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Channel: 散歩日記X
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新春東京(12)馬肉料理店

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さて、町田に来たもう一つの目的は、馬肉料理の有名店「K」に行くためである。ここは明治17年創業ということで、私が近くに住んでいた時代でもあったはず。しかし、社会人1年生で、ネットも無い時代、有名店を求めて食べ歩くということは無かったのだ。

 

暇を見つけて、銀座、新宿、渋谷、池袋、八王子に行き、また町田にはずいぶん行ったが、せいぜい定食類を食べる程度。それでも会社の研修所の食堂よりは豪華に感じていたころである。まあ、私にも可愛げのある時代だったものだ。

混雑する前にということで、16時ちょっと前に店に入る。幸い席にはまだ空きがあるようだ。当然のことながら相席のテーブルの一角に座る。テーブル席ながら、昔の馬肉料理店、どじょう料理店のように、入れ込み座敷の雰囲気がある。

しかし、残念なことに腹が減りきっていない。これでは肉鍋は難しいかと思い、馬刺し(上)と肉皿を注文。燗酒も1本もらっておこう。

酒は岡山桜冠というのを一合、ぬる燗でもらう。つまみも定番の品とあって、すぐやってきた。馬刺しは生姜、にんにく、わさびと選べる薬味からわさびを選択。さっぱりした口当たりのいい赤身である。量もそれなりにあり、嬉しいところだ。



肉皿はいわゆる馬肉の煮込み。こんにゃく、ごぼう等も入っているが、くたくたに煮込まれた葱との相性がいい。途中から七味をかけるのも、つまみとしてはもってこいだ。



酒が無くなりお代わりをもらう。食べ物はメンチカツが人気なのだが、年初早々のせいか今日は無いとの事。創業以来の肉そばもボリュームから食べられないような気がするし、残念ながらこのくらいにしておくか。

どうやら私のいたテーブルは「常連さん席」だったようで、向かいでのんびり肉鍋を食べていた年配氏に挨拶をして勘定をしてもらう。年賀の品ということで、この店で使われているのであろう七味をお土産に頂いた。これは嬉しい限りである。

 

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