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20180623ギャラリー巡り

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本日は近美→資料館→富士フイルム→三越→SONY→さいとう→スカイホール→DO-BOX→道新→大丸。ここで小樽に移動し、オーセントギャラリー→小樽芸術村→小樽美術館→小樽文学館→小樽市民ギャラリーの15か所。

■北海道立近代美術館「フランク・シャーマン・コレクション」。もう一度見ておきたくなった。



今日は一説には気温が29度まで上がるという話もあったのだが、全然そんな感じがしない。



■スカイホール「中谷武個展 折り紙に誘われて」。折り紙の折れ目や紙を切った所をモチーフにした絵画で、あまり見たことのない新鮮な印象。

■小樽芸術村「浮世絵展 第2期」。
落合芳幾「時世粧年中行事之内 競細腰雪柳風呂」:女風呂(当時は混浴か?)を描き、若い女性から年配の女性、三助も登場。一角では桶を振り上げての大げんかになっているという面白い作品。
葛飾北斎「浪千鳥」:北斎の春画があったが、眼の書きっぷりが魔夜峰央を思わせる。

春画以外は撮影可能なので、雰囲気だけでも少し。

 

 

今回は浮世絵展(500円)だけ見たが、第3期は久々に全ての展示会場を見ることにしようかな。

ところで、券の購入の仕方が分かりにくいようで、通常の入場券(詳しく分からず)を買っては、「それでは浮世絵展は見られないんです」と言われている人が、前回も含めて何人かいた。それだけ間違う人がいるということは、何らかの形で不親切な状態になっているのではなかろうか。



■市立小樽美術館「中村善策-画風の変遷」。
「マリア館のある風景」:多分、初めて見たのではなかろうか。色々質問しているオジサンがいたのだが、中村善策の作品は油彩以外も含めると350点ほど収蔵されているとのこと。なるべくこれまで展示していないものを、公開してほしいものだ。
「大沼と駒ヶ岳」:山肌の流れるような線がいいと思う。
「小樽の祝津港」:右から左に岬が伸びる図は、あまり中村善策には無いのではなかろうか。

■市立小樽美術館「小樽画壇の煌めき 描きつぐ伝統と発展」。2000年代の作品も1点あったが、概ね昭和に描かれた作品ばかりであった。
白江正夫「小樽港(赤い屋根)」:手前3分の1ほどを占める建物の赤い屋根が、スポーツカーを思わせるような格好の良さがある。
小川清「小樽風景」:昭和63年の作品で、そろそろ滅びへと向かう小樽の巨大な建物群が見て取れる。
小川清「坂の上の建物」:岸田劉生の「道路と土手と塀」の角度を思わせる、小樽の急坂が描かれている。



■市立小樽文学館「亀井秀雄の仕事とこれからの文学館」。
「御訴訟申上候」:亀井の生家にあった訴状や古文書を読み解いた本。



「亀井家に伝わっていた剣術の巻物」:江戸時代のもので、剣術の構え・型に名前がついているようだ。

 

亀井がおおば比呂司を訪ね「弟子になれないか」と言ったところ、おおばは亀井が大学生であることを知り「そりゃあ、もったいない」と断ったエピソードなど、興味深い話がいろいろと紹介されていた。

 

小樽文学館の図書コーナーは改修中のため、古本の閲覧はできない状態になっていた。コーヒーは飲めたので、ちょっと休憩してから、小樽の街に繰り出した。

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