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Channel: 散歩日記X
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初めての福島(1)

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今回、仕事がらみで初めて福島県を訪問することになった。福島は自然あふれるスケールの大きな所でありながら、おそらくは震災、原子力発電所の事故の傷はいえてはいまい。その視察も含めての訪問である。

早朝に自宅を出発し、新千歳空港から福島空港へと飛ぶ。福島空港については帰りの際に紹介するが、路線は新千歳、伊丹のみ(海外に1路線あるみたい)。場所は主要都市から相当遠いという、何とも使いにくい空港である。



空港からいわき市に移動。到着したところで昼食ということで、日本料理の「TH」という店に連れて行って頂いた。食べたものはもずく酢、イチジクのサラダ、刺身(サンマ、マグロ、カンパチ)、鰈煮付、青森地鶏焼、ご飯、ムール貝? の味噌汁、イチジクのコンポートゼリーのせ、コーヒーと非常に豪華なもの。イチジクは福島名産の果物らしい。

ご飯は1膳しか食べずとも、おかずの豪華さで腹いっぱいになった。ここから福島視察(偉そうに言っているが、連れて行って頂いただけなのだ)で、いわき市から原子力発電所方向へ移動し、とみおか駅へ。

いわき市中心部の放射線量は0.06μシーベルト/時くらいなのだが、北に向かって移動を始めるととたんに1桁上がってくる。途中の市街地部分は除染が進められているようだが、その間の雑木林のような所になると、さらに1桁放射線量が上がる。簡易なガイガーカウンターではあったが、瞬間最高値で2μシーベルト/時は超えていたように思う。

恐ろしさも感じつつ、とみおか駅に到着。あまり何も言うまい。周辺の写真を載せておきたいと思う。

 

あまりの空の青さに、非現実感が漂う。

 

この場所の放射線量は0.339μシーベルト/時。草むらの方に行くと、明らかに数値がアップする。

 

この時、同行者が3名いたのと、他にも来ている人がいたため救われたが、もしたった一人でここにいたなら、かなり危ない精神状態に追い込まれるかもしれないという予感がするほどだった。



帰りの道の駅はトイレは使用可能だが、双葉警察署の臨時庁舎になっていた。何となくこの建物、上方部の筒状の物体が原子力発電所をイメージさせるような気がする。



もう一つちゃんと営業している道の駅に立ち寄り、その後、無事に仕事の打ち合わせを実施し、夕食前に一旦ホテルにチェックインする。体も疲れたが、精神的にも消化しきれないものがある。


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