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20130714ギャラリー巡り ウランガラスとは

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本日はギャラリー巡りと言っても彫刻美術館の1か所のみである。

■札幌彫刻美術館「柿崎均展−光のかたち−」。紫外線灯で緑色に光るウランガラスを使った作品が展示されている展覧会である。まずは何も言うまい。ウランガラスの作品を見ていただこう(撮影自由なのだ)。

「シリーズ琳−花(スイレン)」の一部。



「シリーズ琳−キューブ」の一部。


→一番手前のキューブは揺れているため、少しブレて写っている。

どうだろう、この美しい色合いは。あえて全体像は分からないような写真を掲載したので、ぜひ興味のある向きは、本物を見て欲しいものだと思う。

次は「DOGGIE」という作品。ガラスと言えば光が素通しという感じがあるだろうが、小さなガラスを貼り合わせることで形を作り、そこからできる影が非常に面白い作品だ。光というよりは、ガラスと影。そして壁に複数映っている影は、それぞれが肖像画のようでもある。



彫刻美術館にやってくると、今日は何故か非常に大勢の人がいた。3連休だからかなと思っていると、実は作家本人が来場してのアーティストトークの日なのであった。全く知らないで来たのに、時間的にちょうどいいタイミングで、そのままトークを聞くことにした。

色々とご本人の興味深い話があったのだが、ご自身が海外にいて人間関係でも苦労された時には、人物の中心にガラスの魚を配置したり、内面を表現するような作品を作っていたとか。しかし、日本に帰ってきて友人知人と会うようになると、なぜか人物像を作ろうという気持ちが無くなってしまうのだそうだ。ガラスの魚は環境が違う所に置かれると弱ったり、干からびてしまったりする心の象徴ということらしいのだが、そのありようが作家にもハッキリとは分からない中、作品に投影されるらしい。

ウランガラスを使った展覧会は2回目ということで、実際にやって見てさらにイメージが湧いてきた部分があるとか。これからも動きのある展示なども考えているということで、活躍が楽しみな作家である。



この後、床屋さんに行って爆睡してしまい、図書館に立ち寄ってから帰宅。いや、今日も結構暑い。

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