■「定食と古本ゴールド」今柊二
今や定食本では定評のある作者だが、自身の学生時代の思い出話も書いている。
■「ロマネスク」瀬尾こると
ファンタジー世界を舞台にしながら、決して安易に流されたのではない魅力あるミステリ。
■「よりぬきただいま食事中」クウネルまんぷく隊・編
いろいろな人が3週間くらいの期間に食べたものの写真&一言コメント集。意外と好き嫌いが多い人が世の中にはいるものだ。絶対に生活を共にするのが無理そうな人も結構いる。
■「図書室の魔法 上下」ジョー・ウオルトン
家族との折り合いが悪く、学校の寄宿舎に行くものの、そこでも生きづらさを感じる主人公の物語。彼女の心のよりどころはSF小説で、本文中に「八冊の本は、決して少ない数ではないけれど、これだけで一週間もつとは思えなかったからだ」などと、読書好きの心を刺す話である。1964年生まれの作者が、主人公も同じ年の生まれに設定しているのだが、我々SF者にとっては、理解の無い親・世間に向かう、まさに『戦友』のように感じられるのであった。ちなみに本文中に登場した本が巻末で一覧になっているのだが、165作中、私が読んでいるのは77作であった。日本未訳の本が結構あるからなあ。
以下、図書館の3冊。
■「相田家のグッドバイ」森博嗣
ある夫婦の生活と死んだ後の後日譚を子供の目から書いた作品。何も起きないとも言えるが、しみじみ来る傑作だ。
■「指名手配」新津きよみ
■「特急こだま東海道線を走る」姫野カオルコ
今や定食本では定評のある作者だが、自身の学生時代の思い出話も書いている。
■「ロマネスク」瀬尾こると
ファンタジー世界を舞台にしながら、決して安易に流されたのではない魅力あるミステリ。
■「よりぬきただいま食事中」クウネルまんぷく隊・編
いろいろな人が3週間くらいの期間に食べたものの写真&一言コメント集。意外と好き嫌いが多い人が世の中にはいるものだ。絶対に生活を共にするのが無理そうな人も結構いる。
■「図書室の魔法 上下」ジョー・ウオルトン
家族との折り合いが悪く、学校の寄宿舎に行くものの、そこでも生きづらさを感じる主人公の物語。彼女の心のよりどころはSF小説で、本文中に「八冊の本は、決して少ない数ではないけれど、これだけで一週間もつとは思えなかったからだ」などと、読書好きの心を刺す話である。1964年生まれの作者が、主人公も同じ年の生まれに設定しているのだが、我々SF者にとっては、理解の無い親・世間に向かう、まさに『戦友』のように感じられるのであった。ちなみに本文中に登場した本が巻末で一覧になっているのだが、165作中、私が読んでいるのは77作であった。日本未訳の本が結構あるからなあ。
以下、図書館の3冊。
■「相田家のグッドバイ」森博嗣
ある夫婦の生活と死んだ後の後日譚を子供の目から書いた作品。何も起きないとも言えるが、しみじみ来る傑作だ。
■「指名手配」新津きよみ
■「特急こだま東海道線を走る」姫野カオルコ