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アイヌ料理

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北海道にいながら、アイヌ料理というものを食べたことは無い。また、料理に関する知識もない。今回「UH」という店に行くことになったので、店の情報を見るとアイヌ料理の名前も書いてあったが、全くイメージがわかないため美味しそうな気もしない。

これならフランス、中国はもとより、イタリア、ドイツ、スペイン、韓国、さらにはブラジル料理の方が知識があるくらいだ。ということで、メンバーが店を探してくれたのだが、アイヌ料理を食べてみようという懇親会が開催された。

飲み物は普通にビールでスタートし、通しは鮭切込み(ニシン切込みと同じ感じ)とわさび漬けでスタート。



次がいわゆるアイヌ料理らしい、「アイヌ食プレート」。チタタプ、チポロシトにアイヌのお酒「カムイトノト」だそうだ。チタタプはいわゆる鮭のなめろうのようなもの(味付は薄目)。チポロシトがいももちにイクラを乗せたような方で、こちらの味付けが大変気に入った。酒は日本酒というか、どぶろくの薄目の感じといったら良いだろうか。



次が大物、鹿の熟成肉の炙り焼と行者にんにく入りフランクである。鹿は見た通りの塩焼きだけの感じだが、肉っぽさもあるし、脂身のところも美味い。フランクの方は、行者にんにくはそんなに強くなかったかな。ここだけ飲み物をハイボールから赤ワインに変えて見る。



そして、これは私でも分かる。鮭のルイベだ。最近は鮭もサーモンなんて言って、生食の方が普通になって来たから、久しぶりの新鮮な味だ。



そして鵡川産のししゃもを使ったという天ぷら。オスメス1匹づつだったように思うが、まあ、これはししゃもだよね。



締めは鮭ご飯とオハウという汁物のセット。オハウはあっさりした三平汁という感じか。



ということで、違和感全くなく、美味いものとして食べることができたが、北海道の人間にとっては普通に食べているものも当然多く、特筆すべきところが無いといういい方もあるだろう。やっぱり道外からの観光客に、食べてもらうべきなのだろうか。

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