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Channel: 散歩日記X
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ちょうどいい東京(8)

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東京藝大方面から国立西洋美術館に戻り、とりあえず常設展も眺めておく。

14世紀シエナ派「聖ミカエルと龍」:イジメ、ダメ、ゼッタイ。どうしても龍と正々堂々戦っているように見えない。



特集展示は「≪地獄の門≫への道 ロダン素描集「アルバム・フナイユ」」:「地獄の門」のマケット(第三構想)が展示されていた。

 

ウィリアム・アドルフ・ブーグロー「音楽」:新収蔵作品として展示されていたが、2015年に購入したもの。事前準備にそれくらいかかるのだろうか。



ベルト・モリゾ「黒いドレスの女性(観劇の前)」:こちらは2017年購入だった。



ラファエル・コラン「楽」「詩」:おお、コランを購入したのか。

 

まあ、こんな所だろうか。

疲れてきたが、上野から新橋に移動、さらに歩いて汐留へ。

■パナソニック汐留ミュージアム「カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち」。カンディンスキーの作品を時代を追って見られると思っていたのだが、出品作が少なかった…。終わってから「色の冒険者たち」ということで、それ以外の画家の作品が多く展示されている理由も分かった…。

ジョルジュ・ルオー「縁日」:人物表現が三岸の「オーケストラ」に近いものがある。
ヴァシリー・カンディンスキー「水門」:かなり濃厚な緑色を用いた風景画。カンディンスキーが描く必然はないが、いい作品だ。
ヴァシリー・カンディンスキー「商人たちの到着」:ドラマティックな場面でありながら、平面的な色彩が後の作風を感じさせる。

ヴァシリー・カンディンスキー「夕暮」:ヴァロットン的な黒を使った作品。
ヴァシリー・カンディンスキー「「E.R.キャンベルのための壁画No.4」の習作(カーニバル・冬)」:カラフル。抽象が入って来た。
ジョルジュ・ルオー「月明りモンタナの思い出」:ピンクを用いた雰囲気のある夜。ルオーもいい作品あるんだよな。
ヴァシリー・カンディンスキー「活気ある安定」:真鍋博を思わせる、明るい未来的作品。



これにて美術館巡りは終了。後はちょっと飲んで、帰ろう。

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