本日は北大総合博物館→芸森→スカイホール→さいとう→大洋の5か所止まり。
■北海道大学総合博物館「タイからワニがやってきた!」。1階にて小規模展示であった。しかし、巨大ワニの頭蓋骨化石を見ると、哺乳類としては絶望感を感じるね。
それから以前、自らをロボットに変えてまで組み合わせの数を求め続けるお姉さんの特集があったが、さらにパワーアップした展示が行われていた。
組み合わせの数(パターン)の共通部分を同一とみなして計算速度を上げる、パターン圧縮がポイントになるらしい。
■札幌芸術の森美術館「アクア-ライン」。なかなか良い展覧会だった。
山田恭代美「そらとみずのあいだで〜みず」:濃い青から白が混じった青までの色彩の変化は、夜から昼への移り変わりでもあり、夏から冬への移り変わりでもある。
国松希根太「SNOWFLAKE」:中央に氷山をイメージした丸太、その周りに流氷をイメージした6つの破片。あちこちにクリスタルのきらめきが見える。なかなかいい、正統的インスタレーションという感じだ。
山田良「海抜ゼロメートル/石狩低地帯」:いや、美術作品でこれほど恐ろしい思いをしたのは初めてだ。
端聡「水への返礼。水に対する私のエンターテインメント」:16個の鉄の箱に乳白色の水を流し、そこに文字や映像を映した作品。自然の姿と同時に、心象風景を表現したものであろう。
前澤良彰「(作品タイトルは日付+地名)」:どうにも白黒写真の意義にピンとこない私であったが、これを見ればその意味合いは一目瞭然だ。やはり白黒写真とは何よりも光と影をとらえる試みなのだろう。白い部分は水や氷、また雲であったりするのだが、周りの状態が異なればそれは黒く見える場合だってある。この相対的な見え方の変化を、写真家は自らの表現としてとらえようとするのかと思った。1作挙げるとすると「20090731172026sapporo」では、黒く見える札幌の街に、豊平川がうねうねと白い光のように見えるのが印象的であった。
蒼野甘夏「BATUCADA」水牛に乗った女性形の大威徳明王。これは手ごわそうだ。日本画の伝統と現代の人間が自然に持つイメージをうまく融合した作品だと思える。
徳丸晋「minamoシリーズ」:水の表面がこのような色と形を取るということを、ぜひ見てほしいものである。
吉成翔子「静かなそよそよ」:可愛らしい植物群と生物だが、これらの背景には「水」があるということだろう。鉄製なので、時に忘れてしまいがちなことである。
世の中、すっかりクリスマス気分なのか? そういえば街に出ている人が多いような気がした。
■スカイホール「札幌スタイル・パサージュ2013 おとなのブルークリスマス」。福井さんのキャンドルを購入。お供え餅風ネコである。
■ギャラリーさいとう「'13〜'14展」。
水戸麻記子「うん・あ」:正月飾りのまゆ玉を顔にした阿・吽の2名。どこからこんなイメージが…
宮地明人「師走」:柿の実かな? 上手い。
泉修次「福の穴」:毎年恒例のおみくじ作品。今年は小吉だった。そういえば、近美の展示室で引いたおみくじは中吉。もちろん、信じているわけではない。
亀井由利「正月」:太陽の赤を地に、金色の円に緑や紫の色彩を散らした作品。これで初日の出に見えるのだから、面白い。
櫻井マチ子「…だったの」:白地に灰色の円と曲線で、これは今年の干支の巳をイメージしたものか。モノトーンは珍しい印象。
佐々木けいし「嫦(こう)」:輪に球を4つつないだ、パッと見に虫めがねのような形。そこにオレンジ・紫・青色を配置して、非常にきれいな作品。
さあ、ギャラリー巡りも残すところ後1回か。
■北海道大学総合博物館「タイからワニがやってきた!」。1階にて小規模展示であった。しかし、巨大ワニの頭蓋骨化石を見ると、哺乳類としては絶望感を感じるね。
それから以前、自らをロボットに変えてまで組み合わせの数を求め続けるお姉さんの特集があったが、さらにパワーアップした展示が行われていた。
組み合わせの数(パターン)の共通部分を同一とみなして計算速度を上げる、パターン圧縮がポイントになるらしい。
■札幌芸術の森美術館「アクア-ライン」。なかなか良い展覧会だった。
山田恭代美「そらとみずのあいだで〜みず」:濃い青から白が混じった青までの色彩の変化は、夜から昼への移り変わりでもあり、夏から冬への移り変わりでもある。
国松希根太「SNOWFLAKE」:中央に氷山をイメージした丸太、その周りに流氷をイメージした6つの破片。あちこちにクリスタルのきらめきが見える。なかなかいい、正統的インスタレーションという感じだ。
山田良「海抜ゼロメートル/石狩低地帯」:いや、美術作品でこれほど恐ろしい思いをしたのは初めてだ。
端聡「水への返礼。水に対する私のエンターテインメント」:16個の鉄の箱に乳白色の水を流し、そこに文字や映像を映した作品。自然の姿と同時に、心象風景を表現したものであろう。
前澤良彰「(作品タイトルは日付+地名)」:どうにも白黒写真の意義にピンとこない私であったが、これを見ればその意味合いは一目瞭然だ。やはり白黒写真とは何よりも光と影をとらえる試みなのだろう。白い部分は水や氷、また雲であったりするのだが、周りの状態が異なればそれは黒く見える場合だってある。この相対的な見え方の変化を、写真家は自らの表現としてとらえようとするのかと思った。1作挙げるとすると「20090731172026sapporo」では、黒く見える札幌の街に、豊平川がうねうねと白い光のように見えるのが印象的であった。
蒼野甘夏「BATUCADA」水牛に乗った女性形の大威徳明王。これは手ごわそうだ。日本画の伝統と現代の人間が自然に持つイメージをうまく融合した作品だと思える。
徳丸晋「minamoシリーズ」:水の表面がこのような色と形を取るということを、ぜひ見てほしいものである。
吉成翔子「静かなそよそよ」:可愛らしい植物群と生物だが、これらの背景には「水」があるということだろう。鉄製なので、時に忘れてしまいがちなことである。
世の中、すっかりクリスマス気分なのか? そういえば街に出ている人が多いような気がした。
■スカイホール「札幌スタイル・パサージュ2013 おとなのブルークリスマス」。福井さんのキャンドルを購入。お供え餅風ネコである。
■ギャラリーさいとう「'13〜'14展」。
水戸麻記子「うん・あ」:正月飾りのまゆ玉を顔にした阿・吽の2名。どこからこんなイメージが…
宮地明人「師走」:柿の実かな? 上手い。
泉修次「福の穴」:毎年恒例のおみくじ作品。今年は小吉だった。そういえば、近美の展示室で引いたおみくじは中吉。もちろん、信じているわけではない。
亀井由利「正月」:太陽の赤を地に、金色の円に緑や紫の色彩を散らした作品。これで初日の出に見えるのだから、面白い。
櫻井マチ子「…だったの」:白地に灰色の円と曲線で、これは今年の干支の巳をイメージしたものか。モノトーンは珍しい印象。
佐々木けいし「嫦(こう)」:輪に球を4つつないだ、パッと見に虫めがねのような形。そこにオレンジ・紫・青色を配置して、非常にきれいな作品。
さあ、ギャラリー巡りも残すところ後1回か。