琴似祭り（１）

本日は琴似で飲むことにした。ギャラリー巡りを終えて、琴似到着。早速、久しぶりの居酒屋「Ｄ」へ行こう。開店すぐだったので、先客はなかったが、最終的には入店できないお客さんもいたので、この店の人気がわかる。

飲み物は伯楽星の蔵で作ったという飛龍から。香りも結構華やかでいい味だ。通しはさつま揚げと切干大根を煮たもの。そして早速刺身盛り合わせを頼もう。

　



正月明けなので「少し多めにしました」という内容は、カンパチ、メバル、タラ、カスベ、イカ、タコ、マグロ、タチ、しめ鯖の９種類。中ではイカの新鮮な歯ごたえと、カンパチの脂ののり具合がよかった。メバルはさっぱりした味だが、他の白身とは一味違う感じだ。

続いて、マスターから「実験ですが良いですか」とカキのムニエルが出された。何でも、孤独のグルメに登場した一品を、明日作らなければならなくなったそうなのだ。実験なのでカキ３個にほうれん草と松の実が添えられている。



むう、これは旨い。料理法もいいが、牡蠣が「無水タイプ」ということで、余計な水分なしで詰められて出荷されたものらしいのだ。これを食べると、カキの隅から隅まで「カキの味」がして、余計なものがないということがわかる。普通に食べるカキは、多分、調理前に水分が多かったということなのだろう。

そしてソースを食べ残してはいけない。孤独のグルメでも五郎さんがパンを注文していたそうだが、こちらも黙っていてパンがついてきた。



ここで酒はぱんだ祭り、そして十四代本丸へ。

最後のつまみは昨年来の課題であった、ササミカツカニソースがけにしよう。



まずはササミカツのポテンシャルが高い。普通のササミに火を通したものだと思ってはいけない。かなりの厚みで、食べても汁気があふれてくるのだ。続いてカニソース。カツに合わせるため過剰なカニの香りは出さず、品よく仕上がっている。それでいて単独で味を見ると、相当なカニの味。なかなかのものである。

よし、この辺で店も混雑してきたし、次に行くことにしよう。今日は洋酒はお預けだ。