本日は彫刻美術館→宮の森美術館の2か所。彫刻美術館への坂道は全く日影がないという妥協のない暑さ。なるべく汗をかかないようにゆっくり歩く。
■札幌彫刻美術館「アフリカの仮面と彫像展」。普段の展覧会からは意外な感じもあるが、芸術の森の橋本信夫・邦江コレクションを公開する展覧会である。橋本信夫と言えば「動物のお医者さん」の漆原教授のモデルと言われる、アフリカ美術のコレクターである。展覧会は写真撮影可能だったので、あまり載せ過ぎにならない範囲で、展示作品を紹介したい。
左「キシ族の彫像”ポムド”」、右「メンデ族の彫像”ノモリ”」:どことなくビリケンを思わせる風貌。
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「セヌフォ族の薬壺」:何となく埴輪にこういう動物っぽいのがありそう。
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「セヌフォ族の多目的布」:地球に異星人が来ていた証拠(ではないと思う)。
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「セヌフォ族の仮面”カグバ”」:龍に乗った猿を思わせる像である(実はアンテロープとカメレオンの形を複合させたものらしい)。ところでこれ、井尻哲男というアフリカ美術コレクターのコレクションなのである。まさか橋本信夫以外のコレクターがいるとは思わなかった。
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左「プヌ族またはルンボ族の仮面”オキュイ”」、右「プヌ族またはルンボ族の仮面」:どことなく、能面の雰囲気もある。
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「アシャンティ族の女性像”アクアバ”」:三岸好太郎の画にこんな人、登場していたような…。
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私はこの記事で「○○に似ている」という表現を多く使っているが、これは今回の作品に独創性のないことを非難しているのではない。現実に無いような不思議な姿を作っても、やはり別の国で同じような形のものを作る人がいるという、普遍性に興味があるのだ。多産や五穀豊穣を願う気持ちや、魔よけのおまじないには共通するところがあるのだろうが、それがこういう形となって結実するのは面白いものである。
なお、記念館の常設展は一年を通じて展示替えが無いようにもとれる今年の年間スケジュールだが、10月頃に展示替えがあると館の方が言っていた。
■宮の森美術館「森山大道写真展」。こちらも写真撮影が可能な展覧会である。
「犬と網タイツ」:写実が好きなため、写真もブレがなく、ものの形がはっきりと見えるものが好きなので、今回の展示の中ではこのシリーズが一番良かったように思う。
■札幌彫刻美術館「アフリカの仮面と彫像展」。普段の展覧会からは意外な感じもあるが、芸術の森の橋本信夫・邦江コレクションを公開する展覧会である。橋本信夫と言えば「動物のお医者さん」の漆原教授のモデルと言われる、アフリカ美術のコレクターである。展覧会は写真撮影可能だったので、あまり載せ過ぎにならない範囲で、展示作品を紹介したい。
左「キシ族の彫像”ポムド”」、右「メンデ族の彫像”ノモリ”」:どことなくビリケンを思わせる風貌。
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「セヌフォ族の薬壺」:何となく埴輪にこういう動物っぽいのがありそう。
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「セヌフォ族の多目的布」:地球に異星人が来ていた証拠(ではないと思う)。
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「セヌフォ族の仮面”カグバ”」:龍に乗った猿を思わせる像である(実はアンテロープとカメレオンの形を複合させたものらしい)。ところでこれ、井尻哲男というアフリカ美術コレクターのコレクションなのである。まさか橋本信夫以外のコレクターがいるとは思わなかった。
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左「プヌ族またはルンボ族の仮面”オキュイ”」、右「プヌ族またはルンボ族の仮面」:どことなく、能面の雰囲気もある。
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「アシャンティ族の女性像”アクアバ”」:三岸好太郎の画にこんな人、登場していたような…。
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私はこの記事で「○○に似ている」という表現を多く使っているが、これは今回の作品に独創性のないことを非難しているのではない。現実に無いような不思議な姿を作っても、やはり別の国で同じような形のものを作る人がいるという、普遍性に興味があるのだ。多産や五穀豊穣を願う気持ちや、魔よけのおまじないには共通するところがあるのだろうが、それがこういう形となって結実するのは面白いものである。
なお、記念館の常設展は一年を通じて展示替えが無いようにもとれる今年の年間スケジュールだが、10月頃に展示替えがあると館の方が言っていた。
■宮の森美術館「森山大道写真展」。こちらも写真撮影が可能な展覧会である。
「犬と網タイツ」:写実が好きなため、写真もブレがなく、ものの形がはっきりと見えるものが好きなので、今回の展示の中ではこのシリーズが一番良かったように思う。