東室蘭で乗り換え。ちょっと時間があったので、一瞬、駅の外に出てみた。
何枚か写真を撮影して駅に戻る。次は苫小牧だ。
14時過ぎに苫小牧に到着し、苫小牧市美術博物館へと向かう。途中で「出光カルチャーパーク」なる看板を見かけるが、なんだこれ?
帰宅してから調べると、ネーミングライツということで500万円で命名権を販売し、出光興産が購入したということらしい。これはこれで、地方都市の施策の一つであると思うし、「ネーミングライツ料は、施設の管理運営や市民サービス向上に活用」ということらしいので、期待したい。
苫小牧はちょうど桜が満開の時期だろうか。
桜を眺めつつ、「砂田友治展」へ。
「勇払原野」:明るく色彩豊かな原野。
「まだ還らない」:砂田は人間の生の姿にぐいぐい迫った画家だと思うのだが、どうもそこが趣味に合わない。人間には生の姿だけではなく、やはり社会性のある、後天的に身に着けた振る舞いというものもあるだろうと思うからだ。しかし、一冬で300人が海難に合うという現実から描き始めたシリーズであるという解説もあり、一度はこれらの作品群を描かなくてはならなかったのだろうという理解はできる。
「船と男」:1970年代に入ると、作品の色合いやタッチはかなりマイルドなものに変化する。
「組C」:中央の赤と黒の部分が、三岸好太郎の「悪魔」を思わせる。
「王と王妃」:またこのシリーズが良く理解できない。家族という最小の社会集団を描いたものらしいのだが、なぜ「殿と奥方」じゃないのだろう。王様って、日本じゃピンとこないよね(「殿」に正しくピンとくるかどうかもあるが)。
「勇払原野とウトナイ湖」:こういう作品の方が素直に見ることができる。
同じく苫小牧市美術博物館から「中庭展示Vol.7 岡本光博「UFO after / 未確認墜落物体 その後」」。
青森県立美術館の展示で話題を呼んだ展示の「その後」ということらしい。しなしなになったUFOの「皮」が何とも言えない。
写真左が青森の展示(らしい)で、写真右が今回の展示。
↓
展示を見終わり、苫小牧駅前に戻る。苫小牧駅前プラザegaoは完全閉鎖の模様。駅前に出て最初に見上げる建物が封鎖されているのだから、ものすごく辛いものがある。
エスタもこの3月で閉店。
よし、見るべきものはすべて見た。札幌へ戻ろう。
企画倒れに終わった感のあるこの「小さな旅」。普段とは違う行動をしたので、個人的にはそれなりに楽しかった。しかし、北海道内地方都市の観光というのは非常に厳しい状況にあると思う。JRも便利とはいいがたいし、観光施設も適切に運営できているか疑問の状況だ(個々人の方は、いずれも一生懸命仕事をされていたように思うが)。もしかすると今の観光はツアー形式で飛行機+バスを完全チャーターというスタイルになっているのかもしれないが、そういう興味がないため、良くわからない。
何枚か写真を撮影して駅に戻る。次は苫小牧だ。
14時過ぎに苫小牧に到着し、苫小牧市美術博物館へと向かう。途中で「出光カルチャーパーク」なる看板を見かけるが、なんだこれ?
帰宅してから調べると、ネーミングライツということで500万円で命名権を販売し、出光興産が購入したということらしい。これはこれで、地方都市の施策の一つであると思うし、「ネーミングライツ料は、施設の管理運営や市民サービス向上に活用」ということらしいので、期待したい。
苫小牧はちょうど桜が満開の時期だろうか。
桜を眺めつつ、「砂田友治展」へ。
「勇払原野」:明るく色彩豊かな原野。
「まだ還らない」:砂田は人間の生の姿にぐいぐい迫った画家だと思うのだが、どうもそこが趣味に合わない。人間には生の姿だけではなく、やはり社会性のある、後天的に身に着けた振る舞いというものもあるだろうと思うからだ。しかし、一冬で300人が海難に合うという現実から描き始めたシリーズであるという解説もあり、一度はこれらの作品群を描かなくてはならなかったのだろうという理解はできる。
「船と男」:1970年代に入ると、作品の色合いやタッチはかなりマイルドなものに変化する。
「組C」:中央の赤と黒の部分が、三岸好太郎の「悪魔」を思わせる。
「王と王妃」:またこのシリーズが良く理解できない。家族という最小の社会集団を描いたものらしいのだが、なぜ「殿と奥方」じゃないのだろう。王様って、日本じゃピンとこないよね(「殿」に正しくピンとくるかどうかもあるが)。
「勇払原野とウトナイ湖」:こういう作品の方が素直に見ることができる。
同じく苫小牧市美術博物館から「中庭展示Vol.7 岡本光博「UFO after / 未確認墜落物体 その後」」。
青森県立美術館の展示で話題を呼んだ展示の「その後」ということらしい。しなしなになったUFOの「皮」が何とも言えない。
写真左が青森の展示(らしい)で、写真右が今回の展示。
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展示を見終わり、苫小牧駅前に戻る。苫小牧駅前プラザegaoは完全閉鎖の模様。駅前に出て最初に見上げる建物が封鎖されているのだから、ものすごく辛いものがある。
エスタもこの3月で閉店。
よし、見るべきものはすべて見た。札幌へ戻ろう。
企画倒れに終わった感のあるこの「小さな旅」。普段とは違う行動をしたので、個人的にはそれなりに楽しかった。しかし、北海道内地方都市の観光というのは非常に厳しい状況にあると思う。JRも便利とはいいがたいし、観光施設も適切に運営できているか疑問の状況だ(個々人の方は、いずれも一生懸命仕事をされていたように思うが)。もしかすると今の観光はツアー形式で飛行機+バスを完全チャーターというスタイルになっているのかもしれないが、そういう興味がないため、良くわからない。