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20170715ギャラリー巡り

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本日は三越→さいとう→スカイホール→4プラ→富士フイルム→大通→大丸→市民→HUG→コンチネンタルの11か所。暑さで力尽きた。

■さいとうギャラリー「花展」。かなりまともに花を描いている人が多かったように思う。
亀井由利「華」:青地に赤と緑の華。色彩のセンスがいつも光る。
澁谷美求「7月の花」:彼女の得意な紺色をベースに、黄色、オレンジ、赤の花が普段とは違った色彩を添えている。

■4丁目プラザ「DOCCHIRAKE!」。これはポルトギャラリーの「北翔大学美術作品展 芸術メディア学科 芸術学科」に出品していた人だな。作品を見て気がつくのだから、なかなか独創的なのかもしれぬ。

■市民ギャラリー「モダンアート協会北海道支部展」。
芦川洋「N42.6の道標」:草原に錆びた扉が斜めに落ちている風景を撮影した写真。これ、いいね。

■市民ギャラリー「『北の海』厚田アクアレール水彩画展 受賞作品特別展」。いずれも相当達者な描き手だと思う。
越智紀久張「光明射す」:海と空、雲に隠れた太陽の逆光が印象的な作品。
清水克美「いかつり船(知円別港にて)」:写実的に船と港を描いた作品。
湯藤美恵子「なにか……きっと……」:石狩の海岸と高い空。
福田隆義「冬枯」:朽ちた建物と馬橇を描いて、静かなる廃墟という感じ。

■HUG「淑明女子大学校・北海道教育大学 学生美術交流展2017」。
藤原千成「太陽の椅子」:2m弱の丸太状のものが配置され、その下部に卵形の穴が開き、そこから光が漏れている。中が見えそうで見えない、非常に気になる作品だ。
中村まり子「桃色の植物」:ピンク色で子供のように見えるが、これが植物なのか。マンドラゴラかもしれないね。

■コンチネンタルギャラリー「第58回北海道版画協会展」。
石川亨信「西郷」:文様はほぼなくなり、作品の純度が増したように見える。色彩のある長方形の上部だけが枠外に突き抜けているのが破調でいい。
藤林峰夫「炭鉱(やま)の記憶」:端島(軍艦島)を描いた作品はなかなかの風格。
ナカムラアリ「Shadow play(影絵遊び)NO.4」:ウサギと蛇だろうか、いや手と足そのものにも見える、面白い作品。
兼平浩一郎「窓からの眺め」:ワイパーで窓をぬぐったような見え方。

しかし、大丸画廊も月間の展示予定表を作るのをやめたのかな。経費節減、世知辛いですなあ。

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