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寒い帯広(2)

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帯広美術館に到着。



■帯広美術館「見る、感じる、アートのチカラ」。地元の画家から、かなり有名な方までカバーする、帯広美術館のコレクション展。観覧者が一桁だったので、落ち着いて見ることができた。また、撮影可能だったので、一転撮りのものは避けていくつか写真を公開する。

一番奥に見える近藤みどり「慰する旅人I」がなかなかいい。



中央には岡沼淳一「MONSOON」。



右端の出店久夫「地と母子像」は写真をコラージュして着彩したもの。何となくダリを思わせる。



この他、一原有徳、横尾忠則、フランク・ステラ、リクテンスタイン、ローゼンクイスト、神田日勝、羽生輝、矢柳剛等の作品があった。佐野まさの「100本のマッチの中で最も美しい1本」という作品は、キャンバス一杯にマッチ棒だけが1本描かれたもの。マッチの軸にはささくれがあり、美しいとは何なのか、考えさせられる作品だ。

■帯広美術館「知られざる五十三次-歌川広重と「行書東海道」の世界」。いわゆる「東海道五十三次」と聞いて思い浮かべるのは、「保永堂版」らしい。今回の「行書版」は日本橋こそ橋の姿に変わりはないが、箱根にはあのそびえたつ山がなく、蒲原には雪がないというイメージとは異なる作品。それでも55枚そろいの展示は見ごたえがあった。

入口の所に、旅姿セットがあり、記念撮影ができるようになっている(やらなかったが)。

 

美術館を出て、百年記念館へ。



百年記念館では、「川西・大正・帯広合併60周年記念写真展」が開催されていた。ここには昔の写真が相当枚数あるらしい。

 

帯広市立図書館に戻り、地域資料展示「2017街中散歩」を見る。ごく小規模の展示だったが、マンホールの図柄などには私も興味がある。



図書館で本を2冊読み、そろそろ街中方面へ向かうかと外に出たところで、ついに小雨が降ってきた。



おっとっと、これも忘れてはいかん。

■帯広市民ギャラリー「帯広版画協会展」。
兼平浩一郎「窓からの眺め」:画面の中に窓様の台形があり、星空が見えている。異世界の星空にも、現在ではない星空にも見えるいい作品。

■帯広市民ギャラリー「柏華会展」。
本間輝子「清命燁々」:炎が舞い踊るかのような染色作品。赤のバリエーションが効いている。

 

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