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Channel: 散歩日記X
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20140125ギャラリー巡り

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本日は大丸→大丸7F→大同→たぴお→時計台→道新→らいらっく→富士フイルム→CAI02→法邑→創→さいとう→スカイホール→三越→NEW STARの15か所。

■ギャラリーたぴお「山下敦子個展」。エビフライのフラちゃんはいつもながらだが、緑地に赤の絵具を雨のように垂らした作品が目を引いた(題名は見当たらなかった)。色彩の対比と複雑な形はまるで森の心臓を表現しているかのようだ。

■時計台ギャラリー「第11回高文連石狩支部美術部顧問展」。
前田健浩「サイコキネシス」:モノトーンで描かれた女性の方から、こちらに向かって飛んでくる鉛筆が描かれた作品。先端恐怖症の人は、思わず目をつぶるかも。ピリピリしたところのある作品。

■らいらっくギャラリー「らいらっく新鋭展 小林麻美展」。行って良かった。
「すでに変容してしまった昨日という世界の中のあなたが見た私」:以前の作品は網目越しに世界を見るようなものが多かったのだが、そこから画面上にドットが描かれる作品に変容しているように思い、その理由を聞いてみた。基本的には、網目もドットもそれほど変わらないもので、ドットはカーテン越しに外界を見るときのイメージのようだ。カーテンには穴があいているところもあれば、地が厚くなって透過しないところもある。また遠くにある外界と至近距離にあるあるカーテンを同時に描く、という意味合いでもあるらしい。

「網目の景色−ゆめのみはじめ−」:夢でもあり、電子的なバーチャル世界でもある。沢山のモニター画面が並んでいるようにも見えるので「昔の悪の組織の本部には、必ず監視カメラの映像を見るモニターが沢山並んでいて、そんな感じですね」と言ったのだが、小林さんにはピンと来ていなかったかも。

■CAI02「宮腰哲子個展”THANK YOU”」。パッと見て、カラフルな色彩と可愛いキャラクターという印象だったが、その楽しい世界の入口は廃墟から始まっていた。入口付近にあるリゾート物件のような建物も鮮やかな色彩で描かれているのだが、窓の中を見ると荒れ放題になっている。また建物の下の谷には、粗大ごみが打ち捨てられている。そこから細い山道をたどっていくと、小熊たちのハッピータウンにたどり着くのである。

小樽出身の作家ということで、小樽の寂れた感じや坂のイメージが投影されているのだろうか。「おもしろうてやがて悲しき…」という感じ。

■茶廊法邑「素描六人展」。
中橋修「内包」:複雑な外観をした建物と、ドアから差し込む明りに銃弾型の物体が浮かんでいる素描が良かった。

東区の方が、少し雪が多い感じがする。



■スカイホール「葛飾北斎 復刻木版画展」。26日までだが、間近で見ることの意義はある。

■ギャラリーNEW STAR「すき 小神野綾香展」。墨の濃淡だけで描いた黒猫など、作品としての力あり。

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