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Channel: 散歩日記X
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札幌市資料館「札幌国際芸術祭2017 北海道の三至宝:アートはこれを超えられるか!」

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さて、今日は札幌市資料館の「北海道の三至宝:アートはこれを超えられるか!」を見て行こう。

 

まずは1階のカフェ&インフォメーションに行くと、のん(女優さん)の3作品が展示されていた。何となく音楽的な感じの漂うスケッチだ。続いて、2階を見に行こう。

まずは「北海道の木彫り熊~山里稔コレクションを中心に」ということで、どうもお土産品として手あかのついてしまった感のある木彫り熊の展示である。今のお土産はほぼ機械彫りだそうだが、ここに展示されているのは手彫りだそうで、造形が良くできているものもあるのだろう。一番サイズの大きいものは、体長50cmくらいであろうか。



逆に体長の一番小さいものは1cmあるかないかくらいであろう。



また、狩猟の獲物のような壁に首だけスタイルのものもいくつか展示されていた。この形は初めて見るような気がする。



この会場では「熊をモチーフにした立体作品」コンテストの作品も展示されていた。目に留まった1点を紹介する。



次は「地球の声を聞いた男・三松正夫の昭和新山火山画」展示である。三松正夫という人が、戦時中に昭和新山が形成される様子をスケッチと「ミマツダイヤグラム」と呼ばれる標高を定点観測した図で伝えているのだ。

元々畑だったところに、突然火山が姿を現す。



そして、標高が精密に記録された「ミマツダイヤグラム」がこれである。



うーむ、ガラスが光って良く見えないか。それにしても興味深いものである。

次が「赤平住友の炭鉱遺産:坑内模式図」で、初めての一般公開になるそうだ。何しろ、全長200kmある坑内を横5mの図版に収めたという、実に貴重なものなのである。これもかなり見づらいが、特定のところをアップしてみると、こんな感じである。恐ろしい程の坑道があるのが分かるだろう。



図の全体像はこんな感じで、裏面にもほぼ同じサイズの図があるのだ。



いや、いずれも「ちょっと普通では見られないものを見た」という感じは強い。

さて、資料館の裏庭がにぎやかになっている。ここはSIAF CAMP SITE PROJECT「裏庭」ということで、何かが制作中らしい。

 

にぎやかなのはこのためではなく、タノタイガ プライベート・パブリック・バス「開拓風呂」というのが作られ、今日が入浴式の日らしいのだ。開拓風呂は北海道に相応しく五芒星の形をとっている。



ちゃんと、それらしい脱衣所まで作られているのだが、水はどうやら黒い配管の中を水が通る際に太陽熱で温める計画らしい(ジョークか?)。配管に触れてみたが、とても温かいとは言えないような感じだったので、入っている人はさぞかし冷たいのではないだろうか。その後、何人かが小さな水筒からお湯を入れていたが、そんな気休めでも少し温かくなったらしい。

 

音楽も流れ、ちょっと盛り上がった資料館裏手の庭であった。

 

その後、資料館の正面側に戻ったが、「一石を投じる」には今年も草は生えていたが、花は咲いていないようだった。


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