本日のギャラリー巡りは三越→スカイホール→さいとう→富士フイルム→大通→たぴお→時計台→道新→大同→小樽市民ギャラリー→市立小樽美術館→市立小樽文学館の12か所。
■スカイホール「アーティストによる拡げる表現展」。日本美術家連盟北海道地区会員がこれまで取り組んだことのない技法で作成した作品の展覧会。ああ、この人らしいなという作品もあるし、全く違う雰囲気の作品もある。波田浩司「猫」、佐藤仁敬「カーテンの奥」等は新鮮であった。
宮地明人「母子像」:アサンブラ―ジュによる作品。大小の小石を配置して、母子に見立てている。
亀井由利「生きる」:注射器に8色の絵具を入れて配置したもの。中央の注射器のみ空になっている。
■さいとうギャラリー「櫂小品」。
梅津薫「叢光」:ポロックのポーリングを思わせるような(もちろん草であるから、方向性はあるが)草むら。面白い。
■ギャラリーたぴお「26号室展」。
大橋鉄郎「今回の展示での最大展示スペースの提示」:入口から正面の壁を全てホワイトボードで覆った、2584ミリ×4540ミリの作品。バカらしさを褒めよう。
東山清香「誰かの記憶」:チェキ写真を集めたもの。どこか気になる街の風景。
渡辺瑞生「甘エビ戦隊アマレンジャー」:可愛らしい造形だが、もう少し美味しそうだと良いのになあ。
■時計台ギャラリー「−其処は此処です− 大嶋美樹絵自選展」。小樽をテーマにした不思議な風景作品。東京で活動されているそうで、札幌の個展は9年ぶりとか。いい作品を見ることができた。小樽とあって、手前の小高い場所が大きく表現され、そこから坂を下って海に至る風景は、作風は違えども中村善策っぽくもある。
ここで、小樽に移動。
■市立小樽美術館「風景の躍動感 没後30年 中村善策展」。1階では小樽太地社の参加メンバーの作品が展示されている。
中野五一「四天王之内持国天」:これは7年前に芸森で見た作品だ。髪の毛がスーパーサイヤ人になりかかっている所以外は普通の人間が持国天で、踏まれる邪鬼も普通の人間の形をしている。
中村善策「ざくろ」:ざくろの実がカラコロンと音を立てて転がったようにも見える作品。異時同図法という感じなのだ。
中村善策「夕陽」:紫と灰緑色の山に赤い空の小品。新収蔵品らしいが、中村らしからぬ作品。
2階へ移動。
中村善策「山村」:カーブする道に沿って、家が迫ってくるように見える。
中村善策「山籟」:ピンクの土手に木々のデザイン化された描写もあって、どことなくメルヘンチック。
中村善策「村の散歩道」:黒い川に細い橋がかかっている。山の青と緑が見るものを圧倒するね。
中村善策「ポプラの町」:中央に石の2連アーチ橋がかかっている。人工物が存在感を出すのは珍しいのでは。
中村善策「ホロカメットク山」:黄・緑・オレンジ・赤・茶・紫とハッキリした原色の色彩が目立つ。そして白の煙と木の枝が全体を引き締めている。
■市立小樽文学館「北原白秋の小樽・サハリン旅行展」。
渋谷政雄「オタスの印象」:オタスとは樺太式香町の先住民集落のこと。昭和初期の樺太に取材旅行に行ったらしい。
造形:伊藤恵里、剥製:小樽市総合博物館所蔵「白秋らが訪れた樺太・海豹島のロッペン鳥(ウミガラス)・アザラシ・オットセイ」。ロッペン鳥は別名オロロン鳥とも言う。私と友達はあまりの運動神経の鈍さに、体育の先生に「お前ら、オロロン鳥か!」とヒドイことを言われたことがある。
樺太、どんな所だっただろうね。
ロシアといえばサモワール、マトリョーシカ、バラライカである。
ロシアの蕗は巨大。ラワンぶきの仲間なのかな。
旅情感のある楽しい展覧会であった。
小樽駅前に戻り、岡本誠「潮祭り」を撮影。
■スカイホール「アーティストによる拡げる表現展」。日本美術家連盟北海道地区会員がこれまで取り組んだことのない技法で作成した作品の展覧会。ああ、この人らしいなという作品もあるし、全く違う雰囲気の作品もある。波田浩司「猫」、佐藤仁敬「カーテンの奥」等は新鮮であった。
宮地明人「母子像」:アサンブラ―ジュによる作品。大小の小石を配置して、母子に見立てている。
亀井由利「生きる」:注射器に8色の絵具を入れて配置したもの。中央の注射器のみ空になっている。
■さいとうギャラリー「櫂小品」。
梅津薫「叢光」:ポロックのポーリングを思わせるような(もちろん草であるから、方向性はあるが)草むら。面白い。
■ギャラリーたぴお「26号室展」。
大橋鉄郎「今回の展示での最大展示スペースの提示」:入口から正面の壁を全てホワイトボードで覆った、2584ミリ×4540ミリの作品。バカらしさを褒めよう。
東山清香「誰かの記憶」:チェキ写真を集めたもの。どこか気になる街の風景。
渡辺瑞生「甘エビ戦隊アマレンジャー」:可愛らしい造形だが、もう少し美味しそうだと良いのになあ。
■時計台ギャラリー「−其処は此処です− 大嶋美樹絵自選展」。小樽をテーマにした不思議な風景作品。東京で活動されているそうで、札幌の個展は9年ぶりとか。いい作品を見ることができた。小樽とあって、手前の小高い場所が大きく表現され、そこから坂を下って海に至る風景は、作風は違えども中村善策っぽくもある。
ここで、小樽に移動。
■市立小樽美術館「風景の躍動感 没後30年 中村善策展」。1階では小樽太地社の参加メンバーの作品が展示されている。
中野五一「四天王之内持国天」:これは7年前に芸森で見た作品だ。髪の毛がスーパーサイヤ人になりかかっている所以外は普通の人間が持国天で、踏まれる邪鬼も普通の人間の形をしている。
中村善策「ざくろ」:ざくろの実がカラコロンと音を立てて転がったようにも見える作品。異時同図法という感じなのだ。
中村善策「夕陽」:紫と灰緑色の山に赤い空の小品。新収蔵品らしいが、中村らしからぬ作品。
2階へ移動。
中村善策「山村」:カーブする道に沿って、家が迫ってくるように見える。
中村善策「山籟」:ピンクの土手に木々のデザイン化された描写もあって、どことなくメルヘンチック。
中村善策「村の散歩道」:黒い川に細い橋がかかっている。山の青と緑が見るものを圧倒するね。
中村善策「ポプラの町」:中央に石の2連アーチ橋がかかっている。人工物が存在感を出すのは珍しいのでは。
中村善策「ホロカメットク山」:黄・緑・オレンジ・赤・茶・紫とハッキリした原色の色彩が目立つ。そして白の煙と木の枝が全体を引き締めている。
■市立小樽文学館「北原白秋の小樽・サハリン旅行展」。
渋谷政雄「オタスの印象」:オタスとは樺太式香町の先住民集落のこと。昭和初期の樺太に取材旅行に行ったらしい。
造形:伊藤恵里、剥製:小樽市総合博物館所蔵「白秋らが訪れた樺太・海豹島のロッペン鳥(ウミガラス)・アザラシ・オットセイ」。ロッペン鳥は別名オロロン鳥とも言う。私と友達はあまりの運動神経の鈍さに、体育の先生に「お前ら、オロロン鳥か!」とヒドイことを言われたことがある。
樺太、どんな所だっただろうね。
ロシアといえばサモワール、マトリョーシカ、バラライカである。
ロシアの蕗は巨大。ラワンぶきの仲間なのかな。
旅情感のある楽しい展覧会であった。
小樽駅前に戻り、岡本誠「潮祭り」を撮影。