本日は近美→三岸→資料館→市民→丸井→さいとう→スカイホール→三越→らいらっく→富士フイルム→道新→時計台→STV北2条→たぴお→大丸→紀伊国屋→教育大サテライトの18か所。結構回ったものの、地下鉄駅から遠いギャラリーにはなかなか足が進まない。申し訳ない。
■北海道立近代美術館「栗谷川健一展−北海道をデザインした男」。
「牧場の風」:手前に花をドンと描いて、奥に牧場の風景を配している。浮世絵の影響を感じる。
「ジャンプ」:これは1972年ではなくて、1968年札幌オリンピック誘致ポスターである。
「五輪へ」:そして1984年札幌オリンピック誘致ポスター。前回から12年後で成算はあったのだろうか。私も84年から札幌在住なのであるが、全く記憶にない。
「札幌冬季オリンピック招致のための鳥瞰図」:鳥瞰図といっても、遠くに樺太が見えたりはしないくらいのデフォルメ。右手に北大、左手に真駒内が描かれている(麻生の立場は?)。遠くに恵庭岳と支笏湖が見えるのだ。
「白銀の峯」:今でこそ富良野スキー場といわれているが、昔は北の峰スキー場だったんだよな〜。
「はこだて」:函館の街に巨大なシスターがかぶってくる、シュールな味わい。
「ゴードーの直営」:直営の飲み屋のポスターかな。「最高の雰囲気、最低の御費用」というキャッチコピーがいい。
「谷田の日本一きびだんごのパッケージ下絵」:これを栗谷川が描いていたのか。ちなみに谷田製菓は創業101年目らしい。
「味覚の北海道」:昭和23年の札幌の味といえば、ビール、バター、チーズ、リンゴ、トウモロコシ、玉葱、鮭、ホタテ、ホッキ、タラバ、イカ、昆布らしい。まだ札幌ラーメンも有名になっていないし、スープカレーも当然ない。ジンギスカン辺りもまだ一般には広まっていなかったのだろうか。
しかし、高々30年しか札幌に住んでいない身にとっては、栗谷川の作品にみる北海道は「見知らぬ北海道」と言っても良いだろう。
■三岸好太郎美術館「音楽のある美術展5」。今回の来館で今年のスタンプラリーも制覇となった。しかし、今年のプレゼント用図録は興味を引くものが少なかった。妥協して「ジェラール・ディマシオの世界2013」をもらう。
■札幌市資料館「第2回 懐かしのレコード鑑賞会」。リクエストはしなかったが、昔のレコード大賞受賞作のジャケットが飾ってあったのを懐かしく見る。
■札幌市資料館「雪まつり 懐古写真展・ポスター展」。こちらは懐かしの雪像から、「臼に土下座する猿」。2009年にもこれを気に行って写真に撮っていたみたいだ。
■札幌市民ギャラリー「第46回 北海道芸術デザイン専門学校 卒業制作展 同時開催 第13回OB作品展」。
松浦史織「松浦シオリ詩画集「MIST」」:現代風や大正ロマン風の女性を取り交ぜて描いた作品。プロの作品と言っていい。
森近秀人「SUNRISE」:凶暴化した竜というのは良くあるパターンだが…。かなり迫力はある。
野沢桐子「ルシウス的A教授の肖像」:妙に穏やかな微笑みを浮かべた人物だが、鋭い牙をもつ蛇の飾りがついたステッキが表情を裏切っている。
林啓一「大航海」:電動で波打つ海をいかだが進む、林ワールド。
■さいとうギャラリー「山崎由美子個展」。本当は「崎」という字が違うのだが、環境依存文字なので、こちらで代用させていただきたい。
「佇む」:複雑な樹木の緑色と地面のピンク(桜の花びらか?)が良い感じだ。
■スカイホール「道都大学美術部卒業制作・設計展2014」。
森麟太郎「若者の自堕落」:黒い兜の騎士が背中に武器や十字架を背負っている。自堕落というよりは、暴走か。
永井優花里「ダンスマカブラ」:メリーゴーランドを2色で染めた染色作品。微妙に色をずらして染めてあり、上手い効果を出している。
■時計台ギャラリー「道都大学美術学部 初花展 2014」。
高澤皓「流転」:上下のエスカレータを上から描いた作品。すれ違う人という、少々パターンな感じはあるがなかなか。
室谷優歩「五月の光」:少々細部が甘い感じはするが、妙にひたむきな人物よりは、普通の人を描いた感じがいい。
佐藤貴大「忘れられた場所」:大きな謎のホールに白く空虚な木が配置されている。タイトル通りの不思議な場所だ。
■STV北2条ビル「笹森衣里−じかんぐすり−」。
「最果て」:荒野の向うに石造りだろうか、穴のあいた門が見える。
「羽化」「永遠に震える」:タイトルは随分違うが、並べて展示すると対称性がきちんと分かるいい作品。
■ギャラリーたぴお「L.A.TAPIO」。
「作者不明(赤)」:ウネウネと大胆に絵具を散らした作品。手前の楢原作品との相性もいい。
「作者不明(白)」:非常に重層的な立体感を感じる作品。
じつは作者不明問題は解決しており、小林英樹という人の作品だとか。(北海道美術ネットさんより)
■北海道教育大学札幌駅前サテライト「2013年度北海道教育大学岩見沢校修了・卒業制作展 第1期」。
山越美里「clousure」:円形の建物に大胆にクローズアップした作品。
清武昌「引き合う力の形象」:細胞を描いたような抽象画のような作品。12点連絡は偉い。
村田陽菜「float throught」:夜の明かりに浮かぶ街角。
打川大恵「永炎」:シュレッダ屑のようなものを燃やす炎。この大胆な形は速水御舟の「炎舞」への挑戦か。素晴らしいと思う。
■北海道立近代美術館「栗谷川健一展−北海道をデザインした男」。
「牧場の風」:手前に花をドンと描いて、奥に牧場の風景を配している。浮世絵の影響を感じる。
「ジャンプ」:これは1972年ではなくて、1968年札幌オリンピック誘致ポスターである。
「五輪へ」:そして1984年札幌オリンピック誘致ポスター。前回から12年後で成算はあったのだろうか。私も84年から札幌在住なのであるが、全く記憶にない。
「札幌冬季オリンピック招致のための鳥瞰図」:鳥瞰図といっても、遠くに樺太が見えたりはしないくらいのデフォルメ。右手に北大、左手に真駒内が描かれている(麻生の立場は?)。遠くに恵庭岳と支笏湖が見えるのだ。
「白銀の峯」:今でこそ富良野スキー場といわれているが、昔は北の峰スキー場だったんだよな〜。
「はこだて」:函館の街に巨大なシスターがかぶってくる、シュールな味わい。
「ゴードーの直営」:直営の飲み屋のポスターかな。「最高の雰囲気、最低の御費用」というキャッチコピーがいい。
「谷田の日本一きびだんごのパッケージ下絵」:これを栗谷川が描いていたのか。ちなみに谷田製菓は創業101年目らしい。
「味覚の北海道」:昭和23年の札幌の味といえば、ビール、バター、チーズ、リンゴ、トウモロコシ、玉葱、鮭、ホタテ、ホッキ、タラバ、イカ、昆布らしい。まだ札幌ラーメンも有名になっていないし、スープカレーも当然ない。ジンギスカン辺りもまだ一般には広まっていなかったのだろうか。
しかし、高々30年しか札幌に住んでいない身にとっては、栗谷川の作品にみる北海道は「見知らぬ北海道」と言っても良いだろう。
■三岸好太郎美術館「音楽のある美術展5」。今回の来館で今年のスタンプラリーも制覇となった。しかし、今年のプレゼント用図録は興味を引くものが少なかった。妥協して「ジェラール・ディマシオの世界2013」をもらう。
■札幌市資料館「第2回 懐かしのレコード鑑賞会」。リクエストはしなかったが、昔のレコード大賞受賞作のジャケットが飾ってあったのを懐かしく見る。
■札幌市資料館「雪まつり 懐古写真展・ポスター展」。こちらは懐かしの雪像から、「臼に土下座する猿」。2009年にもこれを気に行って写真に撮っていたみたいだ。
■札幌市民ギャラリー「第46回 北海道芸術デザイン専門学校 卒業制作展 同時開催 第13回OB作品展」。
松浦史織「松浦シオリ詩画集「MIST」」:現代風や大正ロマン風の女性を取り交ぜて描いた作品。プロの作品と言っていい。
森近秀人「SUNRISE」:凶暴化した竜というのは良くあるパターンだが…。かなり迫力はある。
野沢桐子「ルシウス的A教授の肖像」:妙に穏やかな微笑みを浮かべた人物だが、鋭い牙をもつ蛇の飾りがついたステッキが表情を裏切っている。
林啓一「大航海」:電動で波打つ海をいかだが進む、林ワールド。
■さいとうギャラリー「山崎由美子個展」。本当は「崎」という字が違うのだが、環境依存文字なので、こちらで代用させていただきたい。
「佇む」:複雑な樹木の緑色と地面のピンク(桜の花びらか?)が良い感じだ。
■スカイホール「道都大学美術部卒業制作・設計展2014」。
森麟太郎「若者の自堕落」:黒い兜の騎士が背中に武器や十字架を背負っている。自堕落というよりは、暴走か。
永井優花里「ダンスマカブラ」:メリーゴーランドを2色で染めた染色作品。微妙に色をずらして染めてあり、上手い効果を出している。
■時計台ギャラリー「道都大学美術学部 初花展 2014」。
高澤皓「流転」:上下のエスカレータを上から描いた作品。すれ違う人という、少々パターンな感じはあるがなかなか。
室谷優歩「五月の光」:少々細部が甘い感じはするが、妙にひたむきな人物よりは、普通の人を描いた感じがいい。
佐藤貴大「忘れられた場所」:大きな謎のホールに白く空虚な木が配置されている。タイトル通りの不思議な場所だ。
■STV北2条ビル「笹森衣里−じかんぐすり−」。
「最果て」:荒野の向うに石造りだろうか、穴のあいた門が見える。
「羽化」「永遠に震える」:タイトルは随分違うが、並べて展示すると対称性がきちんと分かるいい作品。
■ギャラリーたぴお「L.A.TAPIO」。
「作者不明(赤)」:ウネウネと大胆に絵具を散らした作品。手前の楢原作品との相性もいい。
「作者不明(白)」:非常に重層的な立体感を感じる作品。
じつは作者不明問題は解決しており、小林英樹という人の作品だとか。(北海道美術ネットさんより)
■北海道教育大学札幌駅前サテライト「2013年度北海道教育大学岩見沢校修了・卒業制作展 第1期」。
山越美里「clousure」:円形の建物に大胆にクローズアップした作品。
清武昌「引き合う力の形象」:細胞を描いたような抽象画のような作品。12点連絡は偉い。
村田陽菜「float throught」:夜の明かりに浮かぶ街角。
打川大恵「永炎」:シュレッダ屑のようなものを燃やす炎。この大胆な形は速水御舟の「炎舞」への挑戦か。素晴らしいと思う。