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灼熱の東京(13) 鎌倉へ

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さて、日曜日の朝だ。昨日は早めに寝たので、何とか体調は良好。朝食は復活後久しぶりのペヤングやきそばである。北海道にいると、どうしてもやきそば弁当を食べるからね。麺細め、ソースは比較的甘酸っぱい味である。

 

さて、本日は7時前にホテルを出発。早くも朝から暑い予感。



有楽町から横浜へ移動し、今回目指すのは初訪問となる鎌倉なのである。



電車に乗っている間は冷房もあり快適。無事に座ったまま鎌倉に到着。ぐんぐん気温は上がっている模様。



ピーク時は歩くことさえ難しくなるという小町通りを通って、まずは鶴岡八幡宮と向かう。さすがに9時前とあって、まだ歩く人もまばらである。

 

鶴岡八幡宮付近に到着。何やら巨大な木の根っこがあるが、平成22年に倒れた大銀杏らしい。



さて、本殿へ向かうと「自転車の乗り入れを禁止」する注意書きがある。いやー、この階段なら大丈夫じゃないか?

 

そして本殿への楼門は改修中なのであった。その横にある宝物殿を見に行くが、国宝のレプリカが沢山あった。

 

特に祈る習慣は無いため、石段を降り、鎌倉国宝館へ。こっちが今日のメインイベントなのである。

 

まずは平常展示「鎌倉の仏像」から。

「薬師三尊及び十二神将立像」:国宝館の中央に三尊、そしてその四方を固める十二神将の配置となっている。薬師如来が平安時代のもの。十二神将は戌神がプロレスの真壁選手のような悪くてイイ顔、寅神が今にも走りだしそうな前傾姿勢、子神が顔に色気のある男という感じ。こちらは江戸時代のものも混じっているため、同じ十二神将の中でも、かなり雰囲気に差がある。

以下は全て鎌倉時代の仏像。
「千手観音菩薩坐像」:建長寺。手がちゃんと揃っており、やっぱり千手観音はいいね。
「倶生神坐像」:円応寺。人の善悪を記録し、閻魔大王に伝える役目の人。いい顔している。
「地蔵菩薩立像」:寿福寺。石のような冷たいすっきり感がある仏像だ。
「須弥壇」:獅子と牡丹唐草の透かし彫りがされている。鎌倉彫の祖型ともいわれるものらしい。

続いて、平成26年度鎌倉市新指定文化財および新収蔵品。
狩野探幽「富士山図」:山の稜線が見事ななめらかさで描かれている。

観覧者は全体で5名ほど。静かに仏像を堪能できた。

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