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Channel: 散歩日記X
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帯広詣で(4)

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土曜日は思ったより早く起きられずに7時起床。何となく薄寒い感じがする。朝食を食べ、新聞を読み、しばらくしたところで今回の主目的であるイベント会場へ。坂道を歩いて20分くらいかかるので、全く暑くない気温ながら、多少汗をかく。

イベントではあれやこれやと出し物を見て、昼食。昼食のメニューはジンギスカン、寿司(マグロ、サーモン、玉子)、焼き魚、つくね、タコ焼き、チョコバナナなど、いかにもイベントらしいものであった。

イベント終了後、ちょっと休憩の後、帯広市内へと戻る。時間つぶしに図書館に行ったものの、何だか知らないがやたらと眠い。やはりさっきのイベントで社交的に振る舞ってしまった報いだろうか。本を1冊読む間にも、寝てしまいそうになるほどなのだ。

なんとか17時頃になったので、図書館内にあった中谷有逸「碑(モーゼの門)」を撮影して、外に出る。



さすがに歩いていれば眠くないだろうと良い居酒屋がないかどうか探して歩く。すると、どこかの店の前で菊花石を発見。



そんなこんなでいいタイミングになったのだが、どうにも入るべき店が閃かない。結局、ずいぶん昔から何度も見かけている、函館「A」に入ることにした。店名に”函館”とついているので、場違い感が相当にあるが、店頭の感じが良かったのである。

店に入ると大きな炉端に円形に席が作られている(他にテーブル席、カウンター席あり)。先客は4名とまだ人は少ない。その一角に座り、焼酎ハイボールでスタート。通しは海老焼きが出てくる。これはいい感じだ。



ものによっては相当ボリュームがありそうなので、悩んだ結果、まずはなめたがれい(半分)を注文。焼魚のハーフサイズがあるのはありがたい。焼き台でしばし焼かれた魚が到着。おお、これは美味そうだ。



早速食べて見ると皮は香ばしくパリッとしており、中の白身は全く曇りが無い味だ。これは美味い魚をいい焼き方で仕上げたものだ。焼き台は炭火ではなくロースターなのだが、次から次へと注文をさばく大将のテクニックなのだろう。

よし、次は地元産の十勝マッシュバター焼きだ。こちらは大きな鉄皿にバターの香りと共にマッシュルームがやって来た。もうこれは間違いのない味だね。熱々のところを注意しながら食べると、きのこの旨みばんざいである。ここでブラックニッカハイボールを追加。



この辺で客がグッと増えてきて、炉端の周りはほぼ満席となった。隣のオジサンにならって升酒をもらい、十勝産SPF豚ロース焼きハーブソルティというのを注文(注文するときは、メニュー名が長すぎるので「豚ロース」でお願いした)。





思ったよりサイズが小さかったが、小食の私にはちょうど良いかも。割としっかり焼の豚ロースである。

そして最後に知床鳥の串をタレ味で注文。時間をかけて焼き上げ、仕上げに刷毛でタレを塗った鳥串がやってきた。



おお、これはいいね。焼鳥専門店ではない居酒屋であえて焼鳥を頼むということはあまり過去には無かったが、あちこち(静岡、琴似、そして帯広)で頼んでみて、「料理の美味い居酒屋の焼鳥は、もちろん同じく美味い」説が立証されつつあるような気がする。ぜひ皆さんも、せっかくメニューにあるのだから、普通の居酒屋でも焼鳥を頼んでみてはどうだろうか。

これで勘定をしてもらったが、なかなかリーズナブルで、また店の人の対応が大変良かった。炉端焼きが有名と言えば釧路だが、ときに予想をはるかに超える値段になると聞いたことがある・それならばこの店に来れば安心、明朗会計、そして食べ物も美味いこと間違いなしだ。



メニューが多すぎて、メニューの全貌を把握しきれなかったのだけが残念である。メニュー写真を撮ってきたので、気になるものを列挙する。金華鯖焼き、かんぱちかま焼き、うに焼おにぎり、ワイルドコロッケサンド、まいたけとツブのアヒージョ、長芋丸ごとみそ焼き、銀鱈みそ焼き、レタス豚巻焼などなど。またいつか、この店に来ることであろう。



それから今年の5月1日から店内禁煙。これもこの店に誘われた決め手の一つである。ありがとう!


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