見下ろした視点の作品だが、黒猫が登場していることもあり、谷地元麗子の作品を思わせる。
板谷諭使「月に帰る水」:昔の実験室風の部屋にいる、それぞれバラバラの3人。壁には数式が書かれ、アインシュタインの肖像がかけられている。
輪島進一「フェローチェ」:バイオリンを弾く人物か。最近泉のほとりにおける死せる美女など、死の雰囲気を描いてきた作者だが、これは昔に戻って、音と動きを描こうとしているようだ。
矢元政行「アパート」:壁は斜めで全体が開いたVの字になったアパート。人が集まる楽しさと、落下のイメージ=死が同居している。
矢元政行「遊園塔」:こちらも落下のイメージを随所に持ちながら、楽しそうな雰囲気もある。子供の服がカラフルなところに明るさを感じる。
渡辺貞之「ステージ「うらないごっこ」」:占いに限らず、所詮「子供のごっこ遊び」に過ぎないという感じか。
■JR ARTBOX「WONDERFUL HOKKAIDO」。拾った古い洋書にドローイングしてみたら面白かった、という作品。
ということで、らいらっく→富士フイルム→三越→さいとう→スカイホール→SONY→丸井→市民→法邑→JR ARTBOX→大丸の11か所。
■らいらっく・ぎゃらりい「遥かなる風 中橋修水彩画展」。風景とも言えず、抽象とも言えず、心象とも言えず。しかしながら、何か繊細なものが描写されている作品展。
■スカイホール「札幌大谷大学同窓会真心会「谷の会」展」。
佐藤綾香「鏡の中の果樹園」:去年の道展に出品していたものかな? これが見られたのは収穫。
■スカイホール「西村一夫展 ―にしむらのやまやま No.2ー」。クレヨンで描かれた「山」。何だかこれはいい。
■丸井イベントスペース「MARUI×ルパン三世 #札幌のアジトに潜入せよ」。
ルパンのアジトという設定のコーナーは撮影可能。椅子に座って記念撮影をすることもできるようだ。
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ルパン三世のジャケット。これを着こなせる時点でただものではない。
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■市民ギャラリー「第72回全道展」。
小林麻美「待合室-さっきまでいたきのうのわたし-」:かすかに描かれた格子状の線、水滴をイメージするような青。この方得意のモチーフをまた変化させた作品。いい位置に作品がかけられていた。期待されているのだろう。
田崎謙一「Mutation」:この人のかつての作品は少々不気味さが先立っていたのだが(それもまた一つのあり方なのだろうが)、この作品はそれをさらに上位の次元に推し進めたような感じがする。素晴らしい。
宮下淳「中空の歯車」:突然空に現れた、謎の歯車なのだが、普通の人が思い浮かべるようではない、マニアックな歯車。
森弘志「みそしる」:近年のこの方の作品を見ている人には、このタイトルだけで作品の想像ができるのではないか? 今回も楽しませてくれた。
川上加奈「岩の人」:いよいよ岩に埋もれつつある人物。足元の石がチョコレートのようだ。
櫻井純「40」:頬の辺りに傷の入った巨大顔の彫刻。普通の人間より大きいと、何か別の生命体を見るかのような思いがする。
この他、気になった作品の作者名を羅列。會田千夏、石本久美子、板谷諭使、梅津美香、大下茜、小笠原実好、近藤みどり、佐藤正行、高田健治、西村徳一、三谷佳典、モリケンイチ、米澤邦子、川口巧海、川橋雪弘、韮澤淳一、浅野武彦、水落啓。
■茶房法邑「板谷諭使 矢元政行 輪島進一 渡辺貞之 4人展」。皆さん全道展にも出品されている人たちだが、こちらに展示している作品の方が、良いのではなかろうか。
板谷諭使「TIME AFTER TIME」:この人の作品を初めて見た時は奇妙さが際立っていたのだが、今回はそれがこなれている。上手くなっているという気もするし、独特の個性が消えてきたとも見える。上から見下ろした視点の作品だが、黒猫が登場していることもあり、谷地元麗子の作品を思わせる。
板谷諭使「月に帰る水」:昔の実験室風の部屋にいる、それぞれバラバラの3人。壁には数式が書かれ、アインシュタインの肖像がかけられている。
輪島進一「フェローチェ」:バイオリンを弾く人物か。最近泉のほとりにおける死せる美女など、死の雰囲気を描いてきた作者だが、これは昔に戻って、音と動きを描こうとしているようだ。
矢元政行「アパート」:壁は斜めで全体が開いたVの字になったアパート。人が集まる楽しさと、落下のイメージ=死が同居している。
矢元政行「遊園塔」:こちらも落下のイメージを随所に持ちながら、楽しそうな雰囲気もある。子供の服がカラフルなところに明るさを感じる。
渡辺貞之「ステージ「うらないごっこ」」:占いに限らず、所詮「子供のごっこ遊び」に過ぎないという感じか。
■JR ARTBOX「WONDERFUL HOKKAIDO」。拾った古い洋書にドローイングしてみたら面白かった、という作品。