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Channel: 散歩日記X
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懐かし酒場 第11回

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1年以上放置していたこのシリーズ、久々の第11回である。北24条から南下し、北21条のおでん「S」へと行ってみよう。この店、私が学生時代に開店し、多分29年くらい前に1回だけ行ったことがあるのだ。

1回しか行ったことが無いというのは店のせいではなく、その時べろべろに酔っているオジサンに「昔、オレは○○に勤めててさあ~」としつこく話しかけられ(財閥系の会社だったので、自慢だったらしい)、そういう免疫ができてなかった私は足が遠のいたのであった。

先客は5名とちょうどいい感じ。飲み物は燗酒を注文し、通しは長芋千切りがやってきた。うずらの卵をくずして、酢と醤油をかけて食べる。

 

早速おでんを注文。まずは定番の大根、そして串団子だ。大根は非常に理想的な仕上がり。串団子は魚系の練りもので、すり身の味も主張している。



この店の特徴は見て分かると思うが、味噌味の出汁である。スプーンがついているように、ぜひ飲んでほしいということのようだ。味はかなりあっさりで、薄めの味噌汁という感じだ。なお、練り辛子は店主から「うちのは、辛いから気をつけて」という注意事項が述べられた。

第2段は豆腐。豆腐と味噌の相性はいい。しかし残念ながら1軒目もあって、かなり満腹に近い状態だ。



ということで軽めの具を選択しようと、えのきを注文したところ、汁が大量だった。これはまるで「麺」だ。



何とかえのきを消費しきって、本当はがんもどき辺りも行って見たいところだったが、勘定をする。何と1750円。店主は29年前の記憶の人物だったが、さすがにこちらの顔は分かるまい。年齢は67歳とのことで(他の客が聞いていた)、体に気をつけてお店を続けてほしいものである。



地下鉄の北18条駅まで歩き、すすきのへ移動。ところで札幌市営地下鉄のマーク「ST」って、ちょっと地面に手をついた人のように(orzの逆向き)に見えないだろうか。



頭がもう少し丸いとなあ。

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