本日は大通→道新→時計台→たぴお→法邑→大丸→紀伊国屋→三越→スカイホール→さいとう→丸井→SYMBIOSIS→富士フイルム→CAI02の14か所。
■時計台ギャラリー「安藤和也個展Vol.5」。素晴らしい描写力はもちろんの事、簡単にテーマを読み取らせない深みがある。タイトルは例えば「何を見ているのか、僕は知りたい」と人間の関係性を表しながら、画の中に描かれている人物たちは目もあわさずにコミュニケーションがとれているようには思えないのだ。また、人の体や指の間からもれだしてくる青い光(生命?)と頭蓋骨に代表される死のイメージ。この対称性も目につく所である。
■時計台ギャラリー「藤井康子展」。
「The Lost World II」:初めて時計台ギャラリーで見たときに、スーパーリアリズムの香りがして気になっていた方の作品だ。これはその頃のもので廃車置き場の自動車を描いている。
「Departure」:その後、人物の横たわる作品があり、近年のこの作品は戦闘機の前に赤い下着の女性が立っている画。両テーマを合わせたような感じなのだが、でもやっぱり好きなのはメカニックではなかろうか。
今週の時計台ギャラリーは全室埋まっていないものの当たりの日だ。
■茶廊法邑「Bee hive展 2015」。グループ展であるがゆえに成功している事例だと思う。
吉成翔子「とことこてくてくのびのび」:普段から壁に貼り付けるスタイルの作品だが、今回はことのほかのびのびしている。天井を越えて伸び続け(厳密にはパーツは途中で途切れている)、向こう側の壁に到達してしまったのだ。
松田郁美「bracelet」:いつもの球形がひょうたん型の鉄でつながり合わさっている。
佐藤あゆみ「ここよりももっと」:金属の植物なのだが、小さな葉の部分の色が金属というよりは植物っぽく、接近して見ると良い感じだ。
佐々木仁美「記憶の断片」:四角の形に小さな金属片をピンで埋め込んだ作品。この一つ一つが人間の記憶なのだろうか。
近くの法国公園がおしゃれに改装されていた。
大丸では6階で竹鶴リタの写真展が開催されていた。かなりの人気で画廊で版画を見ていても、「リタの写真展はどこでやっているのですか」と聞きに来る人がいるし、行って見たところ女性軍団で埋め尽くされている状態だった。6階には初めて気が付いたが、あさはらちよじ「To the Future 未来へ…」という彫刻作品が置いてあるのであった。
■スカイホール「石川亨信 凹版画展」。最初、何だこれはと思っても見ているうちに作品イメージが見えてくるのだ。しかしそれは、鑑賞者の内面にあるものでもあるので、イメージ力のある人が見るほど面白い、鏡のような作品群なのかもしれない。
中央のロール紙はアスファルトにインクを塗り、ロール紙を置いて車で10往復ほどひいたというダイナミックな作品。展示室奥の中央にある作品は、私は見た瞬間「水連」だなと思った色彩と形。なかなか面白いね。
■丸井今井「いけばなの根源 池坊展」。作品の前に立つと、手前に葉がのびて見ている人に刺さりそうなくらいの作品が多い。前へ前へ、これが池坊なのかな?
■symbiosis「AQUA-久野志乃×福本双紅 展覧会」。これは見ないわけにはいかない。
久野志乃「あおの発見」:ラフレシアのようになった氷河の中央にたどり着いて見れば、そこには水のある大きな穴があった。いつもながら、すばらしい作品を見ることができた。
■時計台ギャラリー「安藤和也個展Vol.5」。素晴らしい描写力はもちろんの事、簡単にテーマを読み取らせない深みがある。タイトルは例えば「何を見ているのか、僕は知りたい」と人間の関係性を表しながら、画の中に描かれている人物たちは目もあわさずにコミュニケーションがとれているようには思えないのだ。また、人の体や指の間からもれだしてくる青い光(生命?)と頭蓋骨に代表される死のイメージ。この対称性も目につく所である。
■時計台ギャラリー「藤井康子展」。
「The Lost World II」:初めて時計台ギャラリーで見たときに、スーパーリアリズムの香りがして気になっていた方の作品だ。これはその頃のもので廃車置き場の自動車を描いている。
「Departure」:その後、人物の横たわる作品があり、近年のこの作品は戦闘機の前に赤い下着の女性が立っている画。両テーマを合わせたような感じなのだが、でもやっぱり好きなのはメカニックではなかろうか。
今週の時計台ギャラリーは全室埋まっていないものの当たりの日だ。
■茶廊法邑「Bee hive展 2015」。グループ展であるがゆえに成功している事例だと思う。
吉成翔子「とことこてくてくのびのび」:普段から壁に貼り付けるスタイルの作品だが、今回はことのほかのびのびしている。天井を越えて伸び続け(厳密にはパーツは途中で途切れている)、向こう側の壁に到達してしまったのだ。
松田郁美「bracelet」:いつもの球形がひょうたん型の鉄でつながり合わさっている。
佐藤あゆみ「ここよりももっと」:金属の植物なのだが、小さな葉の部分の色が金属というよりは植物っぽく、接近して見ると良い感じだ。
佐々木仁美「記憶の断片」:四角の形に小さな金属片をピンで埋め込んだ作品。この一つ一つが人間の記憶なのだろうか。
近くの法国公園がおしゃれに改装されていた。
大丸では6階で竹鶴リタの写真展が開催されていた。かなりの人気で画廊で版画を見ていても、「リタの写真展はどこでやっているのですか」と聞きに来る人がいるし、行って見たところ女性軍団で埋め尽くされている状態だった。6階には初めて気が付いたが、あさはらちよじ「To the Future 未来へ…」という彫刻作品が置いてあるのであった。
■スカイホール「石川亨信 凹版画展」。最初、何だこれはと思っても見ているうちに作品イメージが見えてくるのだ。しかしそれは、鑑賞者の内面にあるものでもあるので、イメージ力のある人が見るほど面白い、鏡のような作品群なのかもしれない。
中央のロール紙はアスファルトにインクを塗り、ロール紙を置いて車で10往復ほどひいたというダイナミックな作品。展示室奥の中央にある作品は、私は見た瞬間「水連」だなと思った色彩と形。なかなか面白いね。
■丸井今井「いけばなの根源 池坊展」。作品の前に立つと、手前に葉がのびて見ている人に刺さりそうなくらいの作品が多い。前へ前へ、これが池坊なのかな?
■symbiosis「AQUA-久野志乃×福本双紅 展覧会」。これは見ないわけにはいかない。
久野志乃「あおの発見」:ラフレシアのようになった氷河の中央にたどり着いて見れば、そこには水のある大きな穴があった。いつもながら、すばらしい作品を見ることができた。