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札幌国際芸術祭(1) 道庁赤れんが

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これまで札幌国際芸術祭の準備の悪さを皮肉って来た私だが、始まった以上、アートファンとして紹介するのが筋であろう。できるだけ情報発信していきたい(できれば応援したいが、内容がダメな場合は応援できないと思う)。

■北海道庁赤れんが庁舎「伊福部昭・掛川源一郎」展。文学展示も辛いが、音楽展示も辛い。
伊福部昭「映画『ゴジラ』ポスター」:何と原作が香山滋だったのだ。出演陣に菅井きんの名前を発見。
伊福部昭「≪ピアノと管弦楽のための「リトミカ・オスティナータ」ピアノリダクション≫」:残念ながら楽譜を見てもどんな音楽か全く想像がつかない人にとっては、どうにも困った展示である。しかし、楽譜の美しさには、相当なものがある。

掛川源一郎「実弟との個人交信誌」:昔は書くものがあふれていた人は、みんな手書きでノートにぶちまけていたんだよな。

掛川源一郎の写真作品には、北海道、とりわけアイヌ民族に関するものが結構あるのだが、千歳市に住んでいた私(アイヌ民族は胆振日高地方に住んでいる人が多く、千歳市は胆振に隣接している)にとっても、あまり身近なことという実感が湧かない。そもそも、この再認識が必要なのではないかと思う。

赤れんが庁舎を出て、目の前の北3条広場(正式名称)へ。ちなみにこの広場にも愛称が付けられており「アカプラ」というのだそうだ。えー、100%定着しないと予言しておこうかなあ…。

ここは札幌舗装道路発祥の地なのだそうだ。



島袋道浩「一石を投じる」。あまりに巨大な一石である。

 

本日はこの広場でハイボールガーデンが開催されており、結構賑わっている。美術ファンはすぐそばにある、豊嶋敦史「Torch」も忘れずに。

 

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