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札幌国際芸術祭(4) 北海道立近代美術館

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■北海道立近代美術館「札幌国際芸術祭2014「都市と自然」」。一部の作品は撮影可能。全体的には非常に興味深い作品もあったが、そうでない物もあったというところか。



岡部昌生「YUBARI MATRIX」:壁の赤い部分は雄別炭礦病院の屋上のフロッタージュ。床面には、北海道炭礦汽船真谷地電力所タービン撤去跡の穴をフロッタージュでかたどったものがあり、ガラス面の上にあがって見ることができる。



スボード・グプタ「ライン・オブ・コントロール(1)」。かなり圧倒的な大きさを持つ作品。かなり見た目は異なるが、佐藤玄々の「天女(まごころ)像」を思い出した。



何となく宗教的祈りの要素もある。

 

神は一歩間違えると簡単に人間など踏みつぶしてしまいそうなところもある。

アンゼルム・キーファー「メランコリア」:「死せる象」という言葉が浮かんできた。
中谷宇吉郎「天然雪・人工雪の写真」:一体どういう条件の違いで、全く違った形の結晶が出来上がるのか。
高谷史郎「Ice core」:氷の円柱を動くカメラで撮影した作品だろうか?(南極の氷を2.5kmほどボーリングして掘り出したものなのだとか) 不思議な美しさがある。

最終室は作品ではないようだが、人によっては「2001年宇宙の旅」の最後の方を思い浮かべるのではあるまいか。



またもや雨が強くなってきた。



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