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新春東京(16)松岡美術館

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やってきたのは、私には全くに会わない土地、白金台である。駅を出て歩いて数分、次の目的地は松岡美術館だ。







一応企画展をやっているというので来てみたのだが、この美術館、常設展示がまず凄い。一階の展示室は大きく「古代オリエント美術(11点)」「現代彫刻(8点)」「古代東洋彫刻(56点)」の3つの部屋に分かれている(他にロビーなどに7点)。

しかも写真が撮影し放題なのである。シャッター音と操作音は消してくれと言われ、また「一応、著作権があるものもありますので、その辺は・・・」という注意はあったが、それにしてもほぼ自由に撮影可能なのである。著作権が明らかに切れていると思われるものを何点か紹介したい(美術館の人、まずかったら言って下さい)。

ロビーにある「ミネルヴァ」:ヘレニズム後期、BC100年頃の作品。



エジプト「彩色人形木棺頭部」:紀元前10世紀ころの作品。



ガンダーラ「菩薩半跏思惟像」:3世紀ころの作品。



■松岡美術館「中国陶磁コレクション 高雅典麗」。2階の展示へ。
「五彩人物楼閣山水図壺」:明時代の、華やかな壺。これを含めて55点の展示がある。



■松岡美術館「松岡コレクション屏風と掛け軸」。こちらは全38点。有名どころでは応挙、狩野探幽、橋本雅邦、下村観山など。



円山応挙「鶏狗子図」:戌年なので、これを紹介しておこう。



観覧者は10数人と、静かな中で見ることができた。東京の人も、そんなに来ない美術館かもしれないが、ここで普通に相当な美術品を見ることのできるありがたみを知ってほしいと思う。ぜひ一度は! お勧めである。



庭に出ると、羊の像があった。


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