少々疲れてきたが、白金台から大手町に移動。東京駅まで歩いて、いよいよ最後の展覧会だ。
■東京ステーションギャラリー「鉄道絵画発→ピカソ行 コレクションのドア、ひらきます」。
相笠昌義「東京駅風景・冬」:ドーム屋根のなかった時代の東京駅。さっぱりしている。
本城直季「small planet tokyo station」:どうみてもオモチャにしか見えない、東京駅の写真。
元田久治「Indication-Tokyo Station-」:廃墟と化した東京を描いた作品。
長谷川利行「赤い機罐車庫」:力強い機関車の黒と周囲の赤。
斎藤吾朗「軽井沢駅物語」:ギラギラした色彩の軽井沢駅周辺。アプト式、おぎのやなどの名物も見て取れる。
大岩オスカール「新橋」:異世界の新橋駅。
椿貞雄「鵠沼風景」:まさしく直球の昔の風景画。鮮やかな空の色と土の色がいい。
鄭相和「無題81-6」:テトリスブロックのような形に画面を区切り、隙間から色がにじんでくる抽象作品。
野田裕示す「WORK 1767」:何だか分からないが、力強いニョキニョキが見える。
曽谷朝絵「Circle」:波紋と波動が表現されている。
加納光於「飛行果実I」:パッと見、非常に色彩が鮮やかで素晴らしい。空飛ぶイチゴ生物も面白い形だ。
李禹煥「Dialogue」:白からグレーへのグラデーションで、湯飲みのような形を描いている。
パブロ・ピカソ「黄色い背景の女」:珍しく落ち着いた感じの女性像で、かなり大きな作品。2つの顔が表現されているが、片方はクール、もう片方は微笑みを浮かべているかのように見える。
一点だけ撮影した作品を掲載させていただくと、池田光弘「Untitled」が非常に良かった。色彩の良さと奥行きの深さを感じる絵画である。
コレクション展ということで、それほど期待はしておらず、「鉄道関係の作品が見られれば面白いかな」と思っていた程度なのだが、予想以上に興味深い展覧会だった。鉄道関係の絵画、資料(資料はそれほど多くないが)に加え、現代アートの作品や、ピカソの油彩まで展示されていた。
ピカソは正直なところ「版画だろ」と思っていたのだが、かなり大きな油彩作品が出品されており、アグレッシブな作品ではないものの、好作品というところだろうか。
またこの展覧会もコレクション展のせいか、写真の撮影がほぼ自由であった(一部の資料と絵画、ピカソ作品はNG)。急速に写真撮影当たり前、という風潮が強くなってきたかも。但し、思ったほど撮影している人はいない印象だった(時々、シャッター音がうるさく、そちらの方が気になる)。
これで展覧会めぐりは終了だ。少々早いが、一杯やってから帰ることにしよう。
■東京ステーションギャラリー「鉄道絵画発→ピカソ行 コレクションのドア、ひらきます」。
相笠昌義「東京駅風景・冬」:ドーム屋根のなかった時代の東京駅。さっぱりしている。
本城直季「small planet tokyo station」:どうみてもオモチャにしか見えない、東京駅の写真。
元田久治「Indication-Tokyo Station-」:廃墟と化した東京を描いた作品。
長谷川利行「赤い機罐車庫」:力強い機関車の黒と周囲の赤。
斎藤吾朗「軽井沢駅物語」:ギラギラした色彩の軽井沢駅周辺。アプト式、おぎのやなどの名物も見て取れる。
大岩オスカール「新橋」:異世界の新橋駅。
椿貞雄「鵠沼風景」:まさしく直球の昔の風景画。鮮やかな空の色と土の色がいい。
鄭相和「無題81-6」:テトリスブロックのような形に画面を区切り、隙間から色がにじんでくる抽象作品。
野田裕示す「WORK 1767」:何だか分からないが、力強いニョキニョキが見える。
曽谷朝絵「Circle」:波紋と波動が表現されている。
加納光於「飛行果実I」:パッと見、非常に色彩が鮮やかで素晴らしい。空飛ぶイチゴ生物も面白い形だ。
李禹煥「Dialogue」:白からグレーへのグラデーションで、湯飲みのような形を描いている。
パブロ・ピカソ「黄色い背景の女」:珍しく落ち着いた感じの女性像で、かなり大きな作品。2つの顔が表現されているが、片方はクール、もう片方は微笑みを浮かべているかのように見える。
一点だけ撮影した作品を掲載させていただくと、池田光弘「Untitled」が非常に良かった。色彩の良さと奥行きの深さを感じる絵画である。
コレクション展ということで、それほど期待はしておらず、「鉄道関係の作品が見られれば面白いかな」と思っていた程度なのだが、予想以上に興味深い展覧会だった。鉄道関係の絵画、資料(資料はそれほど多くないが)に加え、現代アートの作品や、ピカソの油彩まで展示されていた。
ピカソは正直なところ「版画だろ」と思っていたのだが、かなり大きな油彩作品が出品されており、アグレッシブな作品ではないものの、好作品というところだろうか。
またこの展覧会もコレクション展のせいか、写真の撮影がほぼ自由であった(一部の資料と絵画、ピカソ作品はNG)。急速に写真撮影当たり前、という風潮が強くなってきたかも。但し、思ったほど撮影している人はいない印象だった(時々、シャッター音がうるさく、そちらの方が気になる)。
これで展覧会めぐりは終了だ。少々早いが、一杯やってから帰ることにしよう。